手をつないでかえろうよ シャングリラの向こうでのレビュー・感想・評価
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映像が綺麗な映画です
天橋立や伊勢神宮(に見立てた某所)、父親の転居先、ラストシーンのトラックが走り去って行く遠景など、非常に美しい「絵」です。
映像に拘って撮影された映画であることは間違いないですが、丁寧に描いたが故にちょっと冗長になった部分もあるように思います。
麗子役のすみれさんのナチュラルな演技が良かったです。
麗子は不思議な存在です。咲楽の魂の具現なのか?時代を超えた女神なのか?ミステリアスな部分を残しながらも、ピュアな存在感がありました。
主人公=真人の免許証に記載されている住所が、今井雅之氏の名前のアナグラムになっているのを発見。ちょっとした遊び心だと思いますが、今井氏も映画に参加されているようで、制作側の想いが伝わりました。
もう演出を考えて欲しい❗
この作品は、昨年亡くなった今井雅之さんが舞台用に書き下ろした原作である。
なるほど、舞台なら感動する内容である。
ただ、映像だと現実離れしてファンタジーを観ているようであった。
でも、主演の川平慈英さんとすみれさんは、自然な台詞のやり取りで本職の俳優と思えるほどの出来に驚いた。
あと、劇中の盛り上げに使う音楽は良い曲だが、いかんせんずっと流れている印象でメリハリがなく感じられた。
これも舞台なら丁度いいのかも知れない。
もう少し映画の演出に配慮すれば良い話なのでもっと感動出来たと思う。
電車ならすぐ
現在の話はそこそこに、主人公の現在に至るまでの回想録がメインでストーリーが展開されるが…中学生の時以外の俳優が現在と一緒でいつの時代をみせているのかわからず困惑する。
こじつけの様な人の繋がりとかいうオチじゃなかったのは良かったけど、ヒッチハイクは無理があるし、知的障害という設定である意義があまり感じられなかった。
伊勢神宮にしても…その程度なら、セリフにもあったけれど電車ならすぐだよ。
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