スティーブ・ジョブズのレビュー・感想・評価
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無駄なく、効率的にキャラクターとそのドラマを描いていて、もうその会...
無駄なく、効率的にキャラクターとそのドラマを描いていて、もうその会話劇や魅力的すぎ。
映画の構成も同じことの繰り返しのようでいて時代の流れや気持ちの変化を緻密に追っているようで、どんどん引きこまれた!
マイケルファスベンダーやケイトウィンスレットをはじめとする俳優さんたちの演技には唸らせられたし、鑑賞後は大満足!
ラストは意外と甘く感じて、バランス的にどうなんだろう?と思う一方、私は好きです。ホロリとしました。ポケットに…のくだりです。泣けるわなー。
すさまじい会話。
スティーブ・ジョブズのいわゆる伝記、ということになるのだろうが、映画的にはずいぶん刺激的な作品に仕上がっている。
ほとんどのシーンが会話で成り立っている。会話というよりは口論、いやバトルというのがふさわしい。
スティーブ・ジョブズはいつも誰かとバトルをしている。
アーロン・ソーキンの脚本がそう仕向けている。
思えば、アーロン・ソーキンといってすぐに思い浮かべる「ソーシャル・ネットワーク」もバトルの映画であった。
その脚本に、ダニー・ボイルの演出も、マイケル・ファスベンダーをはじめとする演技陣も目一杯こたえている。
これでスティーブ・ジョブズの人となりがすべてわかったとは思わないが、あの華やかな発表会の裏側で様々な葛藤があったかと思うと感慨深い。
変人であり英雄
ジョブズの話は大体認識してた。
後はどう魅せるか。
カット無しの長回しシーンが多い。演技力ある俳優達故に出来る事。音楽も画もなかなか凝ってた。
ジョブズに関しては、ほぼそのままのキャラかと。まさに変人英雄。人間味ある部分もあったが、あくまでも上辺だけ。心の奥底には常に闇が。コミュニケーションが苦手故に、常に嫌悪や不信感を持たれる。だが、英雄に変わりが無い。ジョブズにぶつかる者達は、逆に彼を愛してるが為にぶつかって行くんだろう。だが、それに気が付かないジョブズ。冷静に考えても、今の診断では発達障害者だろう。
だらだら書いたが、なかなかの名作かと。も少しだけストーリー展開は欲しかった。プレゼン部分を見せるとか。
iPhoneでコレ書いてるのがまた良いね。
デキるダメ人間。
A・ソーキンっていう人はデキるダメ人間の脚本が本当に上手い。
「ソーシャル・ネットワーク」が好きな私は多数の共通点を見つけ
ニヤついてしまった。まるで舞台劇のような臨場感と台詞の妙。
肝心な発表の場を排しそのバックヤードを三場面に分けて構成。
このたった三場面だけでS・ジョブズという男がまったくもぅ!
な人間であったことがよーく分かる。彼自身が抱える両親への
トラウマもかなり関係していると思われるが、まさか同じような
拒絶を息子も繰り返しちゃうんだなぁと血筋からなる運命を呪う。
副鼻腔炎のクリスアンはともかくリサは酷い扱いも気丈に耐える。
天才有名奇人の父と金を無心する母に挟まれて、よくぞ頑張って
生き抜いてきた勝気な娘だ。その娘を擁護するジョアンナの苦労
(この人がホントの功労者)を見かね、彼女が資料をぶちまけた時、
私も一緒に水ぶっかけてやろうか?と思った。何もプレゼン前に
問題起こさなくてもと思うが神経質な彼には何時何処で訴えても
あまり関係なかったのかも。大胆で斬新な脚本プレイは好き好き
がかな~り分かれそうな愚痴と罵声と怒号のオンパレードだけど、
天才の内面によく迫っていたと思う。ボイルのアイデアって凄い。
(しかし膨大な台詞量^^;エゴの鬩ぎ合いにずっとお尻がムズムズ)
なんだかんだですごいのかも。
ニュース的なApple社の起承転結は限りなくすっ飛ばされていて挫折と成功!みたいなカタルシスはほとんどなし。(全然ないわけじゃないけどそこにフォーカス当たってないかんじ。) プレゼンシーンもなし。とにかくジョブズが入れ替わりたちかわり誰かと話してるだけ。えんえん、2時間。
ジョブズの人生とか全然予習なしに見に行ったのでまず話の内容についていくのが大変でした。なんの説明もなしに未登場人物の名前が出てくる。結局最後までコトキとマークラは出てこなかったような。
それでも不思議と見れました。なのでなんだかんだですごいで映画なのかも。常に誰かがなんかしら喋ってるので中だるみがなかったのかな。
なんというか、映画見たっていうよりスティーブジョブズという人をじっと見てみたってかんじです。みんなこんなふうに振り回されてたのね、って自分も一緒に振り回される擬似体験ができました。
マイケルファスベンダーを見に行ったのですがほんと出ずっぱりだったのでお疲れ様と言いたいです。
ダニーは何故今頃
ダニー・ボイル監督作らしいテンポの良さが感じられる作品
一見さんお断り?
今まで観たジョブズもので一番の出来でした。実在の人物を扱うと映画として面白くしなければいけないけど事実を誇張できないのジレンマに陥って微妙な所に落ち着きがちな所を「発表会の舞台裏」というシーンに絞る事によって上手くまとめられていたと思います。開場前の慌ただしい雰囲気の中、バードマンの様な移動しながらの会話劇が心地よく、しかもジョブズの事を知らないいと「えっ、実はヒドイ人だったの?」と言うある意味ジョブズらしい所を取り上げていて人物像の切り口が良かったです。
ただアップルの歴史や人間関係などを全く知らない人が観ると全くついていけず映画に入り込めないのでは?と心配になるほどの説明のなさが気になりましたが、それを補って余りある作りになっているのではないでしょうか
ジョブズファン向け
スティーブ・ジョブズ、アップルファンなら観て楽しめる。
3つの製品の発表会の裏側を舞台にしているのはとてもいいアイデア、ファンにはたまらないシチュエーション。
2時間があっという間に過ぎていきます。
ただし、スティーブがどのような人か製品の発表会に何の意味があるのか分からない人には娘や友人との確執も唐突に起きているように見えるかも。
スティーブの性格は十分にわかるけどね。
もう少し時間が経ってスティーブが神格化するくらいになるとこの映画も評価が変わるかも知れないけれど、1人の人間のドラマとしては評価できない。
ファンとしては発表会の再現と舞台裏が映画化されただけでも行ってよかったけど。キャストも思ったより雰囲気が似ていました。
早くにスティーブが亡くなって少しつまらない日常になってしまいました。もっと驚くようなものを未来を見せて欲しかった。
本当に残念です。
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