シビル・ウォー キャプテン・アメリカのレビュー・感想・評価
全121件中、61~80件目を表示
えぇっと…。この人、どっちだっけ⁉
まず、私は原作は全く読んだ事が無いものの、マーベル映画は全て観ているので、映画の世界感だけでの感想になりますが…。脚本上は、よくこれだけの「ヒーローのごった煮」状態をここまで交通整理できたな、と感心する一方、あまりにもキャラクターが多すぎて各人の心理が描き切れず、その為「アイアンマン」と「キャプテン」以外は、必然的に「まあどっちついても良いかな」的な扱いになってしまっているので、その大勢が入り乱れて戦いだすと、誰がどっちの側だったか訳が分からなくなって困りました。あと、キャプテンに関して言えば、ソコヴィア法案に対する姿勢は納得できるし、親友の濡れ衣に気付いた上で取った行動、とはいえ、さんざん悪の限りを尽くした上に、未だに敵の洗脳に囚われている親友を、個人的な感情だけであそこまでかばうのは説得力がちょっと無いかなぁ。あの流れなら、最後にバッキーが「自ら身を差し出して死ぬ」位の展開じゃないと。じゃなきゃ、スタークが気の毒過ぎる。原作では、この先の展開も決まってるんだろうけど、このままじゃ、自分個人の感情としては「アベンジャーズ再結成」は、まず、あり得ない。これまで価値観の違いからくる絶妙な掛け合いで互いを信頼してきた両者だけに、なんか、後味悪ーい、幕切れでした。この先が不安です。
もえるVSもの
アメリカの「今」を考えると、「シビルウォー」というタイトルはあまりにタイムリーで、観る前から心がざわざわした。
が、内容は(もちろん個人的な感想だが)それほど現実の政情を反映したものではなく、むしろもっと普遍的な「内戦」の構造を描いたもののように見えた。
端的に感想を言えば、面白かった! ヒーロー達が二陣営に分かれて戦う壮大さは、映画館で観る価値のある映画だと思う(比較しちゃ悪いと思うが、日本の特撮ヒーローのVSものとはまるで違う)。
戦闘シーンが一番あがる。これまでのシリーズと比較して、ずっと分かりやすくかつ面白い戦闘になっている。視点がうごきまくって分かりにくいということがない。たぶん、巨大戦艦とか大量の雑魚キャラとかがいなくて、純粋にヒーローたちとヒーローたちの戦いだからだと思う。
注意点として、ウィンターソルジャーとAOUのストーリーを復習しておかないと序盤の展開についていけない。
正直、アベンジャーズシリーズはAOUからストーリーには期待しないでおこうと覚悟を決めていたのだが、終盤の展開にはそれなりに驚かせられた。
キャプテンとアイアンマンの対立なんてAOUと同じだし、今回も結局最後は黒幕を2人で協力して倒して終わりでしょ(そう言えばDCのバットマンVSスーパーマンもそうだったなあ)、と思っていたのだが、そうではなかった。
「黒幕の策略で正義のヒーロー同士が戦う」という展開は個人的には好きではない。黒幕の策にはまるのもバカみたいだし、ちょっと話し合えば解決するのに、それをしないというのもおかしいから。
でも、今回の場合は、そうなりそう、と思わせつつ、そうならない話になったところに意外性があって面白かった。
キャプテンとアイアンマンの対立の理由も、ちゃんとこれまでのシリーズで伏線が張られていたものが回収された形で、無理やり感が無い。
黒幕である犯人の人物像も面白いと思った。自分は非力な一般人だけど、こんな非力な自分が超人の集団に報復するには、仲間割れさせるしかない、という発想。
まあこれまでのヒーローものでもこういう発想をする悪役はあるあるなんだけど、単なる小悪党ではなくて、家族を愛する小市民だからこそ、そんな行動を起こした、ってとこが面白い。
