「安定の厄ネタ、その名はアリス。」アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
安定の厄ネタ、その名はアリス。
IMAX3D字幕版で鑑賞、3D効果はかなり薄め。
兎にも角にも「美術と衣装」、それ以外は何も触れるところがない一本。
一番重要な「話」が飛び抜けてつまらないのが致命的。
人の話も聞かないアリスが、思い込みで世界を引っ掻き回して危機に陥れ、バタバタした挙句に元通り。
謝ることなくそれで大団円。
なんじゃ、そりゃ?観客を馬鹿にしてるのかしら?
前作でもよくわからなかったけど、もはや地に堕ちたジョニー・デップ(人生50年を超えて結局奇人・白塗り、「シザー・ハンズ」から大人になれていないことが露呈。大好きだけどもうついていけません)のマッドハッターは、世界を傾けてまで救うべき人間なのか?
アリスが自己満足のためだけに世界を引っ掻き回すだけ、それならばアリスの首をサッサと刎ねてしまいたいわ。
まともなのは終始ブレないサシャのタイム、そしてハートの女王がマシに見えるこの不思議…
ある意味「ワンダーランド」は間違っていない作品。
いつの間にティム・バートンは監督降りてたんだろう。
いつぞやのゴーリキ以上にゴリ押しがひどい作品だな、さすがネズミー。
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