「コールドスリープ中の植民2000人を載せた宇宙船コヴェナント号は航...」エイリアン コヴェナント よねさんの映画レビュー(感想・評価)
コールドスリープ中の植民2000人を載せた宇宙船コヴェナント号は航...
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コールドスリープ中の植民2000人を載せた宇宙船コヴェナント号は航行中に発生した事故で損傷した船体の修理中に不鮮明な信号を受信、信号の発信源が近くの惑星であることが判明したことから、クルーは進路を一時変更して調査に向かう。緑に覆われたその惑星は穏やかだったが、そこには彼らの到着を待っている者がいた。
昨今SF映画で問われる細かい理屈を敢えて排除してスリラー演出を研ぎ澄まし、ミヒャエル・ファスべンダーとダニー・マクブライド以外はほぼ無名のキャストを配して誰に何が起こるかも判らないサスペンスを増幅、血肉飛び散る凄惨なバイオレンス描写も容赦ない一方でヌメヌメ感が極限に達して凶悪さを通り越してキュートにすら見えるクリーチャー達、そして意表を突く展開とエンディング。前作『プロメテウス』が醸していた重厚なイメージから一転して原点回帰、いい意味でB級感を濃厚に残したことで前作を凌駕するセンス・オブ・ワンダーに満ちた見事な続編となりました。
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