海賊とよばれた男のレビュー・感想・評価
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岡田くんのカッコ良さ封印
大ヒット作『永遠の0』に続き、百田尚樹原作の小説の映画化。岡田くんはカッコ良さを封印し、ほとんどオッサンメイク。それが命取りになったのか(?)イマイチヒットせず…
ストーリーは、当時の熱い想いを感じるコトは出来るけど、あまり心には響かなかった。ピンチはあったけど、なんとかなるだろうってのが、ホントになんとかなってしまって、順風満帆に思えてしまう(^_^;)
最後は狙いすぎた感があったし(^_^;)
とりあえず、当時の喫煙率は半端ないな…
出光が昭和シェルと合流した今観ると感慨深い
とにかく男気に溢れてる。熱すぎるエピソードが目白押し。この映画をみると出光の創業家が昭和シェルとの合流に反対する気持ちもわかる気がしてしまう。初代の創った文化を本当に大事にしてるんだな。
役者もみんな良い仕事しているが、唯一気になったのが序盤の主要店員にケンカの強そうなのが居ない事。商売敵の縄張り荒らしてる中、みんなで歩いてるのだが、いま襲われたら簡単に負けそうに見えてしまった。
熱いよ熱いよ
岡田准一、七変化
戦後の立身出世物語である。
かの出光石油の創始者の物語は誇張された部分が多いのはまあ、仕方がないがそれなりに面白かった。弱冠石油業界の背景を知らないと解りづらい部分があるかも。
全編にわたり岡田准一か熱い主人公を演じているが十代から九十代までのメイクもさながら見事な七変化であった。また、脇役も味のある役者が勢揃い。特に染谷将太や國村隼、綾瀬はるかは良かったなあ。正直、出光石油がスポンサーなのは当たり前だが自画自賛的な作品ってつまらんと思ってましたがいやいや中々の見ごたえありました。。その出光石油も時代に取り残され、合併に創業者一族の反対でごたごたが続きやっと決着したばかり。さすがに海賊と呼ばれた時代の寵児も三代代われば会社を潰す習わしには、勝てず草葉の陰で泣いているであろう。合掌。
ブラック企業じゃん?
出光の社長さんをモデルに作られた石油を開発、輸入した人の話。20代から60代までの出来事を全て描いてるから何をした人かはよく分かるけど、内容がたくさんなぶん人物描写が少ないって感じた。
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特に、臭い石油を掘らせたり、戦場同然の場所に日光丸を送り込むシーン、もちろん文句も言うけど結局皆やる。こんなんいくら社長のこと信頼しててもやりたくないけど。
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この映画の中では社長との信頼関係があるからやったんだ的な美談になってるけど、イマイチなんでそこまでできるのかが分からない。特に船長後半に急に出てきて店主が言うならやります!ってなんで??(笑)
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私からしたら社長が言うことは絶対な、ワンマンブラック企業にしか思えないんだけど(笑)ここまで社長に従う理由をもっと詳しく描いてくれたらまた違ったのかも。
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まぁこういう映画を見てつくづく思うのは、日本人って結局苦しい中でもたくさん働いたらその先にいいことあるよね!っていう美談が大好きだな、と。陸王とか半沢直樹もそう。
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ほんとに仕事が好きじゃないとそれはなかなか難しいんじゃないですかね?それともこれだからゆとり世代はって言うことなんですかね?.
冒頭、特殊メイク岡田准一がどことなく違和感。 エピソードも俳優さん...
永遠の0、再び…⁈
はしょってはいましたが、期待通り!
岡田准一・・
日章丸のイラン派遣の英断が素晴らしい!
どこまで事実かわからないけれど、いい話にしようとしてだいぶ盛っている感じがする。
原作は読んでいません。
面白そうな本だとは思ったけど、本を買ったり読んだりするのは苦手なので読まなかった。
でも映画なら見られると思って見に行きました。
予告編やいろいろな宣伝を見たイメージとしては、戦後に商売を始めて成り上がっていった人物で、日本の国益を守るために貢献した偉人を想像していました。
でもだいぶ違っていた。
映画は終戦直後から始まって、岡田さんがいきなり老人の特殊メイクで出てきたので、偉人ではなく逆に戦犯的な人なのかもしれないというイメージに変わった。
見終わった後もその印象はあまり変わらなくて、いい話にしようとしているけど、これでは海賊と言われるかもしれないと思った。
海賊といってもワンピースのルフィではなく、悪い方の海賊です。
別にそれならそれでいいのだれど、偉人伝を期待していたので、ちょっと期待はずれでした。
個人的印象としては、題名のとおりで、主人公の田岡は腕っぷしが強くて度胸があって、大きな船を襲って宝物をとってしまうような人物のような気がしました。
すべて合法で、なんでも筋を通すりっぱな人のように描かれていたけれど、これだけ周りとケンカしていて軍とも結びついていたわけだから、全く非合法だったり非人道的なことをやってないというのはちょっと無理があるような気がする。
商売は基本的にお金の取り合いだから、現在みたいにそれが巧妙に隠されている時代ではないし、かなり荒っぽいこともやったと思います。
そうやって成功してきたから、石油メジャーとも対立して、一歩も引かず、勝つために裏をかくような苦肉の策で、乗組員の命を危険にさらしてタンカーをイランに行かすようなことをしたとも考えられます。
この映画見ていて一番おかしいと思ったのは、出港してかなりたってから、この船はイランに向かいます、と乗組員に伝えるところ。
命がかってるのにそれはないだろうと思いました。
見る前は、日本のため、イランの人のため、自らの被るすごい危険を顧みず、自社のタンカーをイランに派遣だろうと勝手に思っていたので、かなりがっかりしました。
綾瀬はるかさんのところも盛りすぎのような気がする。書かないけど、かなり無理がある。
他のところも変にいい話にし過ぎていておかしい。
やるなら、題名のとおり善人なのか、悪人なのかわからないような感じにしてほしかった。
岡田准一がぴったりマッチ
悪魔の実は出てこないけど、海賊の話。
原作未読で観ました
原作未読です。なので映画のみの感想です。
伝記や大河ドラマが好きな人は楽しめるのではないでしょうか。
まだ若い主人公が挫折し、救われながら、より大きな会社や団体に負けじとあの手この手で仲間と成り上がっていく展開は、蜀視点の三国志のような面白さがあります。
ただ私は前妻のユキの件については消化不良です。
子供ができない身体で、跡継ぎを残せないため突然消えるのは、泣く泣く身を引いたとしても、やり方が美談には思えませんでした。
あの時代の名家や旧家は養子を取ることも多く、本編には国岡が血の繋がりに強くこだわり、養子だけはあり得ないいう考え方でいるような発言が無かったので、なぜこのタイミングで消えんねん!と思ってしまう展開でした。あのタイミングを選択したことに、納得がいく説明もなく、実話に基づいたらこうなったというなら、もう少し映画的な処理が欲しかった部分です。
もし後妻も不妊体質であった場合、なんの意味もない身の引き方ですしモヤモヤとします。そのことによって、沢山の子を遺し、ユキがいた頃よりも苦しい状況の中で長年苦労して夫を支えてきたはずの後妻がラストの船のシーンにおらず、ユキがいたということがより不愉快に思えてしまいます。
これはもうただの好みや価値観の違いなので、気にならない人は気にならないと思いますし、好きな人は好きな展開だと思います。
先に流行った映画のレ・ミゼラブルのオマージュのような構成と演出には少し笑ってしまいました。
社歌のメロディも似ているので、とても耳に残ります。もし社歌のみのmp3データが売っていたらほしいです。
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