溺れるナイフのレビュー・感想・評価
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原作読んでるし菅田君も奈々ちゃんも大好き!早く見たい!ってなってて...
原作読んでるし菅田君も奈々ちゃんも大好き!早く見たい!ってなっててやっとみた。
けど、なんか、ちがーう涙
まぁあの内容を二時間にまとめるのも無理があるかもしれんけど、もう少しどうにかならんかったか。
内容が難しいかなぁ。
中学生役は無理があるにせよ、菅田将暉は美しかった。
少女漫画と実写という他ジャンルの足の引っ張り合いが…
何とも歯がゆい作品。
主演の二人はとても存在感があったし、友人役もヒロインとの打ち解けた演技(眉毛のところとか)などよかったと思う。
ロケ地の風景も美しく、映画としての造りはすごく良かった。
ただ、どうしても、飲み込めない違和感が出てくる。
少女漫画と映画では機能が異なっているためだろう。
突き詰めれば映画が描こうとするのは生身の『人間』だ。
逆に少女漫画は少女の内面に寄り添う優しい虚構だ。
どちらが良い、悪い、ではなく、機能が違う。
だから少女漫画では成立する表現が
映画では成立し難くなってしまう。
二度目のレイプシーンあたりから、その違和感が物語を引き裂いてしまったような気がする。
映画だけのもっと思い切ったラストを作った方が良かったのではないかととても残念。
原作は原作で面白そうなので、やっぱりこれは少女漫画から力を入れた邦画を作ろうとすると中々に難しいという話なのだと思う。
原作と映画
映画を観たいと思っていたのですが、公開日を過ぎてしまっていたので原作から読みました。原作は全17巻全てに十代そのものの細かい描写があり、とても感動しました。
読み終わってから映画の方を拝見させていただきました。ある意味映画は映画の良いところがありました。が、原作ファンの私としては抜けていてはいけないところが抜けていたり、読者の印象とは違うようなBGMが流れていたりと少し残念な印象を持ちました。
菅田将暉さんと小松菜奈さん。そしてジャニーズとは思えない大友君の明るさを抜群の演技で表現した重岡大毅さん。それぞれ3人には本当にコウちゃん、夏芽ちゃん、大友君の姿が魅え、とても感情移入できました。
最後の終わり方も少し理解しがたいものがあったので、こんなにも素敵な役者さん達の渾身の演技が少し台無しになったかなとも思います。
神さんに溺れる
同じジョージ朝倉原作の「ピース オブ ケイク」が良かったので、劇場には観に行かなかったが、ずっと気になってレンタルを待っていた。
これも少女コミックの映画化だが、そんじょそこらのドSイケメン王子と恋に落ちる女子の妄想のものとはまるで違う。
本当に一言で言うならば、“鮮烈”だ。
東京でモデルをしていた夏芽は親の都合で海辺の田舎町へ。そこで、海で戯れるコウと出会う。
粗野で自由奔放なコウに、夏芽は一瞬で心を奪われる。
二人が恋に落ちるまでをじっくりとは描いてはいない。だから、ロマンチックとは程遠い。
“閃光が走ったような一目惚れ”“一瞬で恋に落ちた”…なんて言い回しだとすると、まさにそれだ。
その一瞬が印象的。
付き合い始めた二人。
皆の憧れの的の美少女と町の有力者の不思議な魅力の息子のカップル。
だが、夏祭りの夜、二人の想いが引き裂かれる事件が起きる…。
その事件と言うのは定番と言うか、予想は付く。
が、何処か綱渡りしてるような危うい二人が引き裂かれるに足りうる。
