劇場公開日 2016年3月12日

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「報われない重さだけが残ってしまう」マジカル・ガール 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0報われない重さだけが残ってしまう

2022年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

余命わずかな少女は日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはユキコのコスプレして踊ること。
この件だけですっごい気になる作品でした。
また、劇中歌には長山洋子の「春はSARASARA」が流れて、物凄いサブカル感なんですね。
先の短い娘の願いを叶えたい。入り口はそんなキャッチーなのに、内容はかなりシビア。
金のため深み深みへとはまっていきます。
中盤以降はスペインへの社会制度への風刺が強く、希望と現実とのギャップが重くのしかかって来ます。
この流れは最後まで変わることはなく、報われない重さだけが残ってしまう作品でした。

白波