ぼくのおじさんのレビュー・感想・評価
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淡々と
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松田は兄夫婦の家に居候し、週1で大学の哲学の非常勤講師をしている。
ぐうたらな駄目男だが、独特なので甥の少年が宿題の作文に書く。
そして追い出すために兄嫁が持ち出した見合い相手の真木に一目ぼれ。
真木はハワイでコーヒー園を経営していて、やがて帰国。
松田はハワイが当たる缶ビールを買いあさり、また空き缶を拾いまくり応募。
しかし外れて落胆したところ、少年の作文が入選してハワイ旅行が当たる。
こうして共にハワイに行くと、近所の菓子屋の若旦那と遭遇。
若旦那は真木の元彼で、ヨリを戻すために来ていたのだった。
最初は自分が結婚したくて敵対していた松田だったが、
若旦那が真木のために密かに力を尽くしていたことを明らかにし、敗北。
少年は叔父を少し見直すが、でも相変わらずダメダメな叔父だった。
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通称「ぼくおじ」。
劇場で見た。劇場は基本アクションと決めてるが、いいのが無かったため。
松田がトボけた感じでハマってたが、ダメダメ過ぎる。
まあ何ということのない映画だったが、割と笑い声は聞こえてた。
前半は”ぼくのおじさん”、後半の主役はエリー
前半はそれなりに面白かった。
学校で家族についての作文を書く宿題が出たゆきお。ゆきおが題材に選んだのは居候のおじさん。
作文っぽく語られるおじさんの生態は面白い。
後半、ハワイに行ってからはかなり退屈。
“ぼくのおじさん”に興味があるのから観たのであって、エリーにはそんなに興味がない。
それをエリーの元恋人やコーヒー農園まで彼女の人生を掘り下げて、そのせいでおじさんの出番も減って、とにかく退屈。
出番は少ないけれど、辛辣でまとを得た発言をするゆきおの妹が良かった。
それと、コーヒーの収穫の大変さがちょっと分かった。
ぼくの甥は利発。
や~面白かった。なんなんだ、このおじさん(^^;龍平ハマりすぎ。
芥川賞作家の北杜夫が自身をモデルにした児童文学らしいのだが、
そのぐうたらぶりはたいしたもの。彼のことを作文に書く雪男役
の大西利空の利発な愛らしさも相まって見事なバディムービーに。
前半の迷惑おじさんぶりが後半ハワイでどう変化するのかと期待?
するもやはり変化なし。とはいえ、映画向けにとってつけた様な
展開のラブコメを片っ端に追いやったおじさんのキャラクター性
が一ミリも動かないことで安心して観ていられるという不思議さ。
またこれで寅さんみたいなシリーズ(まぁTVドラマでもいいけど)
が出来てしまうんじゃないだろうかと思った。昭和の風情も満載。
(脚本が春山ユキオになっているのにワォ!(^^;最後まで笑わせる)
ゆる〜い
まったりゆったりした作品で、恋模様はちょっと寅さんぽいなと思いました。
実際いたら困るけど見てる分には面白いのでいろんな物語をいろんな角度でみてみたいキャラクターでした。
ゆきおくんがいい
ぐうたらなおじさんの日々を甥であるゆきおくんが日記として綴る形で物語は進行します。おじさんほもちろん家族全員話し方が微妙に変でいい具合に楽しかった。小ネタ満載でクスッと笑えるシーンがたくさんありました。ほのぼのとする映画です。
エリーさんの話の終わり方はもう少しな気がしますが、、、戸田恵梨香先生との話、確かに続きが読みたくなるそんなおじさんでした。
ゆきおくんのかわいくてしっかりしたキャラクター、おじさんの屁理屈ばかりの変わった性格の噛み合わせが心地好かったです。
よかった
