劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそのレビュー・感想・評価
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一生懸命な姿に魅かれる
今作は劇場版としては第1弾で、テレビシリーズの総集編だそうです。京都アニメーションが小説をアニメ化するのが得意であることは、私にとってのアニメ最高傑作『涼宮ハルヒの憂鬱』(テレビシリーズ&劇場版)で承知しました。4コマ漫画をアニメ化した『けいおん!』(テレビシリーズ及び劇場版)も大好きです。
何であれ、目標を持ち本氣で取り組むと、そこにドラマが生まれます。ただ続けているだけでは意外と成長しないもので、“好き”以外に“悔しさ”等の特別な感情が自分を変えていくのだと思います。
学校の部活動という仕組みについてですが、利害関係のないガチの大会、目標や勝負する場があって、ひたすら目の前のことに打ち込める環境は恵まれています。それは大変ありがたい仕組みだと思います。
今作は北宇治高校吹奏楽部に焦点を絞っています。親や家族が登場しませんが、どんな家庭であっても氣にせずに部活一筋の女子高生目線で、ライバルや憧れの存在がいて一喜一憂するといった感じでスッキリしています。原作の小説は未読で、テレビシリーズも未視聴、吹奏楽部に所属したことすらありませんが、登場人物に感情移入して楽しむことができました。後半のオーディションの場面は感動しました。主人公の黄前久美子が「うまくなりたい」と泣きながら走るシーンは迫力がありました。青春映画として完成されています。
高校時代を思い出す
私は中高と吹奏楽部でしたが、実際の高校吹奏楽部の練習風景やコンクールの様子を忠実にアニメ化していて、高校時代の部活動を懐かしく思い出せる映画でした。
テレビアニメ18話分を再編成しているため、内容的にちょっと薄く感じる部分もありますが、飽きずに最後まで見られました。
最近吹奏楽部に入部した娘も楽しく見ていました。
ブサイクが全くいない奇跡の部活、私も入りたい。ただなあ、吹部って運...
ブサイクが全くいない奇跡の部活、私も入りたい。ただなあ、吹部って運動部よりキツいんだよなぁ。
オーディション対決、面白かった。素晴らしい向上心。そして悔しさの涙(今はこれが足りない気がする)
京アニ作品、大好きです。
あの京アニの作品
久美子は通っていた中学から進学者の少ない北宇治高校を選んで入学した。出迎えた吹奏楽部の演奏は決して上手くなかった。
目標を全国大会出場にするのか否かからスタート。
吹奏楽部は経験無いので分からないが、リアルっぽいね。あくまでも自主性を重んじる指導体制だったね。顧問の先生の力量にもよるよね。あの京アニの作品という事で、やっぱり細かなところまでよく描けてたね。それと久美子役声優黒沢ともよさんの声よかったね。
熱血トランペット乙女・高坂麗奈と共に疾る協奏曲
原作は武田綾乃の同名小説。
監督はテレビシリーズから石原立也が引き継ぐ。
テレビアニメ一期の総集編に、音声を新たに録り下ろし、シーンを足したもの。
【ストーリー】
中学最後の吹奏楽コンクールで金賞だが全国に届かず(通称ダメ金)に終わった、ユーフォ奏者の主人公・黄前久美子。
吹奏楽にいい思い出もなかったから、高校では他の部活をするつもりだったのに、クラスメイトや先輩に目をつけられてズルズルと吹奏楽部に入部させられてしまう。
久美子が一番吹奏楽に入りたくない理由、それは侵入部員に、中学でトランペットのエース奏者だった高坂麗奈がいたから。
コンクール銀賞と決まった時に泣いていた同級生の麗奈に「え高坂さん、本気で全国行けると思ってたの?」ポロっと失言してしまい、思いっきり睨まれた挙句「悔しくて死にそう」とまで言わせた気まずさからだった。
正直演奏レベルのひどい、北宇治高校吹奏楽部だったが、新任の吹奏楽部顧問・滝昇は、就任早々「思い出を作る部か、それとも全国を目指す部か、どちらにしますか」と、柔らかい物腰ながら大きな決断を迫る。
多くの者がぼんやりと「じゃあ、全国大会を目指します」と答えると、滝は部員全員にありえないほど厳しい訓練を強要する。
主人公・黄前久美子は天然系腹黒女子で、ついいらん事言っちゃうタイプ。
なのに北宇治高校吹奏楽部のトラブルバスターを押し付けられてしまいます。
部活内の問題が持ち上がるたび、その解決に奔走させられる久美子。
新入生なのに大変だあ。
同クラのサファイア川島と加藤葉月の力も借りつつ、トラブルシュートに駆り出される毎日。
物語はテレビシリーズの内容を、自信家でめちゃくちゃ我の強い美少女麗奈との関係を中心に再編成されています。
