「ターミネーター弐瓶味」BLAME! dee909さんの映画レビュー(感想・評価)
ターミネーター弐瓶味
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シドニアの騎士から入ったファンでも、NetFlixのメイン視聴者層と思われる欧米の方々でも、原作を読まずとも理解できるように、わかりやすい話になっているのは好感ですが、わかりやすくした弊害でターミネーター感が出ちゃってる気がしますね。しかしながら、これはこれで良いのではないかと。原作はハードSFやサイバーパンク慣れした人でも一回で理解できる内容でもないので。
ストーリーは大幅に端折られていますね。原作と同じじゃないとダメ!というファンも多いかと思いますが、それを言うならナウシカ、AKIRA、攻殻機動隊などの有名SF作品も、映画化の段階で同じ道を歩んでいます。それらの作品を当時の時点で原作完全準拠で地上波放送したとしても、今ほどの知名度や人気を得られたか?というと、なかなか難しいのではないかと。
ところで、サナカンは「鯖缶」「ペリカン」のアクセントだったんですね。ずっと「エジソン」のアクセントだと思っていたもので、これが一番意外でした。できれば、物語後半に出てくる、シボより大きく細長い体を持つ珪素生物たちが、この美麗なCGアニメーションで生き生きと動き、暴れ、霧亥と戦うシーンも見てみたかったですね。ついでにシャキサクの咀嚼音も聞いてみたかったです。
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