劇場公開日 2017年1月28日

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「謎の高評価」恋妻家宮本 ゆるさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0謎の高評価

2017年1月29日
iPhoneアプリから投稿

ドラマでやればまだみれるのかもしれないけど、映画となるとキツイなといった感じ。

寝室で偶然離婚届を発見したところから、夫の苦悩は始まります。

でも!
そもそもその離婚届、本の間に挟まれて隠してあったんだよね?
いつ記入されたかわからないものを手に取り、
俺と離婚したいと思ってるのかと戦々恐々する夫…
この時点でこの男がバカであることが確定です。
他のシーンを見る限り、妻に離婚を匂わせる言動はないですから。

ここから話が展開していく…かと思いきや、
なぜか妻は遠方へ出かけて不在になるんですよね。
同じ場所に居なければ、緊張感はなくなります。
結果、夫のモノローグばかり。
日記にでも書いとけ!

さて、離婚届の件は夫とがひとり相撲状態で、
舞台は他人の家庭のゴタゴタにうつります。
他人の家庭の問題に、
首を突っ込むか逡巡した挙げ句、
微妙にお節介をした結果
『オレ自分を少し好きになれた!』
と、自信づく主人公。

仮にこの話の主題が、
男が仕事を通してアイデンティティを確立していくとかなら
必要なエピソードかもしれませんが、
あなたがやりたいのは夫婦問題の解決でしょう?

だったら妻と話せよ!

他所で学び少し成長した(風)な男がついに妻と話し合いに向かうのですが
話し合い開始1分で離婚に関する問題は解決します。
もうね、やっぱりねっていう。
見つかった時点でそれとしか考えられないでしょ。

映画館だから早送り出来ないのが本当に辛かった。
ロードショーでCMが間に挟まれて、片手でスマホを操作しながらであれば楽しんで観れるかもしれません。

ゆる