「緊迫感は無かったが」スポットライト 世紀のスクープ くりまんまさんの映画レビュー(感想・評価)
緊迫感は無かったが
クリックして本文を読む
予想外に露骨な取材妨害がなく、拍子抜けはした。地道な取材、これまで培ってきた信頼、信念、生まれ育った街への愛情など、淡々としたドラマだった。
事件を追いかけるよう指示したユダヤ人の新任編集局長、スポットライトの4人、それぞれの立場で関わる弁護士たち、どこにも悪役はおらず正義の味方もいない。
ラスト近く、これまで誰もこの事件に注目して大きく記事として取り上げた記者はおらず、主人公さえもかつて埋め草的記事として扱ったこと、それを主人公が認識した時の表情が印象的であった。
コメントする