キャプテン側とアイアンマン側に分かれて終わりなんで、後味悪くなるはずなんだけど、ブラックパンサーが「憎しみの連鎖を断ち切るために許す」と苦渋の決断をすることで、彼らの「前進」を示したのは良かった(ちなみに、キャプテンの、仲直りしようね、的な手紙は蛇足だったと思う)
ここからは不満だった点をだらだら挙げていく。全般良かったけど、やっぱり気になってしまう点もあったので…。
序盤で、キャプテンが国連の規制に反対するのがどうにも変で仕方がなかった。核ミサイルなみの力を持った自警団に、行動の意思決定がまかされてるのって、やっぱ怖すぎるって普通に思うんだが…。
最終的にキャプテンが正しかった、ってなるけど、それは規制されるべきか、そうでないか、とは別次元の話だし。
キャプテンの意見に説得力を持たせるためには、規制されることの負の影響をちゃんと語らなければならなかった(国連側の判断が間違っていたとか、そんなストーリーによってではなく)。それを語らず、単に親友を救いたいから、という理由で単独行動をとったのは、キャプテンの落ち度と言われて仕方ない。
アントマンとスパイダーマンの扱いが、単なるにぎやかし以上のものではないところが、ちょっと残念だった。アベンジャーズの面白いところは、いろいろなヒーローの世界観が混じり合って、ストーリーも複雑にからんでいるところだと思うので。
特にスパイダーマンは、単独作品に比べ、「劣化版」の印象。変身後の動きがまるでCGアニメみたいだと思ってしまった。スパイダースーツがぴったりすぎるからかな? 人があれを着て動いているようには見えなかった。
今回、ウォーマシンが後遺症がのこる怪我をした、というとこで終わったけど、あれは映像的にも、ストーリー的にも、死ぬべきでしょ…、と思った。
「シビルウォー(内戦)」てのは仲間内で殺し合うってことだし、両陣営、それを覚悟して戦ってる、ってことじゃないとおかしい。そして、一度戦いをはじめたら、お互いに犠牲者が出ることによって、容易に終わらせることができなくなる、ということだ。中途半端に怪我で終わらせたら、その一番語らないといけない部分のテーマがぼける。
死に際に、「俺はこれまで正義のためと思って戦ってきた。だからこれまでの戦いでは死んでも後悔はないと思ってきた。でも、なんで仲間との戦いで死なないといけないんだ。この戦いって何のためなんだ。これじゃ犬死にだよ…」とでも語らせたら、より悲壮感が出たであろうに。
今回、ヴィジョンがあまり活躍してなくて肩すかしだった。彼って人間の倫理を超越してる人工知能なわけだから、こういう人間同士のいさかいでもっと神的視点から活躍してくれるもんだと思ってた。アイアンマン側が気づいていないことに気付くとかさ…。これじゃ単なるモブ役にみえてしまう。
今回の黒幕、家族を愛する小市民ってのは良いんだけど、家族を殺された恨みが動機だったら、爆弾テロをやっちゃダメでしょ、って思った。彼は「自分なりの正義を持ってる人」として描いた方が説得力があった。人を殺すつもりはなかったけど、手違いで大惨事になった、みたいにすれば納得できたと思う。
映像的には派手だけど……
映像やアクションシーンは見応えがあって面白いと思いますが、ストーリーはイマイチかな。
もう少し冷静に話し合いをするという思考が彼らにあれば分裂は起きなかったのではと最後まで見て感じてしまいました。
トニースタークのセリフで「我々には意思決定プロセスがない」というのがありましたが、まさしくその通りだと思います。馬鹿で短気なヒーロー達の喧嘩という感じにしか見えません。
最後のスパイダーマンのシーンはよかったですね。作られるであろうスパイダーマンの新作に期待がもてるいい終わり方でした。
シビルウォー
MCUシリーズはNetflix以外鑑賞済み。
原作を見ての鑑賞だったが、
とにかく面白い!
