ブルックリンのレビュー・感想・評価
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生き生きと前を向く女性
あの時代の選択肢として移民は希望
だったのだろう。
シアーシャ ローナンの控えめだか芯のある表情
や仕草が気に入りました。
地味なドラマなんでしょう、きっと。
でもとても心惹かれる、いや心に残る映画になった。
旦那さん、待って良かったですね!
時代
映像がきれい。
アイルランドとアメリカ、どちらの衣装もかわいい。
登場人物が魅力的。
今と時代は違っても、共感できるところが多かった。
故郷にいる家族や友人に対する想いと、田舎の閉塞感、しがらみ。
都会の煌びやかさとめまぐるしさ、どことなく感じる虚しさ。そこで新しく出会う、それぞれが何かを抱えながらも明るくもがいている人たち。
最後の船上での表情がいい。
選択した方の人生、しなかった方の人生、その覚悟。
ほろっと涙が溢れた。
大好きな映画になった。
きれい
衣装も背景も登場人物もきれい。とてもすき。
人生において正解がないように、不正解もない。
彼女の選択は正しくもあり、間違っているのかもしれない。
だけど個人的には旦那のもとに戻ってほしかったからよかった。
私は地元から離れたことがないけど
社会人になって都会に揉まれることがあれば
もっと響いたのかもしれない。
1950年代のアメリカ・・
アイルランドの家族と離れて、NYのブルックリンでデパートに勤めながら生きていく一人の若い女性の物語。1950年代の生活様式が全面に・・日本は戦後復興の頃か!?回りにすすり泣きの気配があったが、確かに涙ぐむ場面が幾つかあった。女性の感情と気持ちをよく表した脚本と、主人公の演技に好感が持てた。真面目で誠実で可愛い女性に男性は惹かれる・・2015年のアイルランド合作映画。
サバイバルの中の誠実さ
生き残ろうと踠き苦しみ歩み続けるエイリシュを最初からラストまで応援したくなる作品
郷愁に涙し、笑顔を取り戻し、急転して岐路に立ち逡巡するエイリシュ、
すべて シンパシーを感じるしその苦悩と決断を理解できた
皆 生き抜くことに精一杯だ
厳しすぎる経済環境 、
宗教に根ざしたアイリッシュの閉塞した地域社会性 、
希望の国のニューディール政策後の大量失業
これらは高い壁
壁を超えるために
エイリシュを支える周囲の人々が
皆優しくて、人の有り難みが強く感じられる
簿記試験合格を祝うシーンでは、
寮母と寮友の拍手にシンクロして一緒に拍手してしまった
わが心にアイルランド
今年のアカデミー作品賞ノミネート8作品の中で、最も受賞の可能性が無かったであろう本作。
しかし、佳作である事は間違いない。
アイルランドからアメリカNYブルックリンへ移住してきた少女。
根底には日本人にはちと分からないアイリッシュ・スピリッツなるものが込められているであろうが、あくまで少女の成長&青春ラブストーリーとして描かれているので非常に見易かった。
地元アイルランドの小さな町に居ても特に夢がある訳でもなく、姉の薦めでアメリカへ行く事を決めたエイリシュ。
が、新天地になかなか馴染めず、家族の手紙に号泣、ホームシックは募るばかり…。
故郷を飛び出して都会へ来たのはいいものの現実の厳しさを痛感する若者は古今東西一緒。
そんな彼女を恋が変えた。
陽気なイタリア移民の青年との出会い。
勤め先のデパートで客と満足に話す事も出来なかったほど内気だったが、自信に満ち溢れていく。
誰かの存在や支えって、最高の活力剤。
突然、姉が急死。
ホームシック中も勇気付けてくれたのが姉だったので、悲しみは大きい。
一旦、帰郷。
そこで思わぬ出会いが…。
「つぐない」「ラブリーボーン」など着実にキャリアを積んできたシアーシャ・ローナンにまた一つ、新たな代表作!
少女が成長していく輝きと繊細な心境の変化を、情感たっぷりに。
美しく成長した彼女がさらに美しく洗礼されていく外見もさることながら、内面の機微を卓越した演技で魅せている。
1950年代のノスタルジックな映像以上に、ファッションの美しさ!
