海賊とよばれた男のレビュー・感想・評価
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原作未読で観ました
原作未読です。なので映画のみの感想です。
伝記や大河ドラマが好きな人は楽しめるのではないでしょうか。
まだ若い主人公が挫折し、救われながら、より大きな会社や団体に負けじとあの手この手で仲間と成り上がっていく展開は、蜀視点の三国志のような面白さがあります。
ただ私は前妻のユキの件については消化不良です。
子供ができない身体で、跡継ぎを残せないため突然消えるのは、泣く泣く身を引いたとしても、やり方が美談には思えませんでした。
あの時代の名家や旧家は養子を取ることも多く、本編には国岡が血の繋がりに強くこだわり、養子だけはあり得ないいう考え方でいるような発言が無かったので、なぜこのタイミングで消えんねん!と思ってしまう展開でした。あのタイミングを選択したことに、納得がいく説明もなく、実話に基づいたらこうなったというなら、もう少し映画的な処理が欲しかった部分です。
もし後妻も不妊体質であった場合、なんの意味もない身の引き方ですしモヤモヤとします。そのことによって、沢山の子を遺し、ユキがいた頃よりも苦しい状況の中で長年苦労して夫を支えてきたはずの後妻がラストの船のシーンにおらず、ユキがいたということがより不愉快に思えてしまいます。
これはもうただの好みや価値観の違いなので、気にならない人は気にならないと思いますし、好きな人は好きな展開だと思います。
先に流行った映画のレ・ミゼラブルのオマージュのような構成と演出には少し笑ってしまいました。
社歌のメロディも似ているので、とても耳に残ります。もし社歌のみのmp3データが売っていたらほしいです。
原作に忠実に描かれていた
原作が良いのは分かる
商売への熱意、心構えに涙
世界を敵に戦った日本人
出光だろうとは思った
才能なんだろうな、仕事とは生きるとは何だろうか?改めて考えさせられる作品だった、戦争を通した日本人の生き様は決して恥ずべきものでは無い、胸を張れる様々な生き方を誇りとしたい、そんな気持ちになった。
子供の頃 の 日商丸、出光、タンカー このキーワードは鮮明に覚えてる それだけ戦後の長い間に渡り語り続けられた事だったんだなぁとつくづく感心した、もちろん私は戦争なんぞ知る由もないが 白人と有色人、いわゆる戦勝国と敗戦国、いろいろな出来事があり 日本人は勇敢に正義に戦ったんだろうな。
正義の定義を作るつもりは無いが 日本を取り巻く環境は正に正義の定義なんだろう。
もう一つ、ゆきの人生に涙した、店主がゆきの元へ赴くシナリオを想像していたが叶わなかった、あの結末は残念でならなかった、ゆきもまた時代に翻弄された被害者なのだろうか? 幸せだったと思って天国な召されたと思いたい。
店主にも子供達が居たような気がしたが、気のせいか?あれからどうしたんだろう。
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