「これこそ前後編でやるべき作品」海賊とよばれた男 ぐっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
これこそ前後編でやるべき作品
良い作品であることと同時に、上下巻ある原作を長ったらしくやったらテンポが悪く朝ドラでもいいんじゃねと思っていたのですが問題なく原作の見どころエピソードをよく2時間30分でまとめることができたなってことも評価してもよい作品かもしれませんな。
ただ全体を観ていてこのエピソードも入れたほうがいいんじゃねって思っちゃいましたけど原作の話を全部やっていたら、前後編でやってくれと言いたいとこでした。
永遠の0も大好きでありますが、今回の岡田准一さんの演技は大変だったんだろうなと思いましたよ。国岡さんの若い時代から年老いたところまで幅広く演技をしなければこの作品は成立しないのですが、さすが岡田くんお見事でしたねぇ~~!原作イメージどおりの国岡鐡造が出来上がっていて本当に良かったです。
やっぱすげぇ役者さんですなぁ~(V6のメンバーであることも忘れずに。)
共演メンバーもいい役者さんがそろっておりますが、私は長谷部を演じた染谷将太さんが良かったですなぁ。漁師時代での国岡との出会いのシーンとか満鉄での国岡との共演シーンは店主と店員のいい掛け合いシーンかもしれません。
山崎監督作品は永遠の0やALWAYSシリーズ、寄生獣シリーズなどなどVFX技術には毎回驚かされますが、CG好きの私に言わせてもらうと、今回の作品も期待していただきたいと言えますよ。冒頭シーンからリアルな映像がありますのでご注目。
激動の時代、国内外の大手から様々な妨害もありながら、これからの日本のことを考えての行動の素晴らしさと店員のこともちゃんと考え1人も切らずに乗り越えようとする精神力、改めてこの人は素晴らしいと実感させられました。
店主が強い志を持っていてこそ、店員からも信頼を得て、いい人だからこそ素晴らしい会社が出来上がる。今の時代に必要なイメージだと思わさせられました。
男性とくに経営者、ビジネスマンの人、原作が好きな人は観て損なしの映画だと思います。
今度はドラマでも観てみたいなぁ~~(*^_^*)