劇場公開日 2016年12月3日

  • 予告編を見る

時代劇は死なず ちゃんばら美学考のレビュー・感想・評価

全6件を表示

3.5【今作は、時代劇の誕生からその後の栄枯盛衰を日本の時代変遷を背景に、且つ数々の名画のチャンバラシーンを盛り込み描いたドキュメンタリー映画である。】

2025年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

ー 劇中で多くの出演者が語るように、時代劇映画は最盛期とされる1965年以降、その場をTVに譲り、その後TVでも時代劇は激減して来た。
  近年ではNHK-BSで時折放映されるのみである。

  が、時代劇は邦画で言えば「侍タイムスリッパ―」の驚異的な大ヒット、海外では「SHOGUN 将軍」の大ヒットにより、復活してきている。

  今作では、多くのチャンバラ映画に関わった方々が、自身が思う最高のチャンバラ映画俳優や、何故に時代劇(チャンバラ映画)が衰退してしまったかが、語られるのである。

  その論は、的確である。

  現代では、コロナ禍以降の配信の普及により、私のような若輩者も今作で取り上げられた「宮本武蔵」を始めとした名作を観る事が出来る。僥倖なる事である。

  だが、私は矢張り映画館の大スクリーンで正統的な時代劇を観たいのである。

  このドキュメンタリー映画を観ると、切に願うのである。ー

■日本一切られた男、福本清三さんが出演の映画が観れて嬉しかったなあ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
NOBU

5.0チャンバラよ永遠なれ

2021年1月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
しゅうへい

3.0時代劇バンザイ

2019年12月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中島貞夫監督が日本映画の歴史を紐解き、時代劇、チャンバラ映画が果たした役割や日本人の精神文化について語る。
実話全盛時代だが、描けない題材を時代劇にして、しらっと公開して欲しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

5.0本年最高の映画のひとつ

2016年12月21日
Androidアプリから投稿

 甘ったるい感傷的ノスタルジーなどでは決してなく、フッテージ引用と専門家たちへのインタビューによって時代劇の本質を掬い上げ、現代に蘇らせんとする考察。そのことは、最後に監督本人による、ちゃんばら短編が挿入されることからも明らか。
 掟破りな切り返しショットも含め、語りの軽やかさと歴史の重厚さとの幸福な同居。専門家らが時代劇を語るシーンは、熱も相まってまるで歌のようにも聴こえてくる。"斬られ役がいて殺陣は決まる"との言葉に撮影所時代のプロフェッショナリズムを感じる。最終盤のちゃんばらシーンは福本清三の存在が圧巻。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
花火

5.0映画と殺陣を本気で考えてる作品

2016年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

時代劇、日本の映画のはじまりとこれから、日本人、戦争、、中島監督の言葉がよく理解できました。
戦後、GHQがちゃんばら映画製作を禁止した理由の解釈とか(たしかにそうかもな)って思えて泣けちゃった

コメントする (0件)
共感した! 1件)
らっこおやじ

5.0立ち回り、という文化

2016年12月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

例えば、萬屋錦之介、近衛十四郎、市川雷蔵、大川橋蔵等々、それぞれの殺陣の違いや表現力についての比較が面白い。
ちゃんばら、は、日本特有のコミニュケーション力という説も、なるほど〜、と思えて、目からウロコ。
この平成の時代に、あえて時代劇を撮るカントク方には、ぜひともこれを観て認識を新たにしていただきたい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
hap
PR U-NEXTで本編を観る