「彼はロブスターに」ロブスター Kさんの映画レビュー(感想・評価)
彼はロブスターに
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クラシック調の音楽に乗せた寓話的世界が独特の雰囲気を醸している。「哀れなるものたち」のランティモス監督らしい作品である。世界観が完成されており綻びがないので安心して観ていられるのがよい。表層的な短い台詞の積み重ねが滑稽であり、それそのものが痛烈な社会風刺になっているようだ。
エンドロールの波の音から、彼はロブスターになったのだろうと観ているものの想像に任せるのが悪くないが、パートナーとなる彼女がナレーションを務めているのも意味がありそうでいて、でも何故なのかはわからなかった。
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