ヘイル、シーザー!のレビュー・感想・評価
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みんな役者やねえ〜〜(笑)
時代背景になってるハリウッドの赤狩りの史実を知らないと
ちょっとポカンとなってしまうかも知れないけど
そこを差し引いても、
ジョージ・クルーニーの情けない親父っぷりをはじめ
チャニング・テイタムやスカーレット・ヨハンソンの映画シーン
「踊る紐育」や「水着の女王」なんかを
観た事ある人にはホントに楽しい楽しい〜〜。
オールデン・エアエンライクの西部劇アクションに至っては
今時それ出来るんだ!と、
日本映画におけるチャンバラの殺陣に感心する様な気分で
本当に凄くて楽しかった!
(吹き替えかもしれないけど〜そこは定かでないです)
会話の毒の部分も適度に効いてて流石だな〜〜と思いました。
懺悔すればいいのか!
2022年12月24日
映画 #ヘイルシーザー!(2016年)鑑賞
コーエン兄弟が古き良き時代?のハリウッドの製作・撮影のドタバタ劇を豪華出演者で撮ったもの
映画愛がありふれている映画だし、撮影シーンなんてとても豪華
主演の #ジョシュ・ブローリン が渋い
人柄の勝利
コーエン兄弟らしい、捉えどころのないような与太話。
面白い!ってわけじゃないけど、なんか見ちゃうみたいな。
少なくとも監督の映画に対する愛は伝わってくるし
なんて言うんだろう、どうしようもなくダメなやつなんだけど愛おしいというか。
個人的には訛りのきついアクション俳優の人がいちばん好きだった。
ブルーノートのクール・ストラッティンを思い出した。
1950年代のレッド・パージ時代のハリウッド映画界を描いたコメディーだと思う。
僕は生まれていないので、当事者ではないが、今は亡き我が親父は、レッド・パージにあった。親父はノンポリだったので難を逃れたが、同じ労働者の仲間から、仲間外れに合う事も何回もあった。
この映画の演者達がブラックコメディーの如く演じている事が、当時は真剣に運動していた者もいると言うことである。エデンの東のエリア・カザンやチャーリチャップリンの経歴を参照するのも良いと思う。
まぁ、それは兎も角、この映画は当時の映画をそのまま単純に使うのではなく、全てオリジナルとして、再現しているのが、すごいと感じた。もう少しそちらだけで、締めくくれば良かったのにと残念に思う。ブルーノートのクール・ストラッティンを思い出した。しかし、ハリウッドの商業主義映画は大なり小なり、演じる者や作る者を搾取してきたことは間違い無いと思う。今となってはどーでも良いことだが。
しかし、その流れは途絶えてはいな
いと思う。残念ながら。鑑賞する場合、それをあまり考えない方が無難だと思う。エンターテイメント何だからね。映画なんかで社会は変えられない。
思考がちょっとおもしろい
んだこれ?
なんだが、個人的には好き。
これほんと、なにやってんだろう、がずっと続く。そして最後までいく。そこに文句を言うのも、おもしろがるのも、たぶんどちらでもいい。
どの方向にもベクトルが振れない、それは作品中で徹底している。最たるシーンでいうと、へイルシーザーのクライマックス撮影で、ジョージクルーニーが名セリフをまさに演じ切ろうかというところ、セリフど忘れでカット。これ、セオリーでいくと鑑賞者を飲み込めるところだけど、放り出している。
このマヌケな間を、見えずづらいけど確実に意図してる。何の意味があって?と思うけど、感覚的にそこに引っかかってしまっている、その思考がちょっとおもしろい。その点、ビッグリボウスキが近いのかな、おそらく着眼点のずれを狙ってやってる。ま、これ評価はされない、だろうな。。
「ザ・プレイヤー」の再来
これだけのキャストに、この監督。当然、楽しみにして見たけど、全然 安っぽい映画でした。悔しかったので、もう一度見ました。しかし、やはり結果は同じ。昔、「ザ・プレイヤー」って言うティム・ロビンス主演の舞台が、ハリウッド映画業界のサスペンス映画があったけど、その映画を思い出しました。その映画も、たくさんの名俳優がいたけど、出来は残念でした。
キャストの中身が良ければ、いい映画が出来るとは限らないって教訓が、勉強になりました。
ブラックコメディ
コーエン兄弟の作品にはヲタク気質が詰まっている。
毎回作中に少しブラックなテーマを織り込み、特にコメディを描くときにはそのブラックさが濃くなる傾向がある。
本作も1950年代のハリウッドスタジオの黄金期後半を舞台にスタジオ崩壊と資本主義、さらには宗教的な皮肉も入った内容の濃いコメディに仕上がっています。