何も出来なかったコウ。ずっと意気がってた自分の無力さにただ泣き崩れる。
自分の全てをコウに捧げられるつもりでいた夏芽。そんなコウにショックを受ける。
そこから全てが変わった。
憧れの的だった夏芽は学校で孤立。地味な存在に。
コウは評判の悪い連中とつるみ、まるで自分を傷付けるような振る舞いを。
あれ以来、全く接点は無い。
それは仕方のない事かもしれない。
あの時の事を思い出すだけ。
夏芽は明るく優しい大友と付き合うようになる。
が、夏芽の胸中にはいつも…
夏芽は人によっては好きになれないかもしれない。
東京から田舎へ来てふてくされ。
好きな人が出来て心浮き立つ。
例の事件で別れ、別の男子と付き合うが、でもやっぱりコウが好き。
一度は縁切った芸能界に再び戻ろうとする。
我儘、身勝手、コウに言わせれば“面倒臭い女”。
普段ならこういう性格は好きになれないが、本作のヒリヒリとした作風と巧くマッチし、ちょっとイライラしながらも不思議と引き込まれていた。
菅田将暉はさすがの存在感。クライマックスのあるシーンの踊りは狂気すら感じた。
だが本作は、小松菜奈を見る映画だ。
小松菜奈という若き女優がさらに飛躍するその瞬間を。
「渇き。」でデビューしてからそのルックスも含め、同世代の中でも一際惹き付けられる女優でいたが、これぞ!という作品にはなかなか巡り合ってなかったように思う。
が、その美貌と魅力を活かしつつ、泣き、叫び、海に飛び込み、びしょ濡れになり、張り裂けるような心情を繊細に、体当たりで演じきり、血へどを吐くほど過酷だったと語る撮影は彼女にとって大きく得るものになった。
「渇き。」「ディストラクション・ベイビーズ」など助演では印象的な作品はあったが、正真正銘、主演での現時点での代表作。
主演の二人だけではなく、
ジャニーズWESTとやらの重岡大毅の好演。あるシーンの「俺ら東京さ行くだ」がジ~ンとさせられる。
垢抜けないド田舎娘がハマり過ぎの上白石萌音の、後半での変わりよう!
若い役者がいずれも印象的。
ラストはなかなか衝撃的だ。
サスペンスと言うか、それこそ犯罪レベル。アレがバレたら、コウも再び芸能界に戻った夏芽も一巻の終わりだろう。
ここは賛否分かれそうだが、鮮烈過ぎる青春と愛の行く末を一気に見せきる。
長回し、美しい映像、印象的な台詞回しや音楽の使い方で、決して綺麗事だけじゃなく、瑞々しく、激しく、痛々しいその姿を。
撮影時27歳という若い女性だからこその手腕。
才ある女性監督が大勢いる中で、山戸結希はこれから楽しみな逸材。
夏芽とコウはおそらく幸せにはなれないカップルだろう。
きっと、惹かれ合い、傷付き合い、ぶつかり合い、その繰り返し。
運命的な恋人ではなかったかもしれない。
が、間違いなくコウは夏芽にとって鮮烈な“神さん”だった。
あの時、神さんのいる海で出会った時から。
内容薄.....
このマンガが大好きでキャストも菅田将暉ということで観に行きましたが
これお金だしてまで観たい映画ではない。
内容が薄すっっつ!!セリフない!!笑
なにも伝わらないよーって内容
現に、元のマンガを読んでいない友達と見にいったところ全く理解できなかったとのこと...
何でもかんでも、実写化するもんじゃないよと思ったのと、実写化するならそれなりものものを作れよーと思った。
菅田将暉の目がいい
レイプ男が後味悪い
なつめは夢叶えてハッピーエンドだけど、恋はうまくいかないって感じなのかな?
