映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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アニメの多義的な表情
意外だったが、原作者も監督も若い女性だ。だから登場する子供たちの気持ちが豊かに表現されているのは当然としても、大人たちの感情も繊細に描かれているのは見事である。
アニメの表情は柔らかくて主張しすぎず、観客はそれぞれの経験をもとに子供たちの気持ちを理解する。実写ではなくアニメの多義的な表情だからこそ、観客の想像力を喚起するのだ。そして次のように理解する。子供たちは喜怒哀楽だけではなく、自尊心や虚栄心、不安や恐怖といった複雑な感情を抱えて生きている。いじめる子供もいじめられる子供もそれぞれに心の闇を抱えているのだ。
この世界観は公平で客観的であり、故に狭い価値観の隘路に迷い込むことなく、登場人物の行動に自由を与えている。自由に行動する中で、子供たちは自らの心を解きほぐしていく。
アニメとしては出色の、とてもよくできた傑作である。
残念な作品
好き嫌いが別れる。でもそれがいいところ
今話題のアニメーション映画『君の名は』と『聲の形』どっちを観ようか悩んでいる方多いと思います。
聲の形はPVなどからも分かる通り、耳が聴こえない少女とその子を小学校時代にいじめていて、その後いじめられる気持ちを知った主人公が取り返しのつかない罪の重さや聴覚障害者の人が背負っている自己嫌悪、障害者を取り巻く偽善と偏見で固められたコミュニティなどの一般的に「タブー」とされている事に真正面からぶつかっていく物語となっています。
そういった話の特性上、小さなお子さんや何も考えずに映画を観たい方にはおすすめ出来ない映画です。
しかし、この映画は今まで深く考えることの無かった障害のある人に対する接し方について考える良いきっかけとなる映画だと思います。
重いアニメだが
予想はできたが。。
期待してなかったけど、良かった。純愛というより、友情とか思春期の残...
見た目が可愛いのもまたいじめられる原因になりうる
聞こえない≠伝わらない
号泣必至
家族の無償の愛、どうすることも出来ない絶望の中自分を押し殺して孤独の中でもがき苦しむ少女、過去自分の過ちを悔い、自身を責め続け生き、その中で何か出来ることは無いかと行動し続ける少年。
誰もが問題を抱えてるなんて気安く言う人もいるが、余りにも耳が聞こえないという辛すぎる絶望。幼い頃から自殺を考えて生きてきた、当然だ。
障害を持つ方々は仕事も難しく、白い目で見られるなんて日常茶飯事、集団心理という余りにも辛い現実、健常者が何か出来ることを探しても解決策も無い病気。
何も悪いことをした訳では無いのにもがき苦しむ人が沢山いる。
自分に出来ることは何かあるのか、しょうや君のように行動は出来ないだろうなと正直思う。
涙が終始止まらなかった、本当にこの作品に出会えて良かった、僕の一生物の財産となる映画でした。
結構良かった…原作読んでないけど…
映画だとより伝わる
泣いてた
人間て醜いな
って思いました。
けれどそれって他人事じゃなくて、私もみんなもそれぞれがイビツな形をしていて、
パズルのピースみたいに嵌らないから、すれ違ったり、ぶつかったり、孤立したり、傷つけ合ったりするんだなあ、と
そんな当たり前のことを思い出しました。
原作は以前読みました。ストーリーこそ省かれているものの、その分丁寧に描かれていて、大事なエッセンスは掬い取られているんじゃないかと思いました。
原作の内容を仔細に覚えていない私が比較するのは意味がないかもしれませんが。
ストーリー的な描写もそうですが、絵的な意味でキャラも背景も丁寧に描かれていました。単色でのっぺりした空が印象的で、それはある意味「君の名は。」と対照的でした。
あと京アニはキャラが可愛いですね。
子供にこそ観てほしい映画
正直期待外れ
良い。。。
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