映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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重く、見ていてしんどい。
聲の形 文科省推薦映画だ。イジメの定義に従ったこれでもか、これでもかという原罪を背負う様な映画でした。イジメをデフォルメし過ぎです。顔に✖︎が付いたり剥がれたりは勘弁してほしい。聴覚障害者との関わりが縦糸ですが、異形の人々を随所に登場させたのは良い。月と好き、聲と恋を掛けているのも良い。先生の描き方が冷たい。あの担任はないだろう。あれでは、あんな授業では絶対にイジメなどなくなる訳がないのです。
初めて映画館で泣いた。 ココロが痛くなったし、ショウちゃんの気持ち...
初めて映画館で泣いた。 ココロが痛くなったし、ショウちゃんの気持ちもショウコちゃんの気持ちも分かるような気がして、ずっしりと 胸に刺さった。 昔イジメをして、教頭先生みたいな人に 「いじめをしたのは誰ですか」 とクラスの人に聞いたとき、先生が 「お前だろイジメたの」 と言った瞬間。なんで知っててもっと前に止めなかったの?どうして今、言うの? といろんな怒り、悲しみの感情がが溢れてきた。 やっぱり、思ってることは言わなきゃわかんないし、かと言って自分の気持ちを相手に伝えることって簡単なことじゃない。 簡単じゃないけど、大事な時は伝えなきゃ誤解を生み崩れだす。 分かってたことだけど、改めて考えさせてもらえた映画だった。
考えさせられました
原作を知らず、予告からの先入観で恋愛ものだと思って見てきました。率直な感想として、見にいって本当によかったです。前の席の若い女の子は、途中から嗚咽が漏れるほど泣いていました。自分は感動で泣けるということはなかったですが、それ以上にいろいろと考えさせられました。 というのも、知らず知らずのうちに、登場人物の中の誰かに自分を重ねて見ていたからです。いじめたり、いじめられたり、自分勝手だったり、人を信用できなかったり、人が怖かったり、殻にこもったり、勇気がなかったり、我慢したり…。自分の弱くて醜いところを鏡で見せられてるようでした。 それと同時に、「ああ、自分の知り合いにもこんなやついたな」と思い出しました。そして、彼らにもそれぞれの考えや立場があったのでしょうが、当時の自分はそこに思いを巡らせることはなかったなと、思い返しました。 どこかで周囲の人との距離をとってきた自分ですが、ダメな自分を受け入れて、自分の思いを声にして、人との付き合い方を少しだけ変えてみようかなと思わせてくれる作品でした。
青春してるね
まあ、考えさせられるアニメです。京アニにしては、大人しい映画ですが、原作が原作だけにこのような表現にせざるを得ないと思われます。 ストーリー展開で、小学校時代と高校時代の2エピソードで構成されている点は評価できます。小学校時代のいじめ問題、そのいじめが高校まで尾を引いて、どうすればいいのかわからない主人公と彼を取り巻く友人たちの心の葛藤をもっと掘り下げてもよいと感じました。 私的には、暇とお金があれば、お勧めします位の映画でした。なので、星は2.5とします。
伝える、とは。
2回観に行きました。 普段、映画は映画館に行ってまで見ないのですが、元々アニメが好きということと、京都アニメーションさんによる映像化、主人公の声を入野自由さんが演じるということで私自身彼のこういった作品の素朴な演技が好みなので、興味が湧き見させていただきました。(原作は1巻のみ読みました。) 1度目はいろいろと考えながら見ていました。小学生時代の硝子と将也のケンカシーンでは、硝子の生き方と思いが伝わってきて胸が痛くなりました。自分は必死に生きている、人としての本能を感じた気がします。 将也は、良くも悪くも人間だと思いました。小学生時代、正直に生きていた彼が、人間とは正直に生きていくことは出来ないのだと知り。そんな彼が最後に涙するシーンは、何度見ても泣いてしまいました。彼がこのお話で泣くのはこの1度だけです。最後になって、やっと彼は自分の為に泣くのです。 他にも登場人物が出てきますが、どれも現実にいるよなこういう人、という感想を持ちました。 そして、この作品は「伝える」そのものだと思いました。 手話、文字、声。それらはなるほど、確かに言語といえるし伝えるそのものです。ですが、「伝える」とはもっと広く、例えば植野や川井、結絃は、誰かに気持ちを伝えようと態度や髪型、写真で表そうとしていました。肯定する訳ではありませんが、いじめだって、ある意味「伝える」というものになるのでしょう。 長々と書いていますが、ここまで深く考えなくてもこのお話は魅力あるものだと思います。 障がい者やいじめを扱っている、こんなの綺麗事だ、感動ポルノだという人もいるでしょう。ですが、そういった感情を持ち込まないで、先ほどの「伝える」というを思いながら観てもらえたら、違うものになるのではと思います。
(^o^)すげー良い映画だった。見ないと!
