「色々と物足りないです」映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! Tacさんの映画レビュー(感想・評価)
色々と物足りないです
プリキュアオールスターズシリーズ最新作、観てきました
前作よりは良かったのですが少し惜しかった印象ですね
【良かった点】
「1.敵キャラが魅力的」
今作の敵キャラはコミカルでありながら、役割をしっかりこなしています。ミュージカルの部分においてはプリキュアよりも楽しませてもらいました。
また、芸能人のゲスト声優は問題も多いのですが、今作に限ってその心配はありません。ミュージカルパートは本職なので言うに及ばず。喋りも特に違和感はなかったです。
「2.ギャグパート」
捕まったプリキュア、ピンクカルテットや妖精たち、この辺りのシーンは観ていて楽しいです。やはり作品を越えた掛け合いがオールスターズの大きな魅力ですね。ただスカンク?に関してはプリキュアにしては珍しいと思いました
【悪かった点】
「1.ミュージカルパート」
今作の売りでもあるミュージカル部分は作画に不満が残ります。顔やポーズがあまりにも稚拙で、変身バンク等と比べると悲しくなります。
歌の長さの配分も悪く、ラストはソルシエール様のコンサートです。私はこの歌に乗りきれず盛り上がれませんでした。その尺を少しでもプリキュアの会話シーンに回して欲しかったです
「2.子守唄」
特に惜しいと感じたのはキーワードでもある子守唄です。劇中の重要なシーンで何度も使われるのですが・・・さすがに多い。しかも長い。少し過剰演出だったと思います。早く終わってくれと何度も願いました。
また、掘り下げも不足しています。ソルシエールの先生が少し説明するだけで悲劇は回避されたのではないでしょうか。せめて意味深なセリフでも言ってくれてれば印象は違ったのでしょうが。ずっと歌うだけだったのでボケてるようにしか見えませんでした
【おわりに】
全体的に良かった部分と悪かった部分の落差が激しすぎてモヤモヤしています。たぶん巧い人がやると全然違っただろうな、と思ったら残念です
オールスターズシリーズは終了との噂もあるので、今度は無理のない人数でまとまった作品を観たいですね