ミュージアムのレビュー・感想・評価
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終わらない悪夢
「秘密」に続く、大友監督の今作。
緊張感、迫力、ホラー要素どれも、バランスよく組み込まれていてよかった。
秘密と、ミュージアム、少し似たような内容ではあったけれど、最後のオチであったり、スリルを踏まえた、満足度は断然こちらの方が高いように思えた。
今回、キーとなっていたのは、裁判員制度である。これが、ベースとなって話が進んで行く。裁判員制度で選ばれた人は、人の命を重んじ、責任を背負って生きることのできる人間が、適正に選ばれているのか。この点を訴えている作品だ。そして、恐怖を与えているのは猟奇的殺人である点だ。現代において、いつどこにいるかわからないサイコパス。自分の身の回りに、存在しているのかもしれないという恐怖感をみなが感じれる設定である。
「あなたは、最悪のラストを期待する」
予告にあった通り、主人公•沢村はとことん、カエル男に追い込まれ、同僚を殺され、家族をも命を狙われて行く…
そして、最悪のラスト。一家に幸せな日常が与えられた、と思いきや、子供に紫外線アレルギーの症状が現れたような描写、かつ妻は一生パパラッチに追われ続ける。もし殺害されていたならば、それも最悪だろうけれど、1番のバットエンドはこれから先の人生において、カエル男の作り上げたミュージアムからは抜け出せないということではないだろうか。
一方で、内容において少し無駄な演出であったり、設定があった気がした。前作の「秘密」も、そうであったけれど、作品内のメッセージを際立たせるために、他のシーンがややわかりにくくなっているような気がした。
映画ミュージアム
怖すぎました…。なんだか見終わってから食事する気になれなくて、げっそりしました。。それくらいこわかったです!!(笑)
ただ、小栗さんのお芝居は間違いなく最高で。精神が削られ、どんどん顔つき、目つき、声などなど人間が変わっていく様子人間が変わっていく様子が物凄く気迫迫るものがありました。どんどん瘦せこけていっているように感じたのですが、気のせいでしょうか?それから、小栗さん演じる沢村の幼少期を演じていた健太郎さんのお芝居もとても良かった。小栗さんと同じ目をしていました。感情の表現の仕方も。よく研究されたんだろうなと思います。
特に気に入っているのは、後半戦の、妻夫木さんとの対決のシーンです。勿論、キャラクター同士としても戦っていることに違いないのですが、この映画における役者と役者の戦いのようにも見えて、武者震いしました。良いシーンでした。
裁判員裁判を身近に、自分にも降りかかる問題として考えるきっかけにもなりましたし、議論され続けている死刑制度についても問題提起されていて、「漫画が原作のよくある映画」ではなく、人の心に迫る映画になっていました。
素晴らしいお芝居、素晴らしい作品をありがとうございました。
おもしろい!
原作未読。
あっという間の二時間やったな。
まぁまぁグロかった。
最後の方はSAWに近い感じかなー
妻夫木くんが怪演すぎてずっと見たい。
出てる俳優さんたちが演技上手くてよかったなぁ。
終わりがちょっと、え…ってなるから、最後もやもや怖くなる。
途中にSiMのグッズとかTシャツとか映るからSiM好きの人はそれを見て楽しむのもあり。
グロいの平気な人にはおすすめしたい。
ミュージアム、今年No.1の緊迫感溢れる映画
振り切った演技
今まで叫ぶ系の演技も小栗旬くん見た事はあったけど、結構今までのイメージを吹っ切れるような印象をうけました。(よい印象)
妻夫木くんも悪人以降の殺人鬼で、狂った人間の役。ハマってた。
小野さんも緊迫感あってよかった。
ショッキングなシーンが沢山あったけど、ビクビクする必要はありません。
見てられる程度のグロさ。
ストーリーが私的に好きだった。
しかし嘘くさいのはビルの屋上で野村周平くんがネクタイ一本で支えられている。。どんな力なんだよーカエル男!とツッコミ箇所はありました。
生きたまま殺すってゆう、近くの家族にもよくある日常。ここに胸が痛みました。
「生きたまま殺す」辛すぎる言葉で重かった。
あなたは最悪のラストを期待する
小栗旬、妻夫木聡、尾野真千子の熱演は必見!
「キッツイ。」映画でした。
かなり精神的にキツイ映画でした。
以下キツイと思った理由
・数回まともな人の思考からは考えられないような最悪の結末を鑑賞者に予想させる演出がされる。話の都合上仕方ないのかもしれませんが辛い。一回でいい。
・さらに小栗旬の渾身の演技で精神的に追い詰められる感じがして、途中から主人公は救われないのだと、ラストまで見ていないにもかかわらず確信に近い何かを感じて見るのが辛くなる
・奥さんに同情できない。何も知らないでしょ?とかいうけど、忙しい夫に子供や自分の事を理解してもらえるよう少しは努力したのか?と突っ込みたくなる奥さん側からの素材の少なさ。素材少なくて私の事は私から言わなくても理解して当然みたいな察してちゃんに見える。家族を題材にもしてるのだからもっと奥さんの努力もうつすべきだった。
・悪意ある演出で精神的に追い詰められる感じがして何度か気分が悪くなりそうになりました
・前半と違ってそれらの演出にかなりの時間を使って精神的に疲れてくるし、しんどく感じるもういいよ!まだかよ!!まだ助からないのかよ!!もういいよ!と思ってしまう。
・これでもか!!というぐらい鑑賞者を精神的に追い詰めておいて、バッドエンドを連想させる演出をラストに持ってきて、映画が終わる
ハッピーエンドじゃないんです!
仕事疲れのいい年した大人は覚悟してみにいったほうがいいでしょう。
しかし小栗旬の演技は素晴らしかった。犯人役もなかなかよかった。どの役者もなかなかでした。演技を見に行くならオススメ!
妻夫木の怪演
原作読んでませんでしたが、素直に面白かったです。
まぁ結構グロいのでレーティングはつけた方がいいんじゃない?って感じです笑
もう少しはしょって2時間くらいでまとめられたかなーって思いましたが、キャストの演技は素晴らしかったです。
ハッピーエンドと思いきやバットエンド、、、
妻夫木の演技、最高でした!
なんか、無理がある
面白かったが、
衝撃のラスト?
邦画もここまで来たかと一瞬思った。
沢村がパズルを解いて部屋を出た後に冷蔵室の扉を開けるシーン。(ま、その前のハンバーガーも含め)
いや~ぁ。邦画もここまでやるかぁ。
あまり殺さない邦画の結末を嫌だと思わない自分なので、どうなるかと思いながら観ていました。
結果、まあよかった。最後に奥さんが殺されないのも含めて。
でも、母と子どもの首がスクリーンに映されるやいなや母親がカエル男に大声をあげるシーンに移ったのは、母子とも生きていると観客に安心感を与える配慮だったのかななんて思いました。
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