スティーブ・ジョブズのレビュー・感想・評価
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終始不穏 会話劇
マイケルファスベンダー すごい
歴史的に有名なMacintosh、NEXT CUBE、iMacのプレゼンの開始直前の舞台裏
敢えて復活を遂げる直前で終わる
公私ともにトラブってる
人間的にはダメ
サクセスストーリーではない(みんな知ってるから?)
形から入る完璧主義さの裏側のビジネスセンス(OSをアップルに売る)
ソーシャルネットワークと同じく一般人に邪魔される天才
でもフィンチャーじゃない
ジョブズの動きがスゴイ再現度で震える
音楽、照明など映画的な演出が秀逸
万人ウケする映画じゃない(終始不穏)
どこまで真実かは謎
エンドロールのアップルガラモンが感動する
スカリーとの伝説的な会話「砂糖水を売るか、世界を変えるか」とか映像化されて感動 対照的なふたり
これならば
かなり割り切った構成で、理解させるだけでなくこれだけ魅せることが出来たのはやはり脚本の力。さらにマイケル・ファスベンダーの演技力がそこにさらに説得力を持たせる。凡百の伝記映画では出来なかったことをやっているから、これならば2本目のスティーブ・ジョブズ映画の意味がある。
ダニーボイルだから面白かった映画
表現方法だけで魅せられた作品でした。
良くも悪くも。
そこにはなんの説明も一切なく、
ただスティーブ・ジョブズという人が新商品の発表会の際に起きる色んな出来事に立ち向かうというだけで話は展開していきます。怒涛のごとく。
字幕を読むのが遅い人や理解力が弱ければホントについていけないぐらいです。
作品の完成度としては非の打ち所がないぐらいに完璧だったと思います。ただノンフィクション映画という観点から見ればどうだったのでしょうか。あまりにも説明がなさすぎたようにも感じます。
でもある意味ではノンフィクション映画にふさわしいという風にも感じました。事実を客観的に描いているだけだからです。だから説明もなく、感情移入なんて一つもありませんでした。
なのになぜか最後には感動。
完全にダニー・ボイルの表現力の1人勝ちです。
もちろん役者陣も素晴らしかったですね。
最後に、
アシュトン・カッチャーのスティーブ・ジョブズとは比較すると申し訳ないぐらい雲泥の差でした。
観客の見たいジョブズの姿はそこにはない
映画としての完成度は文句ありません。ジョブズのアップルでの30年以上におよぶ日々の中から、たった3日間だけを切り取って、「人間としてのジョブズ」にフォーカスしたアイディアも凄い。脚本家のアーロン・ソーキンの大胆で繊細な仕事が冴える、そんな映画です。
しかし、そこで描かれる物語は、観客(あるいはアップル信者)の見たい物語ではありません。観客が見たいのは、ジョブズのサクセスストーリーなんですよ。壇上からドヤ顔で「革命的な新製品」を発表するジョブズと、スタンディングオベーションでそれを讃える満員の聴衆が見たいんです。
だから、少なくともエンターテインメントとしては、この映画は失敗です。結果的に、ビジネスとしても失敗してしまった。
まあしかし、原作となるジョブズの評伝には、あんまりそういうカタルシスに満ちた描写はないんだよね。だから、この映画は最初から信者の見たい映画にはなる可能性は低かったということ。むしろ、アーロン・ソーキンの仕事をほめるべきでしょうね。この思い切りのいい構成に、よくぞまとめたもんだと。
全編テンション変わらずで疲れた〜
伝記としては面白いし興味あるけど全編このテンションは疲れた。ファスベンダーのひたすら語り展開と過去と現在の交差する映像が目まぐるしすぎてもう話についていくだけで精一杯。3つの時代が全て発表会を軸にして描いたのはうまいなー、と思った。
二時間しんどい
2013年にも、アシュトン・カッチャーの同伝記映画があったけど、こちらの方が個人的には面白かったな。
でも娘リサとの確執部分があまりなかったから、今回の作品でその辺がみたかったのだけど─
全体的には、専門用語が度々出てきて、しかも長いセリフばかり。
こういう業界にも詳しくない為、登場人物がそれぞれ、スティーブとどのような経緯で関わっていたのか、分からない部分もチラホラあった。
そんなに長い上映時間でもないのに、退屈で眠くもなり、星一つと言いたいところだけど、長いセリフをよく理解して演技していた俳優陣には脱帽!