エイジオブウルトロンでは、
キャラの多さの割に個性が立たないとか、
一人一人のシーンの少なさから批評もあったが、
今回は見事にキャラクターそれぞれにちゃんと活躍の場があって、個性を出し合ってた。
今作からの新キャラでもあるスパイディとブラックパンサーも長過ぎず短過ぎずの尺で、単独映画への興味が湧く演出だった。
特にスパイディは原作のような戦闘中のジョークは、
今までのリブート作品とは違ってアメコミファンは興奮できる笑
ヴィランにしても、
絶対悪というより一般に近くする事で、
よりキャプテンとアイアンマンの対立が際立って良かった。
エイジオブウルトロンと比べる訳ではないが、
このキャラクター数で批評家をも味方につけるルッソ兄弟は流石というべきか。
次回のアベンジャーズも、
キャラ数が多いながらにもルッソ兄弟が監督を務めるというのを聞いて見たいという欲求を抑えきれるか心配である。
"シビルウォー"を今描く意味
原作未読、MCU作品はデアデビル、エージェントカーター、ジェシカジョーンズ以外鑑賞済。
今まではその一作品で起承転結全てを描こうとしていた感があって冗長に感じてしまう部分が無きにしもあらずだったんだけど、今回はエイジオブウルトロンの時からアイアンマンとキャップの確執に繋がる下準備や伏線を上手く張っていたので、かなりスムーズに話を描けていたと思う。
今回新加入のブラックパンサーやスパイダーマンもちょっと尺調整を間違えれば冗長になりそうな位存在感のあるキャラなのにあの上映時間の中で上手く納めていて、その見事なバランス加減にマーベルスタジオとルッソ兄弟に称賛を贈りたくなるほど。
個人的には以前、「熱量と文字数」のアントマン回で話にだけ聞いていた「ジャイアントマン」の初登場シーンが観られた事や、新スパイダーマン役のトム・ホランドが予想以上にスパイダーマンっぽさを醸し出していた事、ブラックパンサーが予想外にカッコ良くて、今後の単体映画やインフィニティ・ウォーでの活躍も楽しみ。
アベンジャーズの対立映画ではあるけど、”南北戦争”を意識させる「シビルウォー」ってタイトルを今製作するって言うのが明らかに大統領選挙を控える今のアメリカ社会や、9.11のテロ以降アメリカがテロリズムと独自に闘ってきた事に対する国際社会のメタファーで、アメリカの名を冠するキャップの選択が世界を率いるアメリカの進むべき道だと指し示している様に感じた。
アベンジャーズ3
アメリカの娯楽作品は単純で楽しい
スパイダーマンの扱いが原作とは異なるけど
お得意の映画仕様ということで在り
難しく考えたらだめだ
アクションいっぱいの作品と思えば楽しい
必殺技はどうかなと思ったけども
ヒーロー対決
アベンジャーズの活動による犠牲やウィンター・ソルジャーを巡ってキャプテン・アメリカとアイアンマンが対立するストーリーです。タイトルはキャプテン・アメリカですが、従来のアベンジャーズに加えて、ブラックパンサー、スパイダーマン、アントマンなども登場します。同じようなヒーロー対決でも「バットマンVSスーパーマン」に比べるとストーリーが分かり易く、スケールが大きく面白かったです。「正義の味方」における「正義」やその活動による犠牲の問題は解決困難に思えますが、どう答えを出すのでしょうか。
ゴールデンウィークに観るには最適
一般市民を傷つけ、建物を壊し、という理由で分裂、母親の亡くなり方も絡んで、というのはちょっと前に観た映画と同じだけど、その後の展開が全く違っていて、ストーリー的にも、もちろんアクション的にも見応えがあって面白かった。
終わり方も、確かに「ココで終わり!?」というような終わり方だったけど、スッキリとまとめた感があって良かったと思う。
できたら、この作品に登場するキャラの映画(アイアンマン、キャプテンアメリカ、スパイダーマン、アントマン、アベンジャーズ)全て観てから観ると更に面白いので、オススメです。(もちろん、今までの作品を一度も観たことがない人でも十分楽しめますが。。。)
どうせならワンシーンでもいいからソーとハルクも観たかったと思ったのは私だけではないはず。。。
最高のアクション映画です
マーベル好きとしては見ない訳にはいかない今作、結果的に予想通りの面白さでした。
アクションも各キャラの見せ場も全てがしっかりしていて上映時間は長いのにあっという間に終わりました。
ストーリーも個人的には満足です。
みんな自分勝手なように見えるような評価もちらついてはいますが、個人的にはそこも良かった点だと思っています。
スーパーヒーロー達も心は人間で、今まで結束してきた仲間だからこそ引けない道理がある。両親の傷を抱えそれをずっと密かに乗り越えられずにいたトニー、冷凍仮死状態から目覚めてついにペギーも亡くなり、自分のことを知っている人間が親友バッキーしか居なくなりどうしても失いたくないキャプテン。
譲れないものがある。という感じが強く響いてきて最後の戦いは切なかったです。
評価が5じゃないのは、最初の追走シーンの観づらすぎるカメラワークと唯一気にくわなかったブラックパンサーの影響です。
ブラックパンサー車よりも早く走れちゃうんだから国王助けられたんじゃ...笑
終始一人だけなにがしたいのかよう分からないパッとしないヒーローでした。
やっぱりアクション大作は4DX。(^○^)
アントマンがウルトラマンに変身したのには大笑い!
