クリムゾン・ピークのレビュー・感想・評価
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家の掃除がしたくなる
そんなに恐怖という感じではなかった。
衣装とかインテリアなどの美しい完成度に魅了された。
恐怖、古さ、ボロさ、血液色に染められたこの屋敷のお風呂に入れる主人公に勇気をもらった。
現実にあるとしたら、掃除をしてみたい。
デル・トロ満載
ホラー?
ホラー苦手で極力避けてたんですが、キャスト(特にトムヒ)につられて鑑賞。
結論から言うとホラー風味のサスペンスでした。
途中までビビりながら見てるうちに、だんだんと美術や俳優陣の表情に引き込まれました。衣装がどれも美しい。
主人公のイーディスの服がどれも明るい色なのに対して、屋敷や他2人は黒や暗緑、濃紺だったりなのでイーディスの異質さが際立ってました。
メイン三人がこの顔ぶれ(ミア・ワシコウスカ、トム・ヒドルストン、ジェシカ・チャスティン)でなければ、もっとチープな作品になってたのではないかと。そのくらいゴシックテイストがハマってます。退廃美?好きな方には堪らないんじゃないでしょうか。
ホラーが見たい人には物足りないかもしれないですが、私にはこのくらいでちょうど良かったです。
最後に、
デル・トロ監督トムヒに配役してくれてありがとう最高にハマってました
すべてがもったいない
資産家の娘(ミア・ワシコウスカ)が殺人鬼姉弟(ジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストン)に騙され、怪しげな屋敷に連れ込まれる。
幽霊は出てくるが怖くない。
姉弟も怖くないし、娘も案外平気そうなので、これは何?
この世界観に浸れるかどうか
この世界観に浸れるかどうか。それが問題で、浸れない場合ラブストーリーなのかホラーなのか何をやりたいのか分からなくなり、単なるビジュアルアーティストエゴ丸出しの映像作品にしか感じられなくなってしまう、そんな映画。
理解しなかった口なので、他に感想もなく。まあ、シナリオに魅力がないことだけははっきりしているので、他の面の完成度を評価。
映像美がとても綺麗
ホラーというよりゴシックサスペンス?です。
パッケージの幼児期に惹かれて借りました。
冒頭5分くらいで期待していたところ(洋ロリ)が終わり、後のストーリーは正直期待はしていなかったです。
ホラーなのに明るい映像に、その時代の縦社会よくある感じでスマホイジリをしながら見ていたのですが、
中盤くらいには、スマホをおき、雰囲気や美術、服にとてもこだわりを感じ、ホラーというより映像を楽しんでいました。
終盤にあ、やっぱそうか…あーなるほど…と、
納得しつつ納得いかない点を感じました。
セットや、衣装にはとてもお金をかけているそうです。最初ツマンネと思っていた私も主人公の衣装のレースや、刺繍に、なにこれめっちゃ可愛いじゃん…と惚れ惚れしていました。
もう少し各キャラクターの幼児期の映像や、こちらが感傷的になってしまうようなできごとがあればよかったなあという印象でした。
BDにあった特典映像がとても面白かったです。
自分が気付かなかった点や、美術に関してはめちゃくちゃ細かかったです…
これを見てから見直すのが面白そう!!
特典これはホラーではなく『ゴシック』と言ってくるので、ホラーじゃないそうですw
映画&ブルーレイで鑑賞
劇場で貰えるハガキに、誰!?
開場時に配られたポストカードに男の人の写真が…ってトムヒかーい!全然違うやないかーい!