描写がとても綺麗だった。
好きだからこそお互い離れるってことかな。。
菅田将暉が神様や妖精みたいで走るシーンが綺麗だった
溺れる演出。
原作は知らず、劇場でやたら目を引く宣伝に目が留まったので
観に行ってみた。若手監督による野心溢れる作品に違いないが、
勢いあまって踏み外している感があって好き好きが分かれそう。
自意識過剰のヒロインを描くことに定評があるのだという監督
の個性はかなり活かされている。いきなり叫びだす、走り出す、
大声で喚いている背後で大音響、マンガならではの忙しさだが
原作の大ファンというのが影響しているのではないかと思った。
らしさや雰囲気は俳優陣含めて絶大なのだが、ドラマ力に欠け、
特に突然起こる事件がラストでまた起こるような無駄によって
意味の分からない動揺が走る。落ち着いた展開ではないことは
重々承知でも、ここまで忙しいと動きだけに目がいってしまい
結果、何だったんだろうねで終わってしまう。いやこれが青春
ってものよと言われれば確かにその通りだが、原作の鋭さに溺
れてしまったのは監督自身なんじゃないかと思えて仕方がない。
(大友がいい味出してた。必ずああいうキャラの人出てくるよね)
素晴らしい配役
映画というよりとても美しいPVを見てる気分でした
高校時代の最初の夏芽の髪の毛、モサモサ感が本当にあれから色々あったんだろうなと思いました
それと反対のカナの高校デビュー…
キスシーンにしても、女性監督だからこそとれる絵がつまった素晴らしい映像でした
大友といたほうが絶対幸せだけど、コウちゃんのような危ない男の子ってカッコいいもんねー
まさに菅田将暉くんに溺れる映画
二人に試練をあたえる存在の出現が、あまりに唐突に過ぎる
公開から半月がたったというのに、劇場を埋め尽くす女子中学生、高校生の多さに少々気恥ずかしくなりました。それだけいま最も旬な若手俳優菅田将暉の人気の凄さが光る作品です。
劇中の菅田の放つこの強い台詞「この海も山もワシのものじゃけん! おまえも…ワシのものなんじゃ!」と真顔で迫られてしまうと、思わず胸キュンとなるでしょう。菅田ファンにとって、今までにない翳を見せる新鮮な役柄にはグッと惹き付けられること請けあいです。
こんな菅田が演じるコウに、一瞬で引き付けられてしまう少女の出現にも納得。海沿いを2人乗りのバイクが滑走し、後ろにまたがった小松菜奈演じる望月夏芽が叫ぶ、「この海も山もコウちゃんのものだ! 私も…コウちゃんのものなんだ!」というコウの言葉を受容するシーン。その天を仰ぎながら、心を開放するかのように叫ぶワンシーンだけで、作品の瑞々しさの一端を垣間見ることができました。青春映画の既視感を超えた瑞々しくて、神秘さを超えた映像は、充分に大人の鑑賞に堪えるレベルのものです。これが初監督作品となる山戸結希監督は、高校生のときに原作と出会って、血肉化するほど読んできたそうです。原作者にラブレターのような熱いオファーを送ったという監督の熱い情熱は、登場人物の放つオーラの濃さに滲み出ている感じがしました。
物語は、夏芽が東京で少女モデルとして活躍していたものの、父が祖父の旅館を継ぐため、一家で海辺の町に越してきたことから始まります。ちなみに原作では小学6年生ですが、映画は中学3年生に変更されています。
引っ越してきてすぐ、立入禁止の神域となっている磯に、禁を犯してはいった夏芽は、そこでコウと出会います。
海からあがってきたコウに、夏芽がひきこまれてしまう峻烈な出会いの一瞬は、その後も映画のなかで何度もくりかえされるシンボリックなシーンでした。一目ぼれといった凡庸な表現はそぐいません。
それは夏芽の中学校の授業でチラッとふれられる、イザナギとイザナミの出会い=まぐわいを思わせる、神話的なかがやきをはなっていました。
この世界がまるでアダムとイブしかいなかった神話の時代になったかのような思春期の全能感。山川草木の一切がふたりの世界に占められたのでした。
それを熊野という舞台がいっそう神秘化していきます。熊野の神社の火まつりで先陣切って踊るコウ。
