映画 聲の形のレビュー・感想・評価
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うーん
何となくモヤモヤ感が残る作品
石田は何で小学校以降は急にいじめなくなっていい人になってしかも頻繁に会おうとしてるの?(経験で何となく分かるけどちゃんとした理由づけがほしい)
ストーリー展開がトロい(まあ君の名は。を見た後だからそう思うのかもしれないけど)
ストーリーに影があって結局最後まで何かスッキリしない
とても繊細に、じっくり描いた作品
言葉が喋れない分、顔の表情やスマホのメール、手話でしか相手に伝わらない、だけど、本当に伝えたい時は、感情が高ぶっててんぱってしまって、大事な時になかなか伝えられないもどかしさがとても表現されてて、良かったです!
あと、主人公だけでなく、親の立場や、いじめてた同級生なども、ちゃんと描かれてたので良かったです!
一番世辺り上手の男性の扱いが少し、スカッとしました、、(笑)
中盤流れは早くないので、ゆっくり、世界観を楽しんで作品に入り込んで、終盤観れば良いかと思います。
伝える、伝わるって難しい
限られた時間の中で原作の要所を上手くまとめた作品でした。
主人公である石田は昔ヒロインである西宮をいじめていました。しかしある日、虐めが学校にばれ、仲間だと思っていた友人達から虐められ、彼は人を信用できなくなります。そうして高校生になり、彼は周りのあらゆる声を聞くのを恐れ、耳を塞いで生きるようになってしまいます。
そんな時に彼は、西宮と再会し、彼女に贖罪をする事を通じて過去と、そして今と向き合います。
主人公は障害者をいじめると言う社会的にはかなり許されない行動をしたわけですが、主人公ものちに同じ虐められる立場になった事と、後悔の心情が丁寧に描かれていた事により、彼だけを責める気にはなりません。
この映画において主人公は「西宮と会話がしたかっただけ」で、その伝え方が分からなかっただけなのです。
最終的には子供の頃上手く伝わらない苛立ちから犯してしまった過ちを、主人公と西宮は互いに謝りあい許し、生きるのを手伝いあう事を約束します。
そこには障害も健常者も関係ありません。一人の人間として生きる為には、ちゃんと周りの声を聞こうとして、他者を受け入れることが必要なのです。
これは主人公と西宮の恋愛物語かというと、個人的には少し違う気もします。これは主人公が他人の声をしっかりと聞く事が出来るようになるまでの物語だと思います。
原作ではその他の登場人物にも一人一人丁寧に焦点が当てられていて、映画の印象だと少々嫌な奴だった植野などの心情もしっかり読み解けば理解できるような構成になっているのですが、尺の関係かその辺りは省かれていました。
こういった一人一人の声をしっかりと聞く事で全員に共感できるようにさせると言う原作のスタイルが好きだったのですが、この映画は本当に主人公の石田のみに焦点が当てられた構成。限られた時間なので仕方がありませんが、そこが少し残念でした。
それ以外は作画崩壊も見当たらず、声優さんの演技も素晴らしい。手話を多少は覚えて想像しないと二人の会話がわからない構成になっていて、視聴者からの登場人物への歩み寄りも求められるのも、作品のテーマの一貫性を感じる良い仕掛けとなっています。
人間関係にちょっと疲れてしまった方は、是非見て考えてみてください。
素晴らしい作品でした。
どこに焦点が当たっているのか
よく分からなかった。
最終的に何が言いたいのかもいまいち不明。
あと見る人によって受け止め方が違うんだろうなと思った。(どの映画もそうだけど特に)
基本ポジティブな人間なのでほとんど感情移入できなかった。
こんな人もいるんだなーという感じで終わりました。
感情
小学校時代、障害の理解力が欠けているからといって、いじめはひどく悲しくなりました。
高校生時代、再び再会して償いかと思いきや、小学校のときから気になっていたことを認めたところ凄い感動しました!