ストーリーはともかく、ひたすら対等に戦い続ける主役級ヒーローたち。動く椅子の効果もあって、GWの映画鑑賞を充分に楽しめました!(^○^)
3D-MX4D恐るべし
キャラのどアップは迫力があっていいけど、戦闘シーンのどアップは酔いそう。その上お尻や背中をガンガン蹴られるわで途中から気持ち悪くなってきた。そんなわけで映画に今一つ没頭できず。
スパイダーマンやアントマンは良かった。あそこがクライマックス。全般にウダウダ話が多い。対等に戦える敵が居なくて身内の争いというのはやはり残念。何も考えず最後はみんなで大無双大会という方がやはりスッキリすると思う。
切なかった…
『キャプテンアメリカ』だということを忘れるくらい出演者が豪華。
これまで観てきたいちファンとしてはとても見応えを感じました。
ただ、個人的には前2作も面白かったし、今回も『キャプテン〜』として観ればとても面白かったけど、アベンジャーズシリーズの中でアイアンマンが一番好きな私としては彼が出演している時点でそちらに気持ちが入ってしまったために、物語全体がトニースタークにとってせつない物語になっていたように感じてしまい、
帰り道『トニーかわいそう…(>_<)』としか言えなかったです。
いつもならこのシリーズ2回以上は観に行くし、☆も5コつけるのに、この気持ちのままだと今回は難しいかな…
まとまり?話の流れ?
全体的にまとまりがなく、なんでそうなる?(そう考える?)てところもちらほら。
楽しみにしていた為、残念感が拭えないです。
スパイダーマン可愛かったwのはよかったかな。
ウィンターソルジャー自分は寝たほうがいいって?いや、なら最初からそうすれば?w
次回作はあるでしょう。次に期待しますっ‼︎
圧巻のエンターテイメント作品
スターウォーズの日にアベンジャーズ未経験の奥様とマーベル作品観賞。
前作までのシリアス&パワーのインフレ状態から、アントマンと3代目スパイダーマンのコメディリリーフが箸休めとなりつつ、シンプルな格闘アクションとしてそれぞれのマーベルヒーローが奮闘する良作でした。
強すぎるハルクとソー(とハルクバスター)が出てこない展開が肝なのかも。
アベンジャーズAOUの続きなんだからアベンジャーズとつけるべき内容だったけど、劇中では実質崩壊してるし、ウインターソルジャーとの絡み含めて、キャプテン・アメリカの続編の立ち位置に納得。
ヴィジョンの語る集中しすぎたヒーローとそこに集まる敵の可能性の話からの流れで、ブラックパンサーが一人葛藤しながら必然的に合流するのも凄く良かった。
定番のエンドロール後のトニーからピーターへのプレゼントも次を期待させる良い繋ぎ♪
シリーズで一番楽しめたかも。
諸々わからずに見た奥様も新生スパイダーマンにほっこり、楽しめたようで良かった。
満席で入れなかったズートピアに感謝しなくちゃ(笑)
スパイダーマンやアントマンがでてきて 戦いのシーンはとてもよかった...
スパイダーマンやアントマンがでてきて
戦いのシーンはとてもよかった(^^)
すこし内容がごちゃごちゃしててわかりずらいところがあった!
