劇場公開日 2016年1月23日

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「なかなか楽しませてくれる作品」スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町 カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なかなか楽しませてくれる作品

2016年6月30日
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怖い

笑える

「未体験ゾーンの映画たち」上映作品です。
見えない何かに侵略をされるスリラー・パニック映画で、「ゼイリブ」「ボディ・スナッチャーズ」「パラサイト」などの作品とテーマは同じです。しかし、上記の作品などに比べるとチープさは否めず、SF色が薄い作品でした。
徹底的にホラーに染まっています。

「未体験ゾーン」ならではの作品ですが、物語の構成がしっかりしており、序盤の徐々に不気味さが滲み出てくる構成は好きでした。
子供のお弁当やら、トイレの女(途中からまた登場しますが、一番怖い顔です。演じた女優さんに拍手!)などなど、じわじわくる感じが良いです。瞬間移動していきなり鬼畜顔で車の窓に張り付いてくるのも驚かされてしまいました。POVというのも臨場感を引き立たせていて良かったのかとも思います。

近年のこの手の作品は、「インベージョン」
「フィフス・ウェイブ」など大物女優が出演する大作が多い気がしますが、どうもあまり面白く思わなかったので、本作はとても楽しませてくれて良かったです。

映画後半はひたすら逃げ惑うシーンが続き、このシーンではよく画面がぶれてピントが全く合っていなかったり、映像が途切れ途切れになるシーンが多く、多少イライラしました。

また、ただ逃げまくるだけでなく、誰を信用して良いのかなどの疑心暗鬼のような描写をもっと多く取り入れても良いかと思います。

カピバラ