けれどもこのあと夏芽は、自分のファンにレイプされそうになって、二人が放っていた全能感は、現実の衝撃に引き戻されます。夏芽を助けることができなかったことを悔やむコウは、夏芽とは会わなくなり、荒れる生活に。
二人に試練をあたえる存在の出現が、あまりに唐突に過ぎていたり、犯人の末路やコウとのその後の関係も夢か現実なのかはっきりさせないで未消化に終わることに不満は残りました。そして海中にただようナイフの映像が繰り返されることにも、『溺れるナイフ』とは何のメタファー何だろうか?とも(^^ゞ
それでも、ふたりの心が強い縁で結ばれていて、どんなに離れてしまおうが思いは繋がっている感動を強く感じることでしょう。
ふたりを繋ぐ「運命の関係」。それは、『恋』と表現するのはいささか違和感を感じさせるものがありました。男女だから『恋』に見えるかもしれません。もしかしたらほかにふさわしい形容する言葉があるかもしれません。ただ夏芽は、それを勝手に恋愛だと思い込んでいたのです。夏芽はコウに恋愛モードで寄っていくわけですが、コウは全く腑に落ちていなくて拒否したりする場面があるのは、そのためなんでしょう。
そして、そんなコウとの関係と対比させたくて、クラスメートの大友が出てきて、夏芽に恋愛をする流れが加わったのだと思います。
夏芽にとっても、恋なのか、何なのかはっきりしないもどかしさを感じさせるところが、他の青春映画と大きく違う点です。見る人によって受け取り方が全然違ってくるのでは?コウの存在は夏芽にとって大きすぎて、むしろ突進していく標的な感じがしました。そけだけ夏芽はすごく感情で生きていて、コウは冷静で客観的。大友が恋をしているのは伝わって分かるんですけど、やっぱりコウという存在は夏芽とって衝撃的なものだったですね。
そんな「運命の関係」が描かれた本作は、10代の登場人物たちのほとばしるような思いが、同世代の読者の心にまで“感染”し、熱狂をもって受け入れられてきたそうです。10代の恋は、素直になれなかったり、知らないこともいっぱいで、自分を守るのにも精一杯で相手を傷つけたり、なかなかうまくいくのが難しいものなのではないでしょうか。
結婚を考えずに感情のままいられる10代の恋。本作には、きっと10代にしかできない恋というか、キラキラ感じが一杯詰まっているのでしょう。海に溺れていくナイフの映像。それは、ヒリヒリした感じの青春を切り取っている姿そのものではないでしょうか。普通の恋愛映画とは全然違う、考えさせられる衝撃的な作品だと思います。
普通の少女漫画原作とは一線を画す映画だと期待していたのですが
よくあるキュンキュンするラブコメ的な少女漫画原作の映画には全く興味がないのですが
普通の少女漫画とは違う、ということを聞いて期待して見に行きました。
期待通り様々なシーンでドキドキしました。
それはスリルや緊張感から来るものでもないし恋愛のドキドキでもなく不思議な感じでとても良かったです。
ですが、レイプシーンがある事で少女漫画らしさが出てしまった気がして、そうじゃないことを期待していた私としてはちょっとガッカリ。
レイプって少女漫画等にちょっとありがちなイメージだったので。
みんなの中学生から高校生への変化は、容姿中身共になんだか本当の中学生や高校生に見えてきておおってなりました。
沢山の方が書かれていますが、重岡大毅の大友はとても良かったですね笑
キスシーンには思わずキュンとしてしまいました。
それと音楽のことも書かれていますが、個人的に大森晴子の曲は好きなのですが、このシーンでこれは、敢えてなのかもしれないけれど、うーん。。と思うところはやっぱりありました。エンディングもちょっと。
ピアノの旋律の時はドキドキ感も駆り立ててくれて良かったです。
原作を見ていない自分には展開が早かったし最後はどうしてもちょっと分かりにくかったのですが好きなシーンは沢山あったし俳優の演技や全体的な雰囲気等は好きです。
正直、全体的に中途半端だったと思う。2人が恋に溺れるならもっと溺れ...
