「久しぶりに遭遇した、最低きわまりなき映画。」ふきげんな過去 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに遭遇した、最低きわまりなき映画。
主人公の果子----カコ、と読むのだそうです----が、不機嫌な一般人を演じています。
だから「ふきげんなカコ」っていう映画の題名なんでしょう。
二階堂さん、わざわざこんなの演じる必要ないでしょ、世間で毎日、何百万人が現実このまま生きてますよ、食傷してるんですけど勘弁してよ、って気分です。
もはやデジャブ感満載。
芸術大学の卒業制作映画のように、意気込みだけは十分でも社会経験が圧倒的に欠落している人たちが作ったかのような、痛々しく空回りばかりする映画でした。
唯一注目できたのは、背中に赤ん坊の人形を背負っている果子の「母親役」という造形。
この奇異なキャラクターの造形は、主人公たちがやがて「母親の現実」に直面してストーリーが展開するための伏線に違いないと思っていたが、いやはや驚くべきことに、最後の最後までお人形さんを人間扱いしたままで映画は終了。
子役を雇うギャラもないの??
まったくもって、破綻も破綻、大破綻。
メタメタに酷すぎる映画でした。
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