「よく喋る」SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
よく喋る
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新作かと思ったらTVのスピンオフというか、スペシャル枠だったようだ。
古典というかオーソドックスなシャーロックを期待していったので、少し肩透かしな感じだった。
おまけに、今回はなんというか時間的な概念を連結させる必要があったみたいで…ま、元が現代におけるシャーロックなので、仕方がないのだろうが。
なので、途中で選択を誤ると話しが面倒くさくてしょうがなくなる。
オマケに会話劇かと思うくらい、台詞の応酬があり、字幕を追うのに終始してしまうと、いや…終始してしまうのだが、追いつけなくなると、厄介極まりない。
そもそも、根底にあるのはどっちのシャーロックなんだと。
何がどうゆうキッカケでリンクして、入れ替わって、また戻り、それは事件にどういう影響を及ぼすのか?
…ぶっちゃけ、及ぼさない。
「血塗られた花嫁」は新作のプロントであったらしい。
ならば、モリアーティとか現代のシャーロックとかも所謂「創作」なわけである。
一応、推理のネタ明かし的な事はするので、サスペンスとしての定石はクリアしてる風ではあるのだが…まあ、食い足りない。
終演後にオマケのインタビューがあって、「驚くべきご都合主義で、しかもタイムトラベル物というヤバイ作品」と主役が言ってた言葉に尽きる。
だけど、TVシリーズの集大成としては王道だったと思う。
海外はまだドラマの地位も需要も高く羨ましい限りだ。
…全く、恥ずかしいくらい日本のドラマはつまらん。
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