果たして久美子は、次世代の北宇治エース麗奈と仲直りできるのか。
ストーリーを支えるのは、京アニ印のクオリティの高い画面作りと音作り。
楽器はCG、演奏時のポーズ他はCG人形を下敷きにして実線を描くこだわり。
演奏のクオリティも折り紙付きで、海外の有名なオーケストラ奏者の中にもこの作品のファンがいたと、録音に参加された奏者の方も言っていたとか。
テレビ放送時には泣く泣くカットした劇中曲『三日月の舞』の一部演奏シーンを、盛り込んでの構成となっております。
特に高坂麗奈のソロ演奏シーンは、音色の美しさも相まってゾクゾクするほど素晴らしいものに仕上がっています。
人気の上級生、鎧塚みぞれのシーンも、新たに加えられてますよ。
とにかく手をかけ、音楽とアニメーションの親和度の高い画面を作り上げています。
半分ぐらい自業自得の苦労人体質、大前久美子とゆかいな仲間たちの冒険の始まり、とくとご覧あれ。
ダイジェストではあるが
テレビシリーズ13話のダイジェスト版。当然にかけ足になり、各キャラの個性、エピソードは薄味になってしまう。
それでもストーリーの流れ的には無理なくは追える。勿論、テレビシリーズを見ていれば、(あぁ、ここバッサリいったなぁ)と思うが、総集編に有りがちな「ん?なんか話しが飛んで良く分からん」と言うのは無い。
ただ残念なのはクライマックスでのコンクールでの演奏シーン。演奏シーンそのモノは、アニメではテレビ版の「四月は君の嘘」と並ぶ出来だと思う。まして「四月は君の嘘」はピアノ独奏に対し、こちらは多人数の多種の楽器を使った演奏。それが、途中何度かバックヤードのシーンに遮られてしまう。一つは部内コンテストに落ちたBチームの葉月と夏紀が映る時。共に吹奏楽は高校デビュー組で、葉月は一年、夏紀にしても真面目に練習しだしたのは二年生になってから。それなりの無念さはテレビシリーズでは見せていたが、劇場版ではバッサリといった部分。もう一つは主人公・久美子の中学の同級生、立華高校に行った梓のシーン。こちらも特段に映す必要は無いのではと思う。原作シリーズでは彼女を主人公にした番外編が有るものの、アニメにおいては入学早々のサンフェスと、コンテスト当日に顔を出す程度(テレビシリーズ二期でも少々出番は有るが劇場版ではバッサリ)。製作サイドとしては同じ制作会社の「Free」同様にドンドンと続編を作る展開に備えて顔出しさせたのかも知れないが、BLで腐女子人気を集めた「Free」に比べれば盛り上がらず・・・。葉月らのシーンも、梓のシーンも絵だけ見せて、演奏の音量は変える事無くで良かったのでは無いか。
エンドロールで、二期ではかなりメインになる、みぞれ役の種崎さんが役名もなく、その他扱いになっているのはチョット笑える。
同調圧力
怖い。
ブラック部活で夏休みは実動12時間土日休みなし。
洗脳された高校生は強迫観念で部活外でもいつでも練習。三年生もいつまでも抜けられない。二軍の上級生も進んで腐らずサポート。突然の部活至上主義にも常識人の三年生しかやめない異常さ。
公立高校なのに。はやく顧問が異動にならないといつか問題になるだろう。
架空の絵空事だから許されるのだろうが、素人に毛程度の学校がスカウトで集めたわけでもない部活が半年で全国水準になるのは嗤えた。
同じ京都が舞台の、素人から全国にはばたいた伏見工業ラグビー部は五年計画で人集めして成し遂げた。
高校吹奏楽部が舞台のヒューマンドラマです。胸が熱くなります。
京都アニメーション作品。
劇場版がこれまで4本作成されていますが、その1作目。
2016年4月公開なのでもう4年前になります。
この作品、公開当時に気になりながら、未鑑賞。
次の年に2作目が公開され、これは劇場で観ることができたのですが、
とても良い出来映えで、作品の世界に引きこまれました。
となると
まだ見ぬ1作目や~い
と、どこかで見られないかと思っていたところ
タイミングよく、NHKがTVシリーズ第1期を放送。 よっしゃ
劇場版1作目は、このシリーズの総集編です。
これを観たことでお話の進行に追いつきました。 ふぅ
で
劇場版1作目は「観たつもり」でいたのですが
今回のコロナ騒動後、の映画館の再開
もよりの映画館で第1作を上映しているではないですか。
映画館にはしばらく通ってないし、リハビリ必要かも。 うん そうしよう
ならば、これを見ておこうかな
というわけで鑑賞してきました。
前置き長すぎ… すいません…汗
◇
この作品
「北宇治北宇治高校吹奏楽部へようこそ」
とタイトルに付いている通り、
ストーリーも登場人物も、とても丁寧に描かれてます。
特に
黄前久美子(ユーフォニアム) と
高坂麗奈 (トランペット)