レトロながらカラフルで画面映えし、それはヒロインの成長や変化をも的確に表している。
ファッションには疎い自分でも本作のファッションの美しさには目を見張るものがあり、女性の方ならさらに共感する筈。
ブルックリンで出会った恋人。
帰郷して出会った地元の魅力的な男性。
二人の男性の間で揺れ動く安易なメロドラマにはならず。
どちらを選ぶかより、どちらで生きるか。
彼女の心はもう決まったいたのではないか。
望郷の想いを込めて。
よくある物語に命を吹き込んだ脚本
アイルランドの片田舎から夢をみてニューヨーク・ブルックリンへと渡った若い女性エイリッシュの生活を描いた物語。
外国へ行くのが今のように簡単ではなかった1950年代、希望の地アメリカでのサクセス、恋人との出逢い、姉の死。そして母を残してきた母国アイルランドへの郷愁と新たな恋心。ふたつの国の間で揺れ動く主人公の心情が美しく描かれている。
アイルランドからの移民が多かったこの時代のニューヨーク・ブルックリン。物語自体はよくある話ではあるが、小説「ハイ・フィデリティ」の作家、ニック・ホーンビィの書く脚本が、そのなんでもないようなお話をスタイリッシュに仕上げていて良かった。
エイリッシュを演じたシアーシャ・ローナンが美しく、当時を再現したブルックリンの街並みも美しかった。将来はここに家を建てたい、とフィアンセに手をとられて向かったロングアイランドは、当時まだ開発途上であり、どこか故郷アイルランドの風景と重なって見えた。
帰郷先のアイルランドに留まるか、それともブルックリンに帰るか、迫られる決断で、最後にエイリッシュが選んだのは、まさにこの時代を生きた女性の強さを象徴するものだった。
主人公の大人への軌跡を描いた作品
異国での慣れない共同生活、仕事、新たな出会いや別れ、迫られる決断とテンポよく物語が進み、少しずつ所作に風格が感じられるようになる。そんな成長物語は、観ていて心地が良かった。
それでいいんだよって。
何かを手放さなければ、手に入らないものがある。
手放した人も、手放さずに今過ごしている人も、そんな経験・選択を迫られた人にぜひ見てもらいたい。
幸せのために、何を切り捨てることは間違っていない。
それでいいんだよって言われてる気がした。
幸せ貧乏さんは、本当に見てほしい!
ファッションがカワイイ
この時代のファッション、インテリアが好きなので、とても楽しめた。
ストーリーは普通に楽しい。
田舎のしがらみから解き放たれて、自由に強く生きていく女性。
大切な人、愛する人の存在の確認。
気がつけて良かった。
シアーシャローナンは上手だが....
不況のアイルランドで少女がニューヨークに渡り成長する物語だが、都会でずるい女になってしまったかも。なんか共感できなかった。
シァーシャローナンは「つぐない」でのお芝居でファンになりました。この役はちょっとねー
今年観た中では一番かもしれません。
いわゆる上京物語ですが、一人の女性の成長だけでなく、NYの巨大さとその中で必死に繋がっているアイルランド人のコミュニティ、偏狭な故郷と家族への想いなど非常に丁寧に描かれていました。音楽、映像、衣装全てが美しくおしゃれです。最初の船で乗り合わせた女性、デパートの先輩など出てくる女性陣も素敵です。そして主人公エイリシュも、最後には田舎娘から仲間入り。
あと、へたくそな英語でナンパしてくるイタリア人の彼がとても可愛いです。
一時帰郷してみると家族も仕事も(ちょっと素敵な男性も)いるアイルランドで揺れるエイリシュにはらはらしますが、あそこで残っていても彼女は幸せになれないのでしょう。
観終わってから「故郷も愛もふたつは持てない」というキャッチコピーにうぅ〜んと唸りました(良い意味で)。
すごくよかった
主人公に先輩方が優しすぎる感じがしたし、意地悪する人もいなかった。真面目な彼女がつい道を踏み外しそうになるのは人間的でよかった。この物語の敵は、つい田舎で都会人ぶったり隠しごとをする心の中の悪魔であった。そんな彼女が田舎のクソっぷりにはっとなるところが面白かった。
アメリカに帰る船でいかにも田舎のみすぼらしい女の子にアドバイスする場面が素晴らしくて、涙が出た。
2回見た。
どちらの生活を選ぶのか?
田舎娘のエイリシュ。
田舎から都会へやってきた彼女は、ホームシックになりながらも、一生懸命デパートで働きます。
叔父から簿記の勉強を進められ、仕事と勉強の淡々とした日々を過ごしていましたが…。
ある夜のダンスパーティで、イタリア人の彼に出会ったことが運命を変えました!
田舎娘から、流行最先端の都会っ子へ。
彼との恋、簿記の勉強、仕事、全てを充実させ幸せな生活を送ります。
しかしある日、田舎から姉が死んだとの知らせが⁈
田舎に帰る事を彼に告げると、彼はエイリシュにプロポーズ!
幸せな気持ちで田舎に帰った彼女でしたが…。
母の寂しそうな姿、姉の働く会社に溜まった仕事の処理、親友の結婚式などの理由から、田舎に留まることに。
さらに、友達が紹介した彼といい感じの関係が生まれ、都会へ戻ることに戸惑いが。
田舎と都会、家族と恋人、人生の選択が迫れば迫るほど、彼女の胸は締め付けられます。
両方選べないもどかしさと、彼女の心の傾きが、見ている私の心まで不安にさせ、最後までハラハラでした。
年が近いということもあり、共感できる部分も、疑問を投げかけたくなる部分もありましたが、最後まで興味深い作品となりました。
せめてなあ〜
揺れ動くまではいい、そこはいいんだよ
街を離れる決心、タイミングを今までイビれてた店主
によって導かれるってのが最悪
せめて自分から、ここを離れようって道筋ならよかったのに
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