「魔術師のヒーロー、面白い設だね!」ドクター・ストレンジ うさぎさんの映画レビュー(感想・評価)
魔術師のヒーロー、面白い設だね!
今回は「時間」がテーマ。時間を過去に戻したい、不老不死になりない、と思うのは普遍的なテーマだね。
ドクター・ストレンジのヒーローへの成り立ちを描く。不治の怪我を医療ではなくスピリチュアルで治すという話は、やや宗教的だが、カトマンズでの修行は、神秘的だった。
また、黄金の光の盾やサークルなどは美しく、床や壁がルービックキューブのように、くるくると切り替わったり…と映像としても見応えがある。
いつも傲慢なストレンジが「俺は人を救うために医者になったんだ、人を殺すためではない!」と言った一言が一番心に響いた。両手を失ったが、人を救うために自分ができることを見つけてヒーローとなっていく、良いストーリーだと思う。
一方で、いろんな映画が想起された。カトマンズでの修行は「バットマン・ビギンズ」、衣装や光の剣は「スター・ウォーズ」、床や壁が動く様は「インセプション」など…
普段は、マーベルをあまり見ないが、今回は人間くさい感情の部分と神秘的な映像で引き込まれたな。
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