…という出来事は置いといて、
セットや衣装の世界観は美しかったし、トムヒの綺麗なおしりを拝めますが、作品全体としては普通。期待した以上の事はなかったです。
おぞましきゴシックロマンス
いや、別に怖くはないですよ、これ。監督もホラー要素で怖がらせようとしているとも思えない演出でしたしね。
むしろこの映画は、おぞましさで押していっていましたね。なんだろ、ずっと画面から漂ってくる、おぞましさがあるんですよね、この映画。
衣装やセットの細部、そしてキャスティング、そして彼らの演技、それらが合わさって、おぞましさを演出している気がします。
正当で典型的なゴシックロマンスを現代によみがえらせたいという監督の意気込みをすごく感じました。
願わくば、最初のアメリカシーンでのミア・ワシコウスカの登場ぐらいは、もっと明るく描いてほしかったかな。なんか、本当の豪華さや豊穣さをあんまり感じられなかったんですよね。どこか不吉の陰があり続けるっていうね。なので、アメリカとイギリスの陰陽の対比が十分でなかったかなって感じちゃいましたですね。
監督が好きな世界観よね。
美ホラー
20世紀初頭のニューヨークとイギリスを舞台に白と赤のコントラストが印象に残る美しい映像とわりとエグいビジュアルの幽霊が登場するゴシックホラー作品。
大人気ロキことトムヒドルストンが持て余すことなくその色気を発揮。ジェントルマンの服装が似合いすぎる彼のお相手役を演じるはアリスことミアワシコウスカ(言いづらいだが可愛い正義)
この2人のラブストーリーを中心とした美しいホラー映画かと思いきや段々と人間の醜い部分が明かされていき、ジェシカチェスティンのヒス演技が爆発する。
いやめっちゃ怖い目が怖い笑。どこ見てんの?的な目しながら熱々のフライパンを叩きつける、料理にしれっと薬を盛る、老体とはいえ成人男性を殺すなどの悪行を全て無表情で決行。
幽霊より断然怖かった笑。
というわけで後半のジェシカチェスティンのヒス演技が凄まじくて、ほぼラストの方は幽霊的なホラー要素がない笑。
確かに幽霊のシーンは結構身構えるが、大した活躍や役割を見せることなく、ただただ定期的におどかしてくる程度な気も正直した。それが充分に怖いけど笑。音の使い方ズルいわ笑。
鑑賞記録 7
ギレルモ・デル・トロ風ゴシック横溝ミステリー!
ギレルモ・デル・トロが手掛けるゴシック・ミステリー!
もう、ただただそれだけで見たかった。
ところが、全米では興行・批評共にパッとせず、日本でも話題になる事無くひっそり公開、ちっとも怖くないとの声もちらほら。
それもその筈、そもそもホラーというホラーではないし、別にこの作品に怖さは求めていなかった。
「パンズ・ラビリンス」「永遠のこどもたち」「MAMA」だってそう。
ビジュアル・センス、愛と哀のドラマ、ドロドロとした愛憎劇は、まさしく好み。
よくよく考えてみれば、デル・トロの本格コスチューム劇は初めてなのに、この安定・安心感!
舞台となる、もう一つの主役とも言うべき屋敷。
内装から小道具に至るまで、凝りに凝っている。
荘厳な美しさを感じさせると共に、この屋敷にはある忌まわしき血が流されており、それを反映してか、永住するにはちょっと勘弁…という雰囲気まで。
ヒロインが燭台片手に暗い屋敷内を捜索するシーンのダークな映像美、クライマックスになるが真っ白な吹雪の中に映える真っ赤な粘土と真っ赤な血。
デル・トロのビジュアル・センスが惜しみなく。
何故アカデミー賞で、美術・衣装・撮影・作曲辺りでノミネートされなかったのか。
幼い頃に母を亡くし、そしてまた不可解な死で父を亡くし、天涯孤独になったヒロイン。そんな時出会った魅力的な英国紳士。たちまち恋に落ち、結婚、英国へ。夫の姉も一緒に人里離れた丘に建つ屋敷で暮らし始めるが…。
悲劇のヒロイン。
遺産相続。
次第に明かされてゆく姉弟の秘密。
屋敷にまつわる忌まわしい事件…。
もう、これ、海外に舞台を移した横溝ミステリーでしょ!
今にもボサボサ頭ヨレヨレ袴姿の探偵が出て来そうだった(笑)(と言うのは冗談で)
濃密ミステリーさには欠けるし、人によってはチープな内容に感じるかもしれないけど、横溝ミステリーが好きな自分にとっては話も悪くなかった。
本作をホラーと思ってしまうのは、清水崇監督よろしく姿を現す幽霊。
また、幽霊が見えるというヒロインの不思議な能力。
幽霊登場シーンはホラー演出ではあるが、主人公に襲いかかり呪い殺す恐ろしい存在ではない。
亡者の奪われた声に耳を傾けて…。
海外女優の中でも屈指の白い肌を持つミア・ワシコウスカはコスチューム劇とゴシックな雰囲気がよく似合う。
スマートさとミステリアスさはトム・ヒドルストンの十八番。
で、ジェシカ・チャスティン。
この姉さん、怖ッ!
多分、一番のホラー要素は彼女。
デル・トロが「パシフィック・リム2」の監督を降りたのは残念無念だが、ならばまたこういう美とダークのゴシック・ミステリーを手掛けて欲しい。
ティム・バートンとタッグを組んだら、それはそれは素晴らしいゴシック・ミステリーもしくはホラーが出来るんじゃないかと妄想。
世界観は好きです
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