最終的にまだ対立したままの状況なのでちょっとモヤモヤが残りました!
でもありきたりな内容じゃなかったので楽しくみれました^ ^
マベールシリーズで1番よかったです!
消化不良気味
ウィンターソルジャー目当てで観に行ったようなもんなんですが笑、結局最後には眠りについちゃうし、協定についても投げっぱなしだし、続編作る気マンマンなのは別にいいんですがまとまりがなかったような…
あとそろそろ総集編みたいなやつ、作ってくれませんか?遡る作品が多すぎて復習が大変ですよ!笑
アクションがいいだけに本当になんだかやりきれない!次に期待します〜
MCU phase3
本作品で遂に幕を開けたMCUのフェーズ3。
フェーズ1、2のスタートはいずれもアイアンマン。
マーベルスタジオの杮落とし作品だった上に、しっかりと成功を収めたことから大切にされているといったところでしょうか。今回も幕開けにしっかりと出演しています。
1作目のキャプテンアメリカは、面白いというよりは、コミック作品の映画という枠を超えきれなかった印象が強かったのですが、ルッソ兄弟へと監督をバトンタッチしたウインターソルジャーから、しっかりと映画作品としてのリアリティや独立した存在感を放ちはじめ、それに伴ってキャプテンアメリカに対する人気も高くなったように感じます。
その功績からルッソ兄弟続投となった本作品は、キャプテンアメリカの3作目でありながら、シビルウォーというタイトルが大きく打ち出されています。
もともとケビンファイギがコミコンにて、今後のMCU作品の全体像を明らかにした際、キャプテンアメリカの3作目はサーペントソサエティというサブタイトルが付いていました。
これは、コミック作品で実在するストーリーなのですが、蛇系のヴィランが集まったチームの名称です。
もちろん、大した人気もなく、ただただやられるだけという場つなぎ的な存在のヴィランチームでした。
なのでキャプテンファンにとっては、シリーズ3作目にして何故そんなつまらない敵と戦わなければならないのかと疑問に感じていました。
これに関しては、敢えてマイナーなコミック作品からサブタイトルを引っ張っておいて、実際にはシビルウォーでしたー!というサプライズから情報拡散を爆発させたいというマーベルのマーケティングだという見方もありますが、コミコンというとても大きなイベントに於いて、サーペントソサエティと打つよりも、シビルウォーとした方が確実に期待感を煽りますし、爆発的な情報拡散もあったとおもいます。
僕的には、アベンジャーズエイジオブウルトロンの脚本にあったキャプテンと社長の対立から、そこを拡大させることに向かってシビルウォーに行き着いたか、シビルウォーというコンセプトありきでウルトロンにそのような脚本を滑り込ませたかのどちらかだと考える方が自然かと思いました。
いずれにせよシビルウォーという人気コンテンツを使ったのは大成功でした。
原作のシビルウォーは、マーベルのあらゆるキャラクターが大混戦する作品です。
それこそスパイディだけでなく、F4、Xメン、アイアンフィストなどなどが、スーパーヒューマン登録法の下に揺れ動き、たくさんの犠牲者もでたり、引退するものも出たりします。
なのでコミック作品を知るものにとって、このメンツでシビルウォーと言われても、スケール感の小ささを否めずにはいれませんでした。
しかし結論から言うと対立の深さと、しっかり練りこまれた根拠によって、本作品におけるシビルウォーは、しっかりとシビルウォーとして成立していました。
自ら巻き起こしたウルトロンに胸を痛め管理下に入ることを選んだ社長と、正義を貫くために個人を選んだキャプテン。
アベンジャーズのトップ2に入った亀裂が、アベンジャーズ自体を内側から音を立てて引き裂いていく様をまざまざと見せつけられます。
このずしりと重たく、冷たいシビルウォーに少しの安らぎと温かさを与えてくれたのが、ヒーローたちの空港でのバトルです。
社長がスパイディをスカウトするところもそうですが、ピーターの初々しさ、戸惑うアベンジャーズメンバーたちの表情や言葉、さらにはアントマンの巨大化であるジャイアントマンの登場といった先のMCU作品の告知をも絡めたステージがあったからこそ映画の楽しさを残すことができました。そういう意味でもファンにとって、ヒーロー同志の戦いは、胸が踊るものに仕上がっていました。
