劇場公開日 2016年5月6日

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「IBMの躍動感を劇場で体感すべき」亜人 衝突 森泉涼一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0IBMの躍動感を劇場で体感すべき

2016年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

2部ではいよいよ亜人の性質に警察及び亜人管理委員会が迫ってくる。そして、亜人側は佐藤の呼びかけで国内の亜人が廃墟に集まり佐藤が考える作戦を伝えるが賛成派と反対派に別れることになる。
「衝突」と称されたサブタイトル通り、亜人対亜人のみならず戸崎対委員会であったりと各々がそれぞれの立場で衝突する模様も本格化してくる。そして、1部で圭と別れた海斗もまた別の場所で衝突となるがこれは3部へつながる楽しみの一つでもある。
IBMの動きやそれに付随した音であったりと迫力が直に伝わる環境で観ることに価値を見出せることが本作を劇場で見るメリットの一つともいえる。1部では佐藤が研究所に潜入した際の動きに魅了されたが、2部では冒頭で圭がIBMの特訓を試み、その成果が発揮されるシーンが中盤付近で訪れる。まだ試行錯誤する中でのIBM同士の衝突は荒々しくも華麗なテンポで展開されていくが、これは劇場でみる価値が倍増するだろう。

森泉涼一