「ブルーノートのクール・ストラッティンを思い出した。」ヘイル、シーザー! マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルーノートのクール・ストラッティンを思い出した。
1950年代のレッド・パージ時代のハリウッド映画界を描いたコメディーだと思う。
僕は生まれていないので、当事者ではないが、今は亡き我が親父は、レッド・パージにあった。親父はノンポリだったので難を逃れたが、同じ労働者の仲間から、仲間外れに合う事も何回もあった。
この映画の演者達がブラックコメディーの如く演じている事が、当時は真剣に運動していた者もいると言うことである。エデンの東のエリア・カザンやチャーリチャップリンの経歴を参照するのも良いと思う。
まぁ、それは兎も角、この映画は当時の映画をそのまま単純に使うのではなく、全てオリジナルとして、再現しているのが、すごいと感じた。もう少しそちらだけで、締めくくれば良かったのにと残念に思う。ブルーノートのクール・ストラッティンを思い出した。しかし、ハリウッドの商業主義映画は大なり小なり、演じる者や作る者を搾取してきたことは間違い無いと思う。今となってはどーでも良いことだが。
しかし、その流れは途絶えてはいな
いと思う。残念ながら。鑑賞する場合、それをあまり考えない方が無難だと思う。エンターテイメント何だからね。映画なんかで社会は変えられない。
コメントする