「男くさい男の映画。しかし、ラストに近いシーンで涙 (ノ△・。)」海賊とよばれた男 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)
男くさい男の映画。しかし、ラストに近いシーンで涙 (ノ△・。)
Movix堺で映画「海賊とよばれた男」を見た。
正午前後の上映回だったが劇場はいつになく混雑している。
見た感じ、小中学生が圧倒的に多い。
ほとんどが「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」の観客と思われた。
思ったとおり、週明けの発表で「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」が公開初週で興行成績ダントツの1位であった。
映画「海賊とよばれた男」は、やしきたかじん氏の相続のごたごたに関して著しく世間の評判を落とした百田尚樹氏の原作である。
V6の岡田准一が出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を演じる。
船の燃料を海上で漁師船に届け、半ば強引な販売方法で売り上げを伸ばす主人公・国岡鐵造はその姿を指して「海賊」と呼ばれたことが原作のタイトルの由来である。
20歳代から臨終の90歳代までを岡田准一がひとりで演じている。
登場人物はほとんど男たちであり、男くさい映画ではあるのだが、
紅一点が岡田准一の妻役の綾瀬はるかである。
ラストに近い場面で国岡鐵造の最初の妻(綾瀬はるか)の悲しいエピソードが語られるシーンがあるのだが、そこで涙してしまった。
この映画や原作本を通じて出光興産が唯一の日本民族系石油販売企業であることを知る人も少なくないだろう。
その意味で胸が熱くなる場面も多い。
上映時間は145分。
かなり長い作品ではあるが長さを感じることは無かった。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
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