最終的いい話でした!
’’自分自身、小学校のときたくさんいじめありました。
中学のとき、いじめあった、そこで両側を経験したからわかる’’
全ては、経験が気持ち心を育てると改めて実感した。
からかうのもいじめに近いのかなぁー
人生を見直すいい気かいかも知れませんね。
少年の成長に感動
聴覚障害の西宮をいじめていた石田はやがていじめっ子として周囲から孤立するようになり、自分にとって友達というものはいないという思い込みに縛られ高校生になっても孤立した状態が続くが小学校でいじめていた西宮の元へ行くことによってやがて周囲を巻き込み、再び友達と呼べるような存在が増えていく。幼い自分の過ちを反省することによって主人公石田の成長していく姿には感動いたしました。
原作読んだ人には物足りない
人と人との摩擦が本当に上手い原作だけに、今回の映画は非常に摩擦が薄く残念でした。
必要最低限の描写しかなく、石田、西宮以外のキャラの掘り下げがほとんどなく人間関係に説得力がありません。原作のドロっとして人間の汚い部分が見え隠れするあの展開が好きな人は物足りなく感じます。
そして石田と西宮母とのわだかまりの放置は本当に残念です。結弦の家出の件以来会ってない石田に対して誕生日会でのあの態度は緩すぎます。
原作では要所要所で石田に厳しい言葉を浴びせ、石田がめげず、西宮母は本当に少しづつ石田という人間を分かって行く過程がありますが、劇場版は全くなく、いきなり誕生日会に参加します。
なにも認められてない娘を虐めていたやつが家にいたらブチ切れます。そこの過程のところをちゃんと描いてほしかったです。
西宮お婆ちゃんの葬式も淡々としていて悲しかったです。
原作未読の方は楽しめると思いますが、原作既読の方は楽しめないと思います。(好きな場面やキャラの掘り下げが削られている為)
尺が足りないので仕方ないのですが、
本当に大好きな作品だけに今回の映画は非常に残念でした。
これはなかなか、、
終始、何とも言えないような映画でした。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかよく分からない終わり方でしたし、、。
ただ、全体を通して映画にのめり込まれました。このへんは、やはり流石だなと感じます、、。これから行く方は、少々後味が悪いのを覚悟して下さいね。。
うーん、、無理やり感。
難しい人間関係をリアルに描こうとしてるんだろうけど、所々のご都合展開が少し鼻につく。
特に終盤。主人公が落下したときに助けたのがシマダ?そんな偶然あるのかと。
さらに退院後に簡単に仲直りしてるのもよくわからない。リアルに描くならここももっとリアリティを出してくれないと。退院後の尺が短すぎるのでは。
そもそも、あのグループのメンツはなんなんだ。橋の上でチリヂリになったシーンで主人公がぼやいたセリフはごもっとも。
あのメンツで仲良く遊園地にいける意味がようわからん。
クラスの違う植野とかただの嫌なやつで部外者すぎるし、ヒロインの妹がこんな同級生グループに入り込むか?
遊園地つながりでいうとヒロインが都合よく動画撮ってるのもなんだかなぁ
とにかく中途半端なリアルさに少々戸惑いながら、かなり引き気味に見てしまった映画。
それでいてハッピーエンドでもなく、心を無駄に削られたような、そんな後味の悪い作品だった。
大人は見たらいいかもね
ほぼ前情報なしで観てみました。
障害、いじめ、ひとり親などなど考えさせられることたくさん。
8割方、胃をきゅーーーっとさせられてましたが、誰かを守る大変さ、切なさを考えさせられてよい機会です。
年齢的な部分から、しょうちゃんママに激しく心振られました⇦そこ?
皆んないろいろあって、いろいろな人生です。
悪い意味で予想外
確かに興味深い作品であった
現在の若者の物言いにも忠実であるのだろう
ある意味良くできている映画なのだろう
が、そこまで形勢逆転するのか?
小学生で?
主人公の境遇が理不順過ぎて・・・・
繰り返すのも理不順過ぎて
出てくる子供たちの物言いが腹立たしくて
そう言う意味では個人的にカンに触る映画でした
ウケがいいのは絵がアニメ好きには堪らないから?
アニメの多義的な表情
意外だったが、原作者も監督も若い女性だ。だから登場する子供たちの気持ちが豊かに表現されているのは当然としても、大人たちの感情も繊細に描かれているのは見事である。
アニメの表情は柔らかくて主張しすぎず、観客はそれぞれの経験をもとに子供たちの気持ちを理解する。実写ではなくアニメの多義的な表情だからこそ、観客の想像力を喚起するのだ。そして次のように理解する。子供たちは喜怒哀楽だけではなく、自尊心や虚栄心、不安や恐怖といった複雑な感情を抱えて生きている。いじめる子供もいじめられる子供もそれぞれに心の闇を抱えているのだ。
この世界観は公平で客観的であり、故に狭い価値観の隘路に迷い込むことなく、登場人物の行動に自由を与えている。自由に行動する中で、子供たちは自らの心を解きほぐしていく。
アニメとしては出色の、とてもよくできた傑作である。
早見沙織の硝子にはもはや泣く以外ない
原作を読んでから3回鑑賞。原作からエピソードが削られているが、原作の良さの核の部分を活かした、良い映画にまとまっていた。君の名は。の美麗さは永野の「ゴッホよりもラッセンが好き」というギャグのようで、鑑賞する側が本当に求めているものか疑問だが、本作の美麗さは、心に問題を抱える主人公たちを包む世界まで暗くしないように配慮したものとのことで、意味がある美麗さになっている。のっぺらぼうな表情の君の名は。と違って、心情をうまく捉えた作画になっていて、そこにプロの声優の声が乗ると、本当にキャラクターが生きてもがき苦しみ喜んでいる様が実感できる。早見沙織の演技する硝子にはもはや泣く以外ない。真柴が若干謎キャラクターのままになってしまったが、エピソードの取捨選択の関係上、彼に暴力をふるわせないほうがいいだろう。現実世界にも部外者と身内の境界線上みたいなひとはいるし、これはこれで良かったと思う。映画づくりのエピソードが省かれたにも関わらず、永束くんの良さは存分に発揮され、観客も多くが笑っていた。将也の物語としては、あのエンディングは良改変といえる。結果、心を強く揺さぶられる傑作となっていた。
残念な作品
原作が好きで観たけど、映画は映画の作りにしないといけないのに、TVアニメのつぎはぎになっていた。「君の名は。」を観た後だけにその差は歴然。京アニはテレビアニメに徹した方が良いと感じた。逆に「君の名は。」の凄さを再認識できた。原作が良いだけに残念。
素晴らしき映像表現
なんというか、随所に表面上の意味とは別の、真の意味が込められてるように感じた
一例を挙げれば、序盤の、主人公とヒロインの喧嘩シーン
いじめられっ子に転落した主人公と、その主人公が中心になっていじめていたヒロインの取っ組み合いの喧嘩という
なんともやるせない気分になる場面なのに、背景はどこまでも美しく、光までもが差し込んでくる
凡百の演出家なら、背景は暗く、窓の外は曇りか雨、過剰演出を好む人なら雷まで鳴らしたりするところではないだろうか?
だが、この作品はそうはしなかった
なぜか?
それはこの場面が「破局」に向かうそれでは無いからだ
むしろ、考えようによっては、何をされても愛想笑いを返していた、言い方を変えれば「コミュニケーションを拒絶していた」ヒロインが
暴力という「形」ではあるが、初めて他者と本音でコミュニケーションを取った、「聲」を上げた場面なのである
場面の悲壮さばかりを強調するため背景を暗くしたりせず、場面に隠された真の意味を示唆するための映像表現だったように思う
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