「よかった」マジカル・ガール 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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難病の娘のために奔走する父親の話かと思ったらそうでもなく、いろいろな人がそれぞれの立場で行動し、その軋轢と世の無常を感じさせる映画だった。
ただ、無常を描くために後付で娘を難病にしているのかと思うと白けるし、表現として心無い感じがする。
なんでお母さんがいないのか気になったし、いくら余命いくばくもない娘のためとはいえ、あんなに高価なコスプレ衣装を買うのはどうかと思う。上手な人や業者にオーダーした方がいい。そこも後付で作り上げた物語のあまりうまくいってなさだと思う。
しかし見終わった後、いろいろな場面が心に残って反芻してしまうので、印象深い映画だったようだ。お父さんが無職で日常を半ズボンで過ごしているところや、出所したおじさんがムショ仲間と親交する場面よかった。
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