正直、全体的に中途半端だったと思う。2人が恋に溺れるならもっと溺れて欲しかったし、菅田将暉も期待していたほどかっこよくなかったなぁと思う。最初の感じが良かったのに、途中から普通の恋愛を見ているのようでした。
うーん…
正直これは漫画読んでないとわかりにくい場面が多かった気がする。そして結構カットされてる場面があるから、漫画を読んだ人からすると物足りないし、展開が早すぎる気がした。あと、大友(重岡大毅)が歌う場面があまりにも長すぎる。「え、なに、これフルで歌うの?」と思うほど長い。長すぎる。たぶん5分くらいは重岡大毅が歌う場面だったと思う。
とりあえず、この映画を観るなら観た後に漫画を読むとわかることがたくさんある。と思った。あとは、挿入歌が微妙だった。この場面でこのアップテンポ?みたいな謎な感じがあったので残念。しかし、菅田将暉はかっこよかった。
最後
最後なんだったのか?襲われたのか?夢なのか?バイクのシーンはなんなのか?原作知らないのでファンタジーにしか見えなかったです。面白かったですけど。カメラワークがあまりなく一発撮りという点では監督さん俳優さんスゴいと思いました。
天狗www
多分この監督は美しいモノにしか興味がないのだろう。
少女を撮る才能は天才的だと思わせるシーンもあったが、少年はペラッペラのアンリアル…記号的な男に友達、レイプ魔…
男性に関しては少女漫画的にしか描けないと、本作は雄弁に物語っていた。
ハッとさせるシーンはあるが、全体的に痛々しくてお寒いセンス笑鳥肌立ちました笑
ただレイプ魔の天狗お面に爆笑させて頂きました笑
監督の笑いの才能には脱帽です笑
うーん・・・
原作は読んでいないのですが・・・
原作を読んでいればわかるような内容に
なっていて
初めて観る人にはよくわからない所が
多々ありました
タイトルにもなっている 溺れるナイフ
場面 場面でナイフが出てくるのですが
何故 ナイフなのか 唐突すぎて観ているものは
わかりませんでした
きっと 原作にはしっかり描かれているのでしょうか?
ラストの方でも いきなり彼女がある小屋にいて
?何で いきなりこうなるの?
なんで?何で?と内容よりもそちらの方が気になりました
映画の編集の上で こうせざるをえなかったのでしょうか?
自然の風景は美しく 海や山での2人のシーンは
とても美しかったです
菅田くんのファンなので 観たのですが
山の中を素早く走るシーンがかっこよかった
ラストの方での 火の踊り(と言うのでしょうか?)