アントマンがジャイアントマンになるのも、元々の原作の設定にあるものです。がっかりしたという方もおられますが、アントマンが映画になった時点でいずれジャイアントマンが登場することにはなっていたのです。悪しからず。
コミック作品のシビルウォーではたくさんの犠牲者もでます。死んでしまうヒーローも少なからず存在します。
本作では、キャプテンチームのメンバーのホークアイ、スカーレットウィッチ、ファルコン、アントマンが国連管理下の牢獄に収監され、アイアンマンチームではウォーマシーンが下半身麻痺という重大なダメージを背負い、シビルウォーの犠牲者となりました。シビルウォーの結果として彼らも重いダメージをしっかり背負わせたのもルッソ兄弟のいい仕事の一つと言えるでしょう。
何と言っても圧巻なのがラストのキャプテンとウインターソルジャー、そしてアイアンマンの血みどろの戦い。切なくそして胸がつまるシーンです。
バロンジモは、この結末を狙い、過去にウインターソルジャーが、社長の両親を殺害した映像を探し続けていました。映像を手に入れ、まんまとシベリアにキャプテンとウインターソルジャー、アイアンマンを呼びつけることに成功したジモは、隠しておかなければならなかった事実を、映像で社長に見せつけます。
この事実を既に知っていたキャプテンへの怒りと、ウインターソルジャーという愛する者を奪った相手に対して怒りで我を失った社長が激突するという流れです。
戦いのラストでは、本当にキャプテンがアイアンマンを殺してしまうのではないかと、本当に心からキャプテンを恐ろしく感じてしまうほどの迫真の演技を見ることができます。
マスクを外し血だらけになった社長の顔とキャプテンの正気を失った目は見る者を圧倒してくれるでしょう。これは映画でなければ味わえないシビルウォーです。
社長の死は想定外でしたが、本作でキャプテンが死ぬという噂がありました。
コミック作品では、シビルウォーの後にデスオブキャプテンアメリカという作品が出ています。シビルウォーで巻き起こった被害に胸を痛めたキャプテンが、制度に抗うことを止め、当局に投降を決めた後からのストーリーです。
この作品は、投獄されるため移送途中のキャプテンが射殺されるところから始まり、親友のウインターソルジャーがキャプテンアメリカを受け継ぐというのが大まかなストーリーなのですが、何を隠そうこのキャプテンを殺したのがシャロンカーターなのです。
本作中盤で、エージェント13がシャロンカーターであることを公表するシーンがあります。この時点でファンとしてはドキドキものです。しかもウインターソルジャーがバッキーとしての意識を取り戻しているのですから、もうキャプテンの死は避けられないものだと確信してしまうわけです。でも本作では、死ななかった。本当によかった。
コミック作品のシビルウォーの中にあるように、レジスタンスとして地下に潜ることになります。
次の登場はインフィニティウォーのパート1、パート2のどちらかになりますが、社長がキャプテンに助けを求め、再びアベンジャーズが一つになることを願うばかりです。
MCUはこの後、ドクターストレンジ、ガーディアンズオブザギャラクシー2、スパイダーマンと続きます。
本作のおまけ映像は、ジモの収監後の不敵な笑みが見られます。ジモはコミック作品では、紫のマスクが接着剤によって取れなくなったヒドラの化学者というヴィランです。
今は素顔ですが、ジモである限り何らかの展開を感じさせてくれます。
そして、もう一つがスパイダーマンが帰ってくるという映像。最後は社長が作ったガジェットからツムツム仕様のスパイディのアイコンが天井に映し出されます。ディズニー作品であることを一般観衆にもアピールしていると思われます。
気になるスパイディ新作ですが、本作でスパイダースーツを社長が手がけたので、単独映画にも社長が関わることになるかとおもわれます。シビルウォーでの合流までを描く可能性もありそうですね。
今後スパイダーマン単独作品も複数続くことが考えられると、期待してしまうのがアイアンスパイダーマンの登場。ワカンダで採れるヴィブラニウムで作られたスパイダースーツで、カラーはアイアンマンカラーというもの。そこまではやらないのかなぁ、いやいやディズニーのグッズ展開を考えたらありえそうです。
さぁ、ますます加速していくMCUの世界。
本作がその期待を現実のものとしてくれました。
劇場でぜひご覧ください!