『君の名は』に隠れてしまったがとても良い作品。 『君の名は』より高得点です。見ておいて良かったー(^o^) いじめの加害者、被害者、傍観者、その親、姉妹それぞれが長い時間をめぐって繋がる話。被害者は耳が聞こえない。加害者の少年がいじめと向き合い被害者、傍観者とこころを通わせる。 声を聞く事。お互いをわかり合おうとする心。わかってるんだけど大事なんだよね。お客さん結構入っていて所々ですすり泣く声が! おじさんも涙腺決壊です。 お客さんも男女均等に入っていました。 この作品にしろ『君の名は』にしろアニメが良い作品が多すぎ。 最近の邦画の高得点『怒り』かな?
一番の悪は母親だと感じた
映画では描かれてないが ヒロインの母親は娘が障害の事でいじめられない為に無理矢理ベリーショートの髪型に変えようとするのだが、だったら「ろう学校」に通わせろよと言いたくなりました。客観的思考がまだ出来上がっていない小学生ともなれば尚更です。面倒見が良く親身になってくれるグループ、それを見て妬ましい憎悪を抱くグループに分けられる事は容易に想像が付くし 同じ学費を払っているのに自分らのクラスはなぜ手間と授業の遅れがあるのかと保護者からのクレームも来るでしょう 私から言わせればヒロインの母親は一見勇ましく見えても実はほぼ無責任な行為をしていると感じました 母親なのに手話が出来ない!? なんて胸糞な親だこと。 でも絵の綺麗さに免じて☆2つ
原作を読んでいないと評価は下がるでしょう。
私は原作を全く知らず友人の紹介を受けて観に行きましたがイマイチでした。 高評価の方々のレビューを拝見しますと、皆さん原作から知っている人が多いようです。 おそらく原作が長いので内容が映画に収まりきっていないのだと思います。原作を知らないため、西宮と石田の恋愛ストーリーだと思いこんで観ていたので終始意味不明でした。と言うかポスターイラストとテーマが噛み合ってない。 観終わったあと「人が人と関わろうとする尊さ」がテーマである事を知りましたが、後味の悪い結果となりました。
余韻が半端ない
素晴らしい作品。 原作既読です。 いじめ、障がいという難しい題材を扱っており、そのあまりのリアルな表現に眉をひそめてしまうことも。 しかし本題はコミュニケーションの難しさや人間の自分勝手さ、未熟さ、そこからの成長を描いていると思います。 また、決してCMでまとめられているようなイチャイチャラブラブストーリーではありません。 aikoさんの主題歌も誤解を与えますね(笑) この映画のすごいところは観ている私達の立場、経験、性格等によって、物語の感じかたが全く異なるであろうこと。そしてどう感じてもそれぞれが正解であろうこと、ではないでしょうか。 扱っている題材、登場人物の心情がものすごくリアルに、繊細に描かれていて、そのどれに感情移入してもいいんです。 どれにも感情移入せずに客観的に観ても面白い。 メッセージに溢れているのに価値観を押し付けないんですね。 また、原作既読の身として観賞前の不安がヒロインの演じかたでしたが、声優さんの演技力に息をのみました! 声優さんにはぜんぜん詳しくないですが本当にすばらしい演技でしたね。 君の名は。とはぜんぜん異なる映画です。 どちらも優劣付けられないほどすばらしいです。 どちらも観ましょう!(* ̄∇ ̄)ノ 聲の形は「間」の作品でもあります。 観る側がその「間」に自分なりのインスピレーションを当てはめていく映画なのかな?とも思います。 君の名は。は全編受け身で楽しめるのに対して、聲の形は視聴者のHPを消費しますので、心を満タンにして観に行くことをオススメします(笑) いや、HPが少ない人ほど補充されるかも!(どっちやねん!) 人によってはその余韻を3日は引きずるような、そんな出逢いになると思います。
オススメの作品の1つ。原作の綺麗な感じがそんなに消えてなく、しっか...
オススメの作品の1つ。原作の綺麗な感じがそんなに消えてなく、しっかりとした映画。職業柄すごく考えさせられる映画であった。さすが、京都アニメーション
素敵な作品
人間関係がリアルに描かれていてすごく良かった。人の行動にはそれぞれの意味がやっぱりあって、でも声に出さないとわからないことばかり。声が出せない登場人物がいることによって、そんな当たり前のようでそう感じられないことが伝わってきた。かなり重い内容だったけど、最終的には皆が心の内に秘めていたものが悪の感情ではなかったから後味も悪くなかった。 比べるのもおかしいけれど、同じアニメ枠で言えば君の名は。よりも個人的にこちらの方がすき。
比較するのも悪いですが
君の名は。に埋もれて少々目立たなかった作品 いや、面白い。 君の名は。がめっちゃつまらなく思うくらいの面白さ クラスに「こんなやついたわ〜」みたいに学生時代を思い出させてくれた作品。 登場人物一人一人に個性があって抱えているものも違って誰もが登場人物の誰かには感情移入できる。 何回も言うようで申し訳ないんですがマジで君の名は。の倍以上は面白い。
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