この二人の関係が、中学校時代にも逆上って描かれます。
中学校でも同じ吹奏楽部だったこの二人。
大会で入賞できず悔し涙にくれた 麗奈
麗奈の心境が理解できなかった 久美子
そんな二人が高校の吹奏楽部でも一緒のメンバーに。
麗奈に触発され練習を重ね、彼女の理解者となっていく 久美子
そんな久美子が次第に自分の支えになっていると気付く 麗奈
ちょっと見には
アヤシイ関係にみえる程、親密になる二人。 …百合ではないです きっと
この二人、特に麗奈
クールかと思わせておいて、実は情熱家。
飾らない言葉
むき出しの感情
それがしっかりと伝わってきて好感が持てました。
(高校を選んだ理由も、熱き情熱ゆえらしい)
他の登場人物も
みんな生き生きと描かれておりまして
感情に働きかけてくる、とても良い作品でした。
◇
記憶に残る会話
久美子 「何があっても、私はあなたの味方だから」
麗奈 「裏切ったら 私、あなたを刺すから」
久美子 「あんたなら、きっとそうする。 分かってる」
ウロ覚えですが、こんな感じ。
会話の内容がすごい男前だなと。 女の子の会話なのに
◇
ユーフォニアム あれこれ
名前
この作品で、初めてその名前を知りました。
テナー・チューバとも呼ばれるらしい
チューバなら聞いたことあります。 チューバッカ …は違う
値段
下世話ながら、値段が気になってネットで調べてみたところ
数万円から100万オーバーまで。 ピンきりみたいです。
有名なブランドのはもっと高いのでしょう
※ 個人で買った場合、どういう場所で練習するのでしょう?
音色
ソロ演奏の音色が気になり
これまたネットで探して聞いてみました。
奥深く そして
落ち着いた音色です。
聞いていると、すごく癒される気がします。
最後に
「ユーフォニアム」
って金管楽器に分類されるようです (無知ですいません)
「金管楽器」って、唇を震わせて演奏する楽器のことで (初めて知りました)
広い意味で「ほら貝」も金管楽器に相当するらしいです (目からウロコ)
久美子が「ユーフォニアム」を演奏するようになったきっかけ
お話の中にあったかなぁ。
今、それが気になっています。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
追悼
劇場版からテレビシリーズまで、レンタルで全巻を観終わったところです。
僕自身が中学校でチューバを、高校ではホルンを吹いていたので、胸を熱くして画面と音に没入しました。
演奏する生徒の動き、楽器を構える時のかすかな音、初めて音合わせをしたハズキの感動・・
脚本、録音、演出、構成とこのアニメーションの作りの全てが
僕をあの頃に帰してくれました。
だからこそ
この度の放火が残念で悔しくてなりません。
吹部の仲間も京アニの皆さんもみんな失なわれてしまった。
一体なんという事をしてくれたのでしょうか。
奏でろ!京都アニメーション
吹奏楽に打ち込む高校生たちの青春を描いた同名小説を基にした京都アニメーション作品。
見る順番が逆になってしまったが、以前スピンオフ的な『リズと青い鳥』は見たが、こちらが本元。
TVシリーズ第1期の再編集劇場版。
TVシリーズは未見。
京アニらしい可愛くて魅力的なキャラはいいが、TVシリーズを見てないと、当初はキャラを把握するのにちと一苦労。
でも、話の方は至って王道。
かつては強豪、今は弱小となってしまった北宇治高校吹奏楽部。
中学時代ユーフォニアムを吹いていた1年生の久美子はクラスメートに誘われ見学するも、なかなか入部に踏み切れない。
そこで、中学時代の同級生・麗奈と再会し…。
入部。奏で始めた青春の調べ。
やっぱり京アニは、こういう等身大の青春ストーリーがいい。
京アニで高校生×青春×部活と言うと、同スタジオの代表作『けいおん!』を思い浮かべる。
が、部員があちらのようなほのぼの楽しい部活ライフを選んでいたらそうなったかもしれないが、部員が選んだのは、王道も王道。目指せ、全国大会!
新顧問は、丁寧な言葉遣いと物腰柔らかなイケメンながら、指導は厳しい。
初めて合奏するも、指導するには及ばないレベルと一蹴し、一週間の個人練習を言い渡す。
何とか指導出来るレベルになったものの、そこからが本当の始まり。部員一人一人、楽器一つ一つを細かくチェック。
出来なければ外される。1年生だろうと3年生だろうと贔屓はナシ。実力勝負。
終盤、コンクールに向けて、出場メンバーをオーディションで選出。部員の中にぎくしゃくや軋轢が…。
苦悩、葛藤、疑問…。
が、決してこれらは無駄ではなかった。
部員たちの実力が花開き始める。
中盤、北宇治吹奏楽部の実力を知らしめた地元フェスでの演奏は、高揚感満点!
