劇場公開日 2016年12月10日

「男だらけの映画に演技派結集 その中で紅二点…綾瀬はるかと黒木華の存在感無視できず」海賊とよばれた男 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5男だらけの映画に演技派結集 その中で紅二点…綾瀬はるかと黒木華の存在感無視できず

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「永遠の0」を大ヒットに導いた岡田准一主演×山崎貴監督が再びタッグを組み、百田尚樹氏のベストセラー小説を映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公の国岡鐵造を岡田が演じているわけだが、妙な説得力があり座長としての存在感が際立っている。

それにしても、男だらけの映画。山崎監督はこのあと「アルキメデスの大戦」でさらに強烈な男映画を撮っているが、今作でも吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、光石研、堤真一、國村隼、小林薫と芸達者な面々を揃えている。そんななか、綾瀬はるかと黒木華の存在感を見逃すことも出来ない。フィクションではあるが、限りなく史実に基づいていることからも先人たちの懸命な生き様に感服させられる。

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大塚史貴