初めて読んだ小説がこの映画の原作で、小説の面白さを初めて体験した作品なのでとても楽しみだった。しかしおじさんのイメージが車だん吉かなぎら憲壱だったので、松田龍平は違いすぎて不安だった。しかし見ていると飄々とした感じがとてもよかった。
子供が全く子供らしくなく、おじさんが子供っぽくてそのギャップを描こうとしているのかもしれないが、子供らしい子供が一人もいなかったため、大人が子供を見ずに描いているような感じもした。子供らしい子供が見たかった。
おじさんももうちょっとユーモラスなところが見たかった。感じはいいのだけど具体的に面白いのはタバコと間違って大麻を買ったくらいのものだった。
お揃いアロハのゆるばでぃむーびー(時々ねこ)
松田龍平がだめなおじさんをリアリティを持って熱演?しています。松田龍平好きとしてはかわいいなあと思いますが、おじさんは無理ですね。だめすぎます。
松田龍平はサッカー得意なのに、すごく上手に下手なキーパーやってて、うまいなあと思いました。セットしているようには見えない寝癖といい、最高のおじさん造形でした。なので、おじさんがいやで仕方なかったです。
雪男がかわいいくて、賢くて、やさしい子で素敵でした。いい加減にしなさいよ!とか、おじさんを叱るところがよかったです。ちょっと古めかしい言葉遣いなんかもいいです。文学性に乏しい主人公とか最高です。
あとは、ニャム様が、お美しくてたまりませんでした。白猫さんかと思いきや、なんと尾っぽは黒くていらっしゃる!なんて個性的な被毛!!素晴らしいです。おじさんにご飯取られてかわいそうに…
おじさんなんて引っ掻いちゃいなさいな!
エリーさんの農園にいた猫さんもかわゆかったですよ。
話はあってないようなものです。
起承転結がはっきりしていて、教訓や感動を見出すようなお話ではないので、そうゆうのしか無理な人はお金の無駄です。万年床で寝ころんで煙の輪っかを作りながら、ははっと笑いながら見て、終わったら昼寝するようなお話です。
四年生の雪男によるおじさん観察日記です。
おじさんは一目惚れしたエリーさんにあっけなく振られ、かわいそうなので雪男はそっとおじさんの手を取るのです。
アニメのおじさんも可愛かった。
智子おばさんやお母さん、お父さん妹も面白かったです。
みのり先生の膝上10センチスカートが可愛かったです。みのり先生とおじさんをあわせると、多分おじさんはまた一目惚れしそう…
そうなると雪男は失恋かしら。いえいえ、それは別のお話、ですね。
脱力系
脱力しすぎて俺まで寝た。
何一つ取り柄のない哲学者のおじさん。
だらだらと進んでいき、だらだらと終わる。
…まあいいんじゃない?
こんな事しか感想が思い浮かばない。
あんまり使わない感想だけど、これこそ映画館で見なくてもいいんじゃない?
続編はBSとかでいいんじゃないかな。
ただ…この主役はやはり曲者だ。
あのキャラを嫌味も作意も感じさせずに演じきるなんて…恐ろしい。
共演者殺しの異名をあげたい。
ヒロインは、こんな下手くそだっけと思いはしたが浮きはしていなかった。
日系ハワイアンの役だから、凄い絶妙なラインをなぞってたとも言えなくはない。
戸次さんは…もう浮き彫りどころか丸裸にされてたなあ。
御愁傷様でしたと手を合わせる。
演出が提示するおふざけが鬱陶しくて邪魔だった。
続編もありそうではあるが…全く違うキャラなのだけど、なぜだか寅さんを思い出しもしたけれど…さて、これ、この綱渡りのようなバランスで作品が続けられるとは思えない。
シガレットのシーン笑える。
小説を読もうか読まないかしているうちに映画化され、これは見るのみ!と思い公開日に見に行きました。おじさんとユキオのやり取りや、ユーモア溢れる展開など、ハワイの景色がポップに綺麗におさまっていてとても楽しめた。ぐーたら哲学者のオジサンも、少しは男らしいんだなって。素敵なお話と、キャストでした。ゆる〜く鑑賞。
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