「ファンタジーコメディ作品」プレーム兄貴、王になる KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーコメディ作品
ニッショーホールにて試写会鑑賞。
なんかディズニー作品を見ているような感覚だった。
ミュージカル有り、コメディ有り、ファンタジー有りといい意味で頭を空っぽにしてラフに見られる作品。
予告通りヴィジャイ王が弟とその取り巻きに命を狙われ瀕死状態になる。しかしその状態である事を世間には知られず、犯人を炙り出したいという側近達の考えから町で出会ったヴィジャイ王にそっくりの役者のプレームに王を演じてもらう事を依頼する。
ヴィジャイ王は傲慢な所があり婚約予定の王女にはあまり好かれておらず、家族関係もあまりうまくいっていない。
プレームが王になった事でその辺りの関係が全て修復され、愛が芽生えるわけだ。
最後はヴィジャイ王も復活し改心する。命を狙った実の弟も改心し兄弟の絆を取り戻す。
弟の取り巻きだけが命を落とすだけで済み、そして王女は王家を去りプレームと結婚し町で生活をする事を選択するといった、最高のハッピーエンドで終わる。
ストーリーは上であげたようにディズニー映画のような愛あふれる且つ平和的な作品でとにかく見やすい。
心の声などはミュージカル風に歌で表現するシーンが多くこちらもまた見やすい。
しかしハリウッドとはまた違ったインド独特のコメディシーンがかなり多い為、それらが合わないと若干退屈になるシーンもある。この作品に限らずインド映画は上映時間が3時間近い作品が多い為若干集中力は欠ける時があった。
まぁそれでも3時間、全てのシーンを集中してみないとわからないというわけではないので気軽に楽しく見れる点がこの作品の魅力にも感じた。
ストーリーはありきたりで、展開も読める事が多いが、安心感があり、ハリウッド作品とはまた違った、少し気分を変えて観たい場合なんかはマッチするのではないか。