コメディ
コメディというジャンルは映画界でも極めて難しいジャンルとされています。それゆえ、コメディ映画のスターは限られているし、コメディを撮れる監督も限られています。さらにブラックコメディとなると、さらに死のうが卓越した一握りの監督にしかできないことです。イニャリトゥがメキシコから才能をひけらかしてる現在ですが、コーエン兄弟はその中でも何本もの良作をコンスタントに世に送り出している素晴らしい監督です。
まず、一番印象に残るのはキャスティング。本作では、親交の深い大物を多く使って、ハリウッドの黄金期をパロディ満載に作り上げていますが、コーエン兄弟作品で自分が好きなのはサブキャラクターです。本作でも、掃除のおばちゃんや、秘書のレディー、エキストラの役者など、そのシーンを印象的かつ、見た目を面白くする役者が揃います。
脚本
ブラックコメディというジャンルのそのブラックの部分を表現するための演出、セリフがコーエン兄弟の醍醐味。ストーリーには直接関係ないが、コメディ部分と相まって、舞台となっている時代の歴史や、宗教的ジレンマを表現してリウのが見応え十分。観直してもなんども楽しめるのが長く愛される理由。げんこ的なこだわりも尋常ではないので、作品によって異なるワードのチョイスや、アクセントの違いなどは英語で見ることでさらに楽しめること間違い無いでしょう。
撮影
コーエン兄弟の撮影監督といえばこの人。ロジャー・ディーキンス。コメディからサスペンス、SF、ウエスタン、アクションまでここまで完璧に作り上げることのできる人はいないでしょう。完璧としか言いようがない照明とフレーミングはそれだけで、映画館に行く価値がある。
次回のコーエン兄弟とのコラボレーションが楽しみ。
コーエン兄弟の作品はこれからもたくさん紹介したいので、今日はこの辺で。
演技下手な俳優が1番
思ったより、面白くなかった…
何を言ってるのか途中でわからなくなってきたし飽きた。
でも、スカーレットヨハンソンとチャニングテイタムとハンソロ役をする名前が忘れた…あの子は良かった!
演技下手でセリフを何回も練習するシーンは笑った!
古き良き?ハリウッド映画の時代
予告編からして可也スピード感のあるコメディーのように想像していたけど、実際はスタジオ撮影や看板スター、また米ソ対立といった、裏で政治も見え隠れするような、昔のハリウッドの様子が、ユーモアも交えながら見られる作品、といった印象を受けた。
また同時に、主役のジョシュ・ブローリンが航空機産業にヘッドハンティングを打診される中で、浮ついたと言われる映画産業に対する自分の想いを振返り、「面倒だけど、映画好きなんだよな」と思い新たに仕事に戻るといったところも、映画賛歌的な作品だと感じた。
観るのも演るのもマニアック
ハリウッド映画最盛期の1950年代のとある大手の製作会社の責任者ジョシュ・ブローリンは、所属女優や監督のゴシップの後始末に奔走する日々。
相変わらずトラブルの山に四苦八苦する最中、スタジオが最も肝入りで製作していたローマ史劇のスペクタクル超大作の主演俳優ジョージ・クルーニーが共産主義者グループに誘拐する事件が発生し、スター奪還に一肌脱ぐクライム喜劇。
オスカー監督であるビッグネームの最新作にも拘わらず、静岡ではマニア映画の聖地・サールナートホールでヒッソリ上映していたぐらいだったので、期待度ゼロで鑑賞したが、
「解る人に解りゃイイ」と観る客を選ぶ開き直り精神は、ブレてなくて、かえって潔いぐらいだ。
ミュージカル、西部劇、時代劇etc. 最も活気に溢れていた映画産業の華やぎの片隅で、共産主義者を弾圧していった悪名高き“赤狩り”が垣間見えていく。
云わばハリウッドの光と闇を兄弟特有の皮肉屋スピリッツで小突く世界観は面白いけど、観終わると清純派ミュージカル女優スカーレット・ヨハンソンの美貌&裏の顔以外、何も印象は残らない。
良い意味でも悪い意味でも、大衆娯楽の典型とも云えよう。
訛りがキツい若手俳優の演技を大物監督がイライラしながらダメ出しして矯正したり、ゴシップ誌記者のティルダ・スウィントンが瓜二つの双子姉妹で相手が混乱するetc. のシーンは、昔、コント55号やドリフのコントでよくネタにしていたオーソドックスなギャグで、ベタベタでも1周廻って笑ってしまう。
ゆえに、懐古的な了見で向かい合えば、其れなりに楽しい映画なのかもしれない。
では、最後に短歌を一首
『星いずこ 浮わつくイモの 後始末 夢に追われし 真っ赤な博打』
by全竜
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