これもとっても感動しました・・・
主役の2人や 彼女を支える男の子など 演技はとても
良かっただけに 脚本が今ひとつで残念でした
映画として成立していない
・臨場感の全くない謎のカメラアングル
・大仰で耳障りなBGM
・心理描写の足りなさ、急展開
・カラオケまるまる一本長撮りなどのムダな描写
・田舎が舞台なのに画面解像度が低く、自然が綺麗に見えない
・カメラマンが撮影に使うカメラがどう見ても安物、荷物の梱包が適当すぎるなどの手抜きディテール
・死体遺棄してハッピーエンドはダメでしょ…全く罪悪感なさそうだし
賛否両論ありそう。
公開を今か今かと楽しみにしていました。
原作のファンであり、予告もよかったし、主題歌のバンドも好きで見ない手はないと。
・良かった点
・風景や構図
自分が海を好きなのもあると思いますが、
立入禁止の鳥居のある海の場所やチャリやバイクで走る沿道等
一つ一つの風景に圧倒されました。
あとはマニキュアのシーンと、椿を咥える部分とか。
・菅田さんと小松さん、そして重岡さんの演技
かっこいい、綺麗なんてものは勿論でしたが、
一番良かったのは重岡さんとの眉毛のくだりとか
バッティングセンターの時とか、カラオケとか。
台本通りなのかアドリブなのかわかりませんが、
自然な感じがすごくよくて、友達のカップルを近くで
見てクスクス笑う感じになれました。心が温かくなりました。
・音楽
賛否両論ありますが、エヴァで翼をください流れたり、
キューブリック好きだったりする人には違和感ないのでは。。。
曲そのものの好みはあると思うのですが、
ああいうシーンと反比例するようなテンションの曲を
入れてくるのは個人的に好きです。
・悪かった点
・展開が早すぎる
原作を読んでいた身なので、補足などは自分でしやすかったですが、
このままでは「なぜ惹かれあってるのか」
「なぜ離れようとしているのか」などが考察しづらいのではと思いました。
映画のターゲット的にもそうした考察がお好きかどうかといわれると。。。
よくも悪くも空白の多い映画だと思います。
(時系列も変わりますし、原作は大人まで描きますし、
省略される部分は仕方ないのですが)
・カナちゃんが悪キャラみたいになっている
展開が早いのもあるのですが、なつめに意中の人をとられたちょい役。
みたいになっていた上に、最後は逆恨みのように二人を遠ざけるカナちゃん。。。
本当はもっといい子です。
・心情描写が入るスキなし。
まあこれも展開が早いにつながります。
展開が早い分「え、もう好きなんすか?」
「え、もう付き合うんすか?」
「え、もう別れるんすか?」
と置いてけぼりにされる印象。
というのも、その重要なシーンになる部分に至るまでの
スピードが速いということなのですが。
またこれを加速させているのが多分ですが、
海へダイブしてなんやらこんやら、
沿道をチャリかバイクでうんたらこんたらという
似たような印象(見た目的な意味で)を受ける
シーンが多いために全体としてシーンが少なく見えるのでは
と思いました。
・溺れるナイフというタイトルについて
溺れるナイフというのは「10代の激情」をテーマにしていますが、
あまりタイトルを裏付けるような説得力といいますか、
パワーを感じなかったのは事実です。
・隣のギャル2人組(これはネタです)
隣のギャル2人が菅田さんがスクリーンに映るたびに
「菅田君かっこいー!!」と駄弁ってたのが
最悪の印象でした。何に関してもですが、
発する側の気持ちと受け取り側の気持ちが一致しないのは
仕方ないとして、メンズノンノでも眺めておけばいいのでは。
と正直に思いました。
こういう人たちをターゲットにすることでしか邦画が売れないなら、
レベルは下がって当たり前だと思います。
隣で小松菜奈かわいい!ラブですぅと喋れば気付いてくれたでしょうか。
監督が書きたかった部分にグッと力が入った面が強かったと思います。
そこが監督とうまく合う人には、もしかしたら最高の作品かも。
感情移入が…
途中から登場人物の感情の変化が急すぎて原作未読の自分にはあまり感情移入ができなかった。それに終わり方もイマイチすっきりせずよくわからなかった。ただ、全体的に暗い話の中にも大友のシーンは明るくて笑えたし、コウの火祭りのシーンの舞はとてもかっこよくてこの2点が見所だった。
嫌いじゃない
原作は読んでいない。
作者の他の漫画は読んできた。
恋愛モノの漫画が原作にありがちな中高生ターゲットにしたきゅんきゅんものとはかけ離れてた作品でよかった。
きゅんきゅんものだったらあのシーンにあの音楽はつけないだろうなぁーと思った。
すこしナツメの鬱陶しい感じとかが学生らしさがでてて、イラっとしたけどそれはそれでよかったのかもしれない。
コウちゃんの火祭りのシーンは見応えあった。
コウちゃんとナツメの目力ある作品だと思う。
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