「現代のスマホ社会へのアンチテーゼ?」ロブスター hama kanoさんの映画レビュー(感想・評価)
現代のスマホ社会へのアンチテーゼ?
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なんとも不思議な世界観でよく分からないが惹き込まれる作品。
原作者は何を伝えたかったのか?
受け止めは人それぞれだろうけど、現代のスマホ社会へのアンチテーゼと感じた。
みんな同じような服を着て、ホテルに集められ相手がどんな趣味嗜好か、どんな容姿かを元に恋愛相手を探し出す。
感情よりは条件で相手を探す方法は、マッチングアプリで相手を探す様子そのものだ。
ホテルに入って最初に片手を拘束されるのは、片手でスマホを拘束されていることのメタファーと受け止めた。
一方、森でワイルドな生活をするステージでは、恋愛は禁止され、独裁者に支配され、狩をして生き延びる世界。
(狩られる動物は、ホテルで動物にされた人?)
ホテルでの綺麗な服を着て、美味しいものを食べ相手を探す世界とは真逆の不自由な世界が描かれるが、主人公はそんな中、直感的に好きな相手に惹かれていく。
相手もまた同様に。
相手の女性は恋愛禁止の掟を破ったことで、目を潰されてしまうわけだが、主人公はそれでも相手を支え続け、二人逃亡する。
最後は主人公も自ら目を潰そうとする場面で幕が降りるわけだが…
マッチングアプリで上辺で恋愛相手を探す現代の恋愛より、不自由でも自然に惹きつけあって見つけた恋愛が真実の愛だ。と伝えたかったように感じた。
最後に主人公は自分の目を…
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