劇場公開日 2016年6月4日

  • 予告編を見る

「言葉にする大切さ。教えてくれるほんわかラブストーリー。」高台家の人々 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0言葉にする大切さ。教えてくれるほんわかラブストーリー。

2016年7月24日
PCから投稿

笑える

楽しい

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:“テレパス”というテーマを通して、「言葉にする大切さ」を教えてくれるのが印象的。どこか親近感が湧く登場人物も魅力。
否:設定や展開等がかなり荒唐無稽なので、好き嫌いは分かれそう。

 片や他人と話すのが苦手で、1人妄想の世界を愛するヒロイン。片やテレパスであるが故に、他人に心を許せず、こちらも孤独に生きてきた御曹司。お互いに惹かれ合うものの、木絵には光正の本心は見えず、心を覗かれてしまうことへの心労が募っていってしまうのも、自然な流れです。そんな2人が、果たしてどんな風に溝を埋めていくのか、そこに注目です。
 “テレパス”という異色な意志の伝達方法を通して、
「大事なことは、言葉にしないと伝わらない。」
という、普遍的なテーマを訴えてくるのも、またステキです。
 ストーリーそのものに好き嫌いはありそうですが、一風変わったカップルの行く末を、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド