「日本の海賊男。」海賊とよばれた男 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の海賊男。
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原作は読んでいないので比べようがないが、今作のモデルが
出光興産の創業者ということで俄然観る気が沸いた。戦後の
石油事業の発展を築いたいかにも日本人らしい男の生きざま。
明治~昭和にかけての世界情勢と共に歴史のお勉強もできる
ので大河ドラマを見ている感覚で楽しめると思う。岡田君が
この役に相応しいかどうかは人其々だろうけど(^^;彼の熱演
と監督のVFXは勢いだけでもまさに海賊という感じがした。
豪華共演陣に加え、あぁこんな会社で働けたらいいよねぇ~
と今のご時世思ってしまうが(絶対クビにならないのだから)
飛ぶ鳥落とす勢いで急成長を遂げる会社には試練が付き纏う。
この国岡鐡造という人物には他にないアイディアと行動力が
備わっているので欧米の石油メジャーも常に全力で警戒態勢、
簡単に相容れない様子は面白い。日本人相手に負け戦なんて
当時はあり得ないことだったろう。しかしこれだけ多忙では
女の出る幕などない、綾瀬はるかの場面だけは色づくものの、
あっという間にそれも消え去る。彼の人生が石油事業と共に
あったことはよく分かるが払った犠牲もそれ相応だったろう。
(日章丸の登場は迫力あったけど、いきなり感もあったなぁ)
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