「現実とのズレも多少あるが、いい話だ。」映画 聲の形 レインオさんの映画レビュー(感想・評価)
現実とのズレも多少あるが、いい話だ。
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聲の形。
声があるからこそコミュニケーションが取れる。
声がなければ思いを届くツールもない。
硝子は人の声が聞こえない、声を出せない。
しかし、
声があってもコミュニケーションが取れない場合もある。
石田という少年はそうだ。
本当は、思いを届けるかどうかは、人の意思によるのだ。
しかし、小学校のその人たちはそれを意識できない。
悲しい話だが、この映画に悪い人がいない。
ーー本当はどうだろう。
学校のいじめは本当にこの映画が描いたもののように見えるか?
疑問持っている。
が、
この映画が悪い人を描いていない。
一番悪そう植野でも、彼女が硝子が嫌いという理由もなんとなくわかる。
その理由は、硝子自身も変えなければならないところにある。
特にこの映画は人物の心理感情を表現するところにとてもうまかった。
怖いところもあるが、最後に暖かい思いをさせる映画になる。
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