「マーベルらしさ」シビル・ウォー キャプテン・アメリカ 弐番さんの映画レビュー(感想・評価)
マーベルらしさ
キャプテンアメリカとアイアンマンが闘う。これは単なる「VS」ものではなく、DC社の「ウォッチメン」や先日公開された「バットマン vs スーパーマン」などにも共通した、誰が力を見張るのか。ビジランティズムの行き着く先はなにか。といったテーマにもぶちあたるものである。そういったシビアなテーマのなか、作品を重苦しい雰囲気に落とさなくて済んだのはアントマンとスパイダーマンの存在のおかげである。
アントマンの普通の人っぽさ、そして軽口を叩く様。スパイダーマンの減らず口と活気あるティーンエイジャーの姿。この二つが観客のプレッシャーを減らすことに貢献している。またその明るく行動的な姿こそ、人々がマーベルヒーローに求めていたものなのだと思う。
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