「グロさは半端ない。ヤバすぎる至極のサスペンス。」ミュージアム 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
グロさは半端ない。ヤバすぎる至極のサスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:精神的に追いつめられていく刑事と、アーティストを気取る猟奇殺人鬼との、非常に緊迫感溢れる追跡劇が、観ている者をハラハラさせる。怖いもの観たさには最適か。
否:レーティングこそないが、猟奇殺人鬼による非常にグロテスクな殺害シーンが多いので、苦手な人には絶対向かない。
レーティングこそ付いていませんが、よく付かなかったなと思うくらい、描写はメチャメチャグロいです。苦手な人には絶対に向きません。観る際は覚悟してご覧下さい(笑)。
最悪な猟奇殺人鬼の凶行に振り回されながらも、愛する家族をなんとか守り抜こうと単独で戦う刑事沢村と、そんな彼を嘲笑い、真綿で首を絞めるように徐々に追いつめていくカエル男との、文字通り鬼気迫る戦いが描かれていきます。その辺り不謹慎だとは分かっていても、この戦いがどうエンディングを迎えるのか、いくつものラストを期待して観てしまいますね。
ただ一方で、動機的な話になると、ややスッキリしない感というか、胸くその悪い感じは残りそうです(笑)。イメージとしては、「クリーピー 偽りの隣人」なんかに近いでしょうか。どちらかというと、怖いもの観たさでハラハラドキドキしながら観たい作品です。
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