「『特捜部Q 檻の中の女』に続き、コペンハーゲン警察署のコールドケー...」特捜部Q キジ殺し よねさんの映画レビュー(感想・評価)
『特捜部Q 檻の中の女』に続き、コペンハーゲン警察署のコールドケー...
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『特捜部Q 檻の中の女』に続き、コペンハーゲン警察署のコールドケース捜査班"特捜部Q"の活躍を描く2作目。刑事カールの前に現れた不審な男。20年前の殺人事件を再捜査してくれと懇願する男をあしらって帰宅したカールだったが、翌朝その男が変死体で発見されたことを知る。彼は20年前に惨殺された双子の父親で元警察官、自室の机の上にはカール宛の私物が遺されていた。犯人は刑期を終えて既に出所している解決済の事件のはずが、聞き込みを続けるうちに背後にある寄宿学校の存在が浮かび上がり、殺人事件直後にその学校から失踪した少女キミーが事件の真相を知っているはずとカールは確信するが、彼らの他にも彼女を探す人物がいた。
抑制の効いた深い陰影のある映像で登場人物が抱える心の闇を浮き彫りにする丁寧な演出で前作以上に重厚なサスペンスに仕上がっており、邦題も敢えて奇をてらわぬ正攻法、映画配給サイドの丁寧な仕事にも頭が下がる傑作です。
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