「世界観はゲームそのもの。愛する者を守る戦いの行く末。」ウォークラフト 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
世界観はゲームそのもの。愛する者を守る戦いの行く末。
【賛否両論チェック】
賛:人間とオークの全面戦争の中で、愛する者を守ろうとする登場人物の姿が、人間側とオーク側の双方から描かれるのが印象的。スケールの大きい戦闘シーンも圧巻。
否:世界観は好みが分かれること必至。終わり方もまた然りか。登場人物も多いので、結構混乱しそう。
片や、オークとして人間界に迫りながら、グルタンのやり方に疑問を抱き、愛する家族を守ろうと孤軍奮闘するデュロタン。片や、人類の最後の砦として最前線で戦いながら、大切なものを守ることに葛藤を続けるローサーやメディヴ、そしてカドガー。それぞれの立場での様々な苦悩が、壮大なスケールの中で群像劇のように描かれていきます。
一方で、オークや魔法使いが群雄割拠する世界観はまさにゲームそのものなので、RPGなんかが好きじゃないと、イマイチ楽しめないかも知れません。
フルCGの戦闘シーンも、圧倒的なスケールで描かれ、手に汗握ること請け合いです。ゲーム好きな方は勿論、それ以外の方も是非ご覧下さい。
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