「掬う婦」SCOOP! ЯКさんの映画レビュー(感想・評価)
掬う婦
何気なく母と観に行った作品。
個人的には、この映画が公開する前の月9で散々な目にあっているから…あまりこの手の役柄に期待はしていな かった。
冒頭からいきなりのエロ福山発動。
カーセックスで、
福山ファンじゃない一般層を『オレは今回ダメ男なんだぜ』と植え付けさせようとするイメージ。
確かに私も、未だ福山といえば…ガリレオイメージばかりが優先してしまって(笑)今回のダメ男福山は、結局最初から最後まで慣れないし…違和感ばかりだった。。。
パパラッチの仕事ぶりは
露骨なスキャンダルを並べただけで…"リアルな現場を映し出す"とゆうドキュメンタリーな場面は一切なかった な…
野球選手の豪遊や
政治家のスキャンダル、
アイドルのイチャイチャ
どれも私達、一般の読者が思う…わかりやすいパロディをわかりやすく展開して裁いていく内容。
実際にあんな花火を上げたり、待ち伏せに堂々と横付けしたり…
まずバレるだろっ!!…と突っ込みたくなるのだが、
そこを福山や二階堂がうまく茶化しながら進んで行くのは、娯楽としては見飽きなくて楽しめた。
ただ…中間あたりで…これをどうやって映画らしく、後半盛り上げて…クライマックスに持って行く気なんだろ う…?
とゆう不安定さが感じられ…
やっぱり中だるみは否めない。
吉田洋の同居人展開はまさに無理矢理な昼ドラ展開(笑)
この監督は如何に恋愛経験や女性側の視点がわかってないなと痛感するほどの軽視ぶり。
吉田洋に嫉妬するでもなきゃ寝取るわけでもない
ただ『イマドキの』若者を二階堂に演じさせ…処女かいなかは結局関係なく…
福山と長く連れ添ってたら 『恋愛感情が沸きました』的な感じでいきなり最後の最後に福山への無言のキス→クライマックスにセックス。 。。
いやはや、女は感情に流されて身体許すとでもいいたいんか!?
と言いたくなる無理矢理なエロ満載(笑)
吉田洋との恋愛感情なんぞ 冒頭も中盤も全く感じられなかったぞ!?
あのいきなりの乱入には、観客だれもがびっくりしたことだろう(笑)
そして、そんなボロクソな恋愛描写を吹き消してくれたのが…我らがリリー・フランキー氏!!!
あの病的な演技には本当に度肝を抜くばかりだ!
実に不安定な役柄を淡々とこなし、最後の最後にドカンと福山に花を持たせて去る…
福山事態はやっぱりお決まりの『格好良さ』を捨てきれず…
良い奴で幕を閉じるのが 私の様なファンではない層からしたら、鼻につく。
結局は『イケメン福山』から抜け出せない役者と監督のイメージなんだろうなと…
冒頭のカーセックスも 何の意味もなさないのだ(笑)
わかりやすいのが
相手役の女2人が現像するシーン。
二人で『良い奴だったよあいつは』と言いたげなのもまた
良くある恋愛描写だ
要するに、感情移入する様な過度な場面は全くなく、
常に映画を俯瞰で見れるゆるさがあり…そうゆう意味では気楽に見れる良い作品なんだろう…。