溺れるナイフのレビュー・感想・評価
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最初はわからなかったが…
最初は見ていてどんな世界観なのかわからなかったが見ていくうちにそのわからない世界観に惹かれていき、気付いたら涙してました
主演の菅田将暉さん、小松菜奈さんはもちろん重岡大毅さんが凄く味が出ていて感動しました
こういうすっきりする惹き込まれる映画は久しぶりに見ました
友人や知人にオススメしたい作品です♡
キャスティング良き
キャスティングは原作イメージ通りでよかった。特に主演のお二人、美しさが際立ってとても良き。
原作を読んでいるから余計に、ストーリーが途切れ途切れになってしまっていてよくわからない流れになっているような気がして残念だった。
何者にでもなれた、あの頃
若し頃の全能感。
それを思い出させてくれただけで、見てよかった。
※他の方のレビューを見ていると、「展開が早すぎて分からない」が多かった。自分の場合は、「若いキャラクター設定だから、海に飛び込んだり突拍子もないことする」くらいの認識でいたので特に気にならなかったが、やはり、万人受けさせるには、まずは「分かる」ことが必要なのだと知った。