アベンジャーズシリーズでは一番
IMAX3Dで鑑賞しましたがアクションシーンが多く見にくい部分もあり、むしろ2Dでもよいかと。
話は実質的にアベンジャーズです。
前回のウルトロンからの続編です。そう捉えると個人的にはアベンジャーズシリーズでは一番面白かったですね。
登場人物は多いのですが、それぞれ見せ場があり、そこまでの持っていき方も考えられてます。まあ、ホークアイとアントマン、スパイダーマンはとってつけ感がありましたが、それでも面白かったです。
何よりストーリーが良く、現在のイスラム圏へのアメリカの行動に対するアンチテーゼとも受け取れる様相を見せています。
これがベストと信じてアイアンマン、キャプテンアメリカそれぞれがアベンジャーズのあり方を選択した結果、内部で敵対します。
が、結局は国連下の統制を選択したアイアンマン側が事実誤認していたり、キャプテンはパッキーは無罪であると、結果的には事実を正しく認識していたものの、その根拠はまずは友人だから、という、ともすれば非常に独りよがりな根拠で走り始めたりと、正義の行動は不確定要素満載であることもこれまでのヒーローものとは違い、考えさせられる部分です。
また、それぞれが正義と信じて行った末の破壊行動が憎しみと復讐の連鎖を生んだことに対し、ヒーローそれぞれが葛藤する様がわかりやすく描かれています。そこに連鎖の被害者でもある新加入のブラックパンサーが、テロ犯に対して復讐ではなく『許し』を見せるため、一層、現在のアメリカ、イスラム圏を取り巻く情勢を多面的に考えさせられる作りになっています。
ビッグヒーローものにして、ここまで多面的な捉え方をストーリーに盛り込み、且つ複雑になり過ぎず、エンタテイメント性を損なわないように脚本ができていることが驚きでした。
それぞれの思い
面白かった!!
それぞれの思い、決断、迷い。
正しいってなんだろう。
それぞれの気持ち、
それぞれに共感できた。
結構重いテーマだけど、
アントマンとスパイダーマンのおかげか、
観てて辛くはならなかったな。
新しいスーパーマンとかはもー、重すぎていい加減にしなさいって思っちゃったから。
アクションも良かった!
一番はやっぱり空港んとこヽ(≧▽≦)ノ
アントマンじゃなくて、ジャイアントマンやんか(笑)
スパイダーマン、トーク最高!ATAT!!
いつものメンバーももちろん最高っ!!
ヴィジョンも悩むんだね。
ウォーマシンーー(T ^ T)
キャプテンがともかく自分の気持ちにまっすぐで。
迷いなく進む姿に、
ちょっと待ってよって思いつつも、
ちょっと憧れる。
最後トニーの復讐シーンだけはめちゃ哀しかった。
トニー、ダメだよダメだよ!!って。
そんな中、ブラックパンサーの決断に
胸打たれたわ。
結局バラバラになっちゃったアベンジャーズ。
犯人が「普通の人」の復讐心ってのも、
考えさせられるね。
何より大好きなトニーがめっちゃ悩んでて。
ペッパーと仲直りさせてあげてー。
後味が悪くないのは、
最後のキャプテンからの手紙のおかげかな。
この後どういう展開になるかわからないけど、
みんなで文句言いながらも、
まとまって闘って欲しいな。
ご都合主義って言われても、
やっぱりハッピーエンドが観たいもん。
ウルトロンよりわかりやすくて、
アクションも観やすくて本当に良かった♪( ´▽`)
これから続くマーベル作品がますます楽しみ!!
PS
映画館でおまけにもらった
マーベルツムツムのスマホピアスと、
シビルウォーのカード3枚組。
カードの一枚が七つの大罪で、家帰って見て
めちゃめちゃ驚いたっ(≧▽≦)
全121件中、61~80件目を表示