映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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【感動】予想以上のクオリティ
原作既読で映画の知らせを聞いた当初は正直不安の一言でした。けれど映画が公開され世間やネットでも評価が高く、自分も観させてもらいましたがとても良かったです!
観る前はあの独特な雰囲気やキャラの心理描写などが描けるか不安でしたが予想以上の出来でした!
少しいちゃもんを付けるのだとしたら漫画全8巻を2時間ちょっとに収めてるのでカットされてるところがあるというところぐらいです。
けれど観て後悔はありません!納得の星5つです!
動いていると感情に
マガジンで読んでいました。その時はとても考えさせられる良い作品だと思っていました。その時の思いで、きっと映像になるとまた違った感情を持つだろうと思って映画館へ足を運びました。映画を観た感想は、漫画で読んだ時より感情を揺さぶられたというのが正直な感想です。とても良かったと思います。
漫画で読んでいた時は、問題意識のあったジャンルなので、考えながら読み進める感じがあったのだろうと思います。
ですが、画面が動くということが、人により感情的な動きを引き起こす要因になるのだと思った次第です。
だからと言って、漫画では感動しなかったということではないのではないかと思っています。考えさせられたことは、感動の一種なのではないかと思いました。
映画では、漫画で読んだ時のストーリーが呼び起こされてきました。内容的に覚えていたものと同じなのだな、と感じたのではないかと思います。
ですが、その主人公達が見せる動きは、人としての、息づかいや間があって、そこに感情が感じ取りやすくなっていたのではないかと思います。
京都アニメーションさんたちの、尽力が同じ作品であってもより人の感情に近くなる工夫をしていただいたものと感じました。
原作とともにとてもとても良い作品であると、私は感じました。
道徳アニメ
NHKで以前放送していた「中学生日記」を思い出しました。
内容があまりにも道徳的なテーマだったので。
学校、教師、保護者、生徒、友達、そして障害者。
学校生活という社会で毎日を送っていた頃を懐かしくもあり
またもどかしくてたまらない気持ちが思い出されました。
「人との繋がり」というテーマを
若者から大人までそれぞれの世代で
あらためて考えるきっかけを与えてくれる内容だと思います。
あの頃の自分から今の自分は成長したのだろうか?
人の気持ちがわかる大人に自分はなれたのだろうか?
自分の気持ちは伝えないと伝わらない。
伝えても伝わらない。
自分の気持ちや考えを相手に伝えることがどれだけ難しいことか…
そんなことを考えてしまいました。
原作を見てから映画を見ました
もったいない
若い頃に抱いた感情
もう一度観たい!!
人間を描く、ってこういうことなんだと思う。
知り合いが原作酷いと言っていたため観ようか迷っていたのですが(原作ファンの方すいません)、京アニだし!と思い切って一度見たらどうしようもなく感動してしまい、結局もう一度観てしまいました。そしてさらにもう一度観たい。そう思える作品です。
ネタバレしたくないので細かいことは言いませんが、まず絵がきれい。それから、登場人物全員に共感出来ちゃう、と言える心情描写も見所です。だからこそ感動するけれど苦さも味わいます…
さらに他の描写・演出も繊細で秀逸。アニメらしい表現で魅せてくれていると思います。
セリフも演技もキャラクターの住み分け (?)なんかも、何もかもが素晴らしい。
自分は京アニのファンなので少し贔屓目に見ているところもあるかもしれませんけど…
心に残る。観ながらも、観終わってからも、いろいろ考えさせられる。是非多くの人に観ていただきたい作品です。
重く、見ていてしんどい。
初めて映画館で泣いた。 ココロが痛くなったし、ショウちゃんの気持ち...
初めて映画館で泣いた。
ココロが痛くなったし、ショウちゃんの気持ちもショウコちゃんの気持ちも分かるような気がして、ずっしりと 胸に刺さった。
昔イジメをして、教頭先生みたいな人に
「いじめをしたのは誰ですか」
とクラスの人に聞いたとき、先生が
「お前だろイジメたの」
と言った瞬間。なんで知っててもっと前に止めなかったの?どうして今、言うの?
といろんな怒り、悲しみの感情がが溢れてきた。
やっぱり、思ってることは言わなきゃわかんないし、かと言って自分の気持ちを相手に伝えることって簡単なことじゃない。
簡単じゃないけど、大事な時は伝えなきゃ誤解を生み崩れだす。
分かってたことだけど、改めて考えさせてもらえた映画だった。
考えさせられました
原作を知らず、予告からの先入観で恋愛ものだと思って見てきました。率直な感想として、見にいって本当によかったです。前の席の若い女の子は、途中から嗚咽が漏れるほど泣いていました。自分は感動で泣けるということはなかったですが、それ以上にいろいろと考えさせられました。
というのも、知らず知らずのうちに、登場人物の中の誰かに自分を重ねて見ていたからです。いじめたり、いじめられたり、自分勝手だったり、人を信用できなかったり、人が怖かったり、殻にこもったり、勇気がなかったり、我慢したり…。自分の弱くて醜いところを鏡で見せられてるようでした。
それと同時に、「ああ、自分の知り合いにもこんなやついたな」と思い出しました。そして、彼らにもそれぞれの考えや立場があったのでしょうが、当時の自分はそこに思いを巡らせることはなかったなと、思い返しました。
どこかで周囲の人との距離をとってきた自分ですが、ダメな自分を受け入れて、自分の思いを声にして、人との付き合い方を少しだけ変えてみようかなと思わせてくれる作品でした。
青春してるね
伝える、とは。
2回観に行きました。
普段、映画は映画館に行ってまで見ないのですが、元々アニメが好きということと、京都アニメーションさんによる映像化、主人公の声を入野自由さんが演じるということで私自身彼のこういった作品の素朴な演技が好みなので、興味が湧き見させていただきました。(原作は1巻のみ読みました。)
1度目はいろいろと考えながら見ていました。小学生時代の硝子と将也のケンカシーンでは、硝子の生き方と思いが伝わってきて胸が痛くなりました。自分は必死に生きている、人としての本能を感じた気がします。
将也は、良くも悪くも人間だと思いました。小学生時代、正直に生きていた彼が、人間とは正直に生きていくことは出来ないのだと知り。そんな彼が最後に涙するシーンは、何度見ても泣いてしまいました。彼がこのお話で泣くのはこの1度だけです。最後になって、やっと彼は自分の為に泣くのです。
他にも登場人物が出てきますが、どれも現実にいるよなこういう人、という感想を持ちました。
そして、この作品は「伝える」そのものだと思いました。
手話、文字、声。それらはなるほど、確かに言語といえるし伝えるそのものです。ですが、「伝える」とはもっと広く、例えば植野や川井、結絃は、誰かに気持ちを伝えようと態度や髪型、写真で表そうとしていました。肯定する訳ではありませんが、いじめだって、ある意味「伝える」というものになるのでしょう。
長々と書いていますが、ここまで深く考えなくてもこのお話は魅力あるものだと思います。
障がい者やいじめを扱っている、こんなの綺麗事だ、感動ポルノだという人もいるでしょう。ですが、そういった感情を持ち込まないで、先ほどの「伝える」というを思いながら観てもらえたら、違うものになるのではと思います。
(^o^)すげー良い映画だった。見ないと!
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