その為、少しアップして星2.5。
力作、なんだけれども。
さすがダニー・ボイル監督、映画として十分に楽しめた一本。
しかしながら伝記としてはアシュトンが演じた作品の方が上か、本人再現度も含め。
映像・画面、そして音楽のチョイスと使い方が上手いのは監督らしさ全開。
ファズベンダーにケイト・ウィンスレット、おまけにセス・声ですぐわかる!・ローゲンまで。
地味に豪華な芸達者キャストの集合も、観応えと説得力十分。
何よりも脚本が上手く、ジョブズ氏の人生のアップダウンを本当に見事に「映画」に仕立てている。
その分、実在の人物・事実に基づいているのに嘘くさくなってしまっているのがまた皮肉な話なのだが。
今回は偶々の観比べになったが、実在の人物を映画にするということの難しさを改めて考えさせられた作品。
もっと真実を描いて欲しかった。
リサが血縁のあるジョブズの実娘なのか、ネットで調べても噂の程度であまり出てこない。
何か作り話の色の様に見える。
それおろか、ジョブズの長男が医療界のどの分野に行っているのか殆ど情報が無い。
ジョブズが日本のソニーの独創性にかなり影響されている模写が以前公開されたもう一つのジョブズの伝記映画にも無かった。
実のところSONYの故井深氏にジョブズ氏は可愛がられたそうだが。
iPodの源流は、SONYのウォークマンのカセットプレーヤーに影響され、楽曲収納ををHDDに置き換えたとすら言える。
話変わって、8bitのApple IIeは私が当時若かった頃に販売されていたのだが、アキバのパソコン店に並べられてた。アタリや国産PCに比べて割り高でとても手に入る代物では無かった。それ以前は、i8080を利用したマイコンキットが流通していた。Aplle IIeは、インテルでは無いモトローラの6800系であるもののこれらのマイコンキットを工夫して製品化したとすら言える。
Apple IIeが高価だった為に、PC-8001の国産パソコンに転んだクチだったのだが。
これもその後のPC/AT互換機、そして自作機に傾く事になった。
Macは、iMacで安く大衆化させようとして大成功したけど、その後アプリの開発が減速し、誰でも使いやすいPCどころかプロフェッショナル分野で使われるPCになってしまった。
日本の音響メーカーのパイオニアがMacの互換機を一時期出していたものの現在はどこも互換機を作っていないし。
また、日本のシャープもMacと同じ68000系を使っていたX-68000も存在した。
DOS/Vがハード上のマニアックなPCに対して、MacはAdobeなどのプロフェッショナルなアプリのあるPCであることは否定できないけど。
iPhoneに関しては、もしかして時代が変わっていたら日本のSONYがスマホで先行していたかも知れない。
しかし、SONYは急減速した。
一方Appleは、4K TVとかBDレコーダーやカムコーダーの大型家電がAppleが作れない様に。
ジョブズの人間性
スティーブ・ジョブズの功績、マッキントッシュができるまで/等々のジョブズの道のり的な映画を期待してみると、違和感を感じてしまうかもしれない。
個人的には、とても面白い内容だった。
この映画のポイントは、表現の仕方が斬新。3つの発表会の直前を舞台として、ジョブズの人間性を上手く取り混ぜながら、スティーブ・ジョブズがどういった人物像だったか上手く表現されている。
当時、発表会の直前にこのようなやり取りは無かったと思うが、ジョブズの仕事に対しての理念、リサに対しての接し方など、絶妙に表現されていると思った。
緊張感あふれる、まるで舞台劇
偶像としてのスティーブ・ジョブズに
あらゆる光をあてていくのは
3つの時間における近しい人々との会話
様々な色を鮮やかに際立たせ
陰影を浮き上がらせていきます。
まさに舞台劇な迫力の脚本。
複雑な彼と共有する時間の緊張感に
途中ついていけず
少し寝ちゃいました
寝不足だったもんで…
クソ野郎ゆえに愛おしい
傑作。
傲岸不遜のクソ野郎、でも天才、でも繊細で不器用という人柄、そして周りの人間も憎んではいるが、憎みきれないという複雑極まりない関係を、3つの発表会直前という緊迫した舞台を用いて描く。人間の深層を浮かび上がらせるにはこういう差し迫った状況が適している。
緊迫する舞台設定なうえに圧倒的なセリフの応酬で、息つく暇もない。過去のフラッシュバックも交差するので、観てる側の頭もフル回転。でも分からないことはないし、興味と緊張感はずっと持続する。あっという間の122分。アーロン・ソーキンの脚本が秀逸。
でも最終的にはミヒャエル・ファズベンダー演じるスティーブ・ジョブズが愛おしくなる。ウルフ・オブ〜のジョーダン・ベルフォードもそうだが、クソ野郎であればあるほど、その人物に引き込まれ、堪らなく愛おしくなってしまうのは、実社会も含めて自明の理なのだろう。
