PRESSURE プレッシャーのレビュー・感想・評価
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大体の予想はつくでしょう・・
深海サスペンスもの、題名からしてプレッシャーなので大体の予想はつく、好き好んでみる類の映画ではないのだがテレビも観たい映画も思い至らずネットで鑑賞。
舞台はUボートではなく海底パイプラインの修理用の潜水鐘、作業員は4名。題名どおり心理的にも物凄い重圧、死を意識すればだれでも動揺は隠せない、お約束通り揉め事はおきるものの、似たような「ブラックシー」と違って欲得づくでの人間の見苦しさが無い分まだ救いはある。
極限状態の人間を描くことが主題なので設定も無理やり、嵐が来るのが分かっていて作業を強行、母船も沈没ってどれだけすごい嵐なの?利益第一主義の石油会社でもほぼ人災では事故っても保険は下りないでしょうに。パイプラインに通信線があるなら分かるが何故か水中にも関わらず無線が使えるのは解せない。潜水鐘は事故を想定している筈、浮上の障害になる母船とのワイーヤーはいざとなればロック解除できるでしょう。どうもシチュエーションづくりが強引で雑に思える。
まあ、それはそれとして極限状態での幻視も人それぞれ、苦い思い出もあれば彼女が人魚のように全裸で水中を舞うシーン、唐突でしたが若者らしい妄想でしたね。
飲んだくれダイバー役のアラン・マッケンナが脚本、製作、出演とたいへんな思い入れに思えるが原案はプロデューサーのジェイソン・ニューマークがルイ・バクスターから聞いた話を脚本のポール・スターリーに書かせたが彼が別の仕事で抜けたのでマッケンナが引き継いだらしい。
マッケンナはこういう男臭い話が好きなので一肌脱いだのでしょう。
まあ、予想通りのただただ怖い話、観ている方も息苦しくなりますのでこれまたコロナ禍の折にあえて観る映画ではないかもしれませんね・・。
ある種「最強の恐怖映画」
「人におすすめできない映画ランキング」の上位間違いなしな映画です。それは作品として、レベルが低いとか、そういうことではなく、非常に悲しく怖い映画だから。
救いがたい状況、そしてそれを安易に救おうとしない展開。目の当たりにする最悪な状況は、目を背けたくなるものではなく、直視せざるをえない緊張感があります。
オープンウォーターでしたっけ?サメに囲まれるやつ。あれもそうですが、ダイビングしたくなくなります。マジで。
終盤の息苦しさは、他に類をみないもので、楽しくはない。
そんな映画。
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