「ゲイ」美女と野獣 キドぴゅ~★さんの映画レビュー(感想・評価)
ゲイ
群衆による大円舞だね。
実写ならではの迫力があった。
あれはアニメでは出せない空気だと思う。
アニメには人間の体重が無いから、
軽くなりがちなのだけど、
実写だと体重が出るので、動きに重厚感が出る。
そんな感じ。
吹き替え声優に、
主人公をはじめ主要メンバーに
ミュージカル経験者を多数起用しているので、
そこでも重厚感があったと思う。
実写だからよかったのはそこだけなぁ・・・
吹き替え版で見たのだけど、
ミュージカルパートでの口の動きが
「アナと雪の女王」みたいに、
単語の最後の口の形を
合わせているのは頑張っていたね。
でも、主役のエマ・ワトソンが、
ハリーポッターでの
ハーマイオニーなイメージが強くて
人選ミスったんじゃね?
という気がしてならない。
というか、話が入って来ない(^^;
あれなら、新人オーディションでもして、
顔バレのしてない女優をらたに起用した方が
よかったのではないかと思ってしまう。
それともエマは人寄せパンダだったのだろうか?
あと、ロシアでは年齢制限がかけられ、
マレーシアでは公開が無期延期になったという
噂のゲイ問題だけど、
あれは、監督が悪いw
黙ってれば誰も気が付かずに鑑賞できたものを、
ル・フウがガストンに「彼にキスをしたくなったり」
なんて解説するものだから、
ゲイって印象が刷り込まれちまった。
たとえゲイキャラだとしても、
そういうシーンは一度もないのだから、
黙ってろよ! という感じ(^^;
ただ、強いて言うなら、
クライマックスの村人が城を襲うシーン。
あそこで三人組の男が、
ドレスでグルグル巻きにされるのだが、
二人はひえ~!って逃げるのに、
一人だけ「うふっん」って
まんざらでもない顔をして立ち去るシーンがある。
あれは咎められる要素アリかな(^^;
あと、余談なんだが、あの城、
以前は、重税を掛けて民を苦しめ、
自分たちは踊りあかして暮らした。
と最初に説明が有るのだが、
あれは藪蛇ではないか?
と思わずにはいられない。
つまり、映画に登場する村は、
以前は重税を掛けられていたはずの村で、
魔法で人々が城の事を忘れたとはいへ、
逆に、最後、魔法が解けた後は、
あの重税の苦しみを思い出すんじゃね?
城に集まって、宴とかする気になれないんじゃね?
それと、民から忘れられていた期間、
あの城はどこからの資金で動いていたんだ?
と、昔は子供だったけど。
今は大人になってすっかり子供の心を
忘れてしまった僕は思うのであったw