ファズベンダーの他、セス・ローゲンもいいし、ケイト・ウィンスレットが最高。素晴らしい演技。タイタニックの時からそうだが、絶妙に太めなのがいい。いいおばさん感が出てるなと思って調べたら、同い年だった!ファズベンダーは年下だった!改めて感じた40代orz
人物像知らんと2時間シンドイかな^^;
Mac歴26年のユーザーですが、2013版は、予告に魅力感じず観ませんでしたが、今回は吸い寄せられるように初日鑑賞。
創始者でありながら一度解雇されその後復活した偉人のお話。
Macといえば昔は、デザイン系クリエーターの贅沢品でしたが、一般的にはiMacくらいから一気に認知度も上がって、今では誰でもアップル製品を使う時代になりました。
そのジョブス氏といえば、黒いタートルネックにジーンズで、新製品を発表する姿なんですが、この映画はその会見直前の舞台裏バトルが、延々と続きます^^;
まぁMacやジョブス氏に興味なければ中盤から、仕事とプライベートの揉め事にもうエエやん^^;;って苦痛になるかもって感じなので・・・
観る予定の人は最低でも『スティーブ・ジョブズ』のWikipedia読んでから観てくださいね〜☆3.5
PS:レイトショーでしたがメッチャ寝てる人いました^^;;;;;
人間としては最低。アーティストとしては天才
第73回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)、脚本賞受賞。第88回アカデミー賞主演男優賞(マイケル・ファスベンダー)、助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)ノミネート。
2013年にも、アシュトン・カッチャーがスティーブ・ジョブズを演じた作品『スティーブ・ジョブズ(原題:Jobs)』が公開されていますが、今回のスティーブ・ジョブズはマイケル・ファスベンダーが演じています。残念ながら、2013年のアシュトン・カッチャー版の評判は微妙で、スティーブ・ジョブズ映画としてはこちらの作品の方が本命視されているみたいですね。それもそのはずで、ベースとなったのは、ジョブズ本人に密着取材して記されたウォルター・アイザックソンの伝記『スティーブ・ジョブズ』。ジョブズ本人が認めたのは、このウォルター・アイザックソンの作品だけなので、そうなるのも仕方ないのかな。でも、ジョブズの見た目は、アシュトン・カッチャー版の方が似ていたと思います。
2013年のアシュトン・カッチャー版が、全般的に薄く広くスティーブ・ジョブズと言う人物とそれにまつわる話を描いていたのに対して、2016年のこの作品では、1984年のMacintosh、1988年のNeXT Cube、1998年のiMacの3つの新製品発表会の場に焦点を絞って描いています。いやぁ、発表会その場を描くとは思いませんでした。ウォルター・アイザックソンの原作でも、そう言う描き方はしていませんでしたからね。
そして、そう言う舞台設定と、側近以外では、ジョブズの(最終的には認知したものの、中々認知しなかった)リサという娘、そして、因縁浅からぬジョン・スカリーと言う人物にジョブズの相手を限ることで、より詳しくスティーブ・ジョブズと言う人物が描かれていたと思います。これは、アシュトン・カッチャー版では見られなかった演出でしたし、今回の演出は非常に効果的でもあったと思います。
って言うか、ジョアンナ・ホフマンはケイト・ウィンスレットが演じていたんでしたね。Macintosh、NeXT Cubeの頃は、仕事はできるけど野暮ったい風貌の女性でしたが、iMacの時には、イキナリ(本来の)美女になっていてビックリしました。って言うか、ケイト・ウィンスレットなんだから、あれが本来の姿ですよね(笑)
物語終盤、いまのiPod、iPhone、iPadに繋がるようなアイディアをジョブズが語っています。ジョブズが嫌っていた、スタイラス(Apple Pencil)を採用したiPad Proの事を、空の上でジョブズはどう思っているんでしょうかね?
知ってはいましたが、改めて、スティーブ・ジョブズが“人間として”最悪の人物であるのかを思い知らされました。あんな人物が近くにいたら、絶対近づきたくないですね。製品を作る“アーティスト”としては最高なんですけどね。
なんか感動
21本目。
掴みはOK。
って感じでストーリーの大半は役者さん同士の丁々発止の会話劇と言った感じです。
敢えて作品に緊張感を持たせる為、長回しで撮っているのでは?
緊張感がスゴく伝わってきたし、又役者さんの技量が問われる。
うん、ハイレベル。
マイケル・ファスベンダーは「シェイム」観た時からウマイと思ったけど、改めてウマイと思った。
舞台化しても面白く出来ると思います。
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