主人公・久美子が入部を躊躇った理由は、中学時代の麗奈とのわだかまり。
全国を目指していたのに、“ダメ金”に留まり、悔し涙を流す麗奈に、「本当に全国行けると思っていたの?」と、つい心無い失言を…。
そんな久美子が今、悔し涙を流す。
思うような演奏出来ず、顧問からあるパートのユーフォニアムは別の奏者のソロで、と言われ…。つまりは、戦力外通告。
知らなかった。こんなに辛かったんだ。悔しかったんだ…。
上手くなりたい!
涙ながらにそう叫ぶシーンは、本作を象徴するハイライトと言えよう。
美しい画で可愛いキャラが織り成す…と思うなかれ。
ユーモアや淡い恋愛模様も散りばめられているが、思ってた以上にシリアス。スポ根のように、熱い!
全13話を100分の尺に収めたのでダイジェスト的でもあるが、一つの作品としてそう違和感なく纏められていると思う。
そして言うまでもなく、演奏シーンの見事さ、楽器のリアルさ、楽曲の素晴らしさ!
全国を目指す彼女たちにとって、感動的なクライマックスも通過点。
彼女たちの演奏は始まったばかり!
もっとフォルテシモ!
テレビ版は全く見てないが、総集編という粗さを感じさせない、一本のまとまった作品でした。楽器の知識はあっても、低音部パートのユーフォニアム、チューバ、コントラバスなど馴染みの薄い楽器を描いているところがいい。コンクールにおいては金賞を取れたとしても全国大会に向けて駒を進めることができないという事実も知ってはいるけど、あらためて認識させられました。
黄前久美子はユーフォニアム、クラスメイトの葉月、緑輝はそれぞれチューバ、コントラバスを担当することになる。ストーリーは新任の滝先生とトランペットの高坂麗奈に移行するが、コンクールのためのオーディションという試練が待っていた。父親もトランぺッターだという麗奈は贔屓目で見られているんじゃないかと、上級生たちは嫉妬心いっぱい。ただ、純粋に特別な存在になりたいと願う麗奈に心を奪われたかのような久美子の関係。
合奏という全員で勝ち取る音楽には個々の葛藤が様々渦巻いているのだ。心が一つになるためには落選だって納得しなければならない辛さ。そうした想いや、ちょっと百合ごころを感じさせるシーンなど、舞台上の高校生たちには現れない青春が心地よく感じられるのだ。3年生には最後のチャンスなんだよ!という主張もわかるが、所詮はほんの数小節のソロパート争い。新入生に譲った中世古香織の決断や、舞台裏で一緒になって喜ぶ落選したユーフォニアムのナツキの姿がとても感動的。生まれ変わったら吹奏楽部に入ってみたい!と思えるアニメ作品でした。
知ってる曲は暴れん坊将軍、新世界、ライディーンだけ・・・
いつでも感動作💮
テレビ版の総集編でありながら、
やっぱり観賞すると胸熱くなる😅
いわゆるダメ系が努力と困難を克服し、
最後に大成するドラマ。
スクールウォーズ
青空エール
チアダン…
この手の作品に弱い私😅
京アニ作品だけにキャラが秀逸✨✨
アニヲタ好みと勘違いするなかれ。
全国大会を目指すことに軸足置いて
再編集+追加カットの映画として、
ブレずに完成した作品となってます。
テレビシリーズは高校生らしいエピソードも満載。
これがこの作品の充実度を上げてます。
出来は文句なしです。
宇治周辺の聖地巡礼したくなります😊
ドエム向きの映画!!
高校の時吹奏楽部だったのを思い出しました。吹奏楽部の厳しい面が凝縮されていると思います。木管パートと男子部員が空気で、厳しい要素だけを抽出し過ぎだと思いました。楽しいと思えたシーンが一切ないです。先生も人間味が無く、AIみたいで嘘くさかったです。秋元グループに入ると、このような女子バトルは延々と続くのでしょう。
早送り
星の対比以外は画面は退屈で、役者の演技・キャラクターの仕草や表情にも心を揺さぶられるものは無かった。
また、久美子の技術的な成長の裏付けとなる練習部分や青春を駆ける心理描写は丁寧とは思えず、物語に余韻が生まれなかった。
単にテレビシリーズを短縮するだけならば、当然薄味になる。
キャラクターの時間に寄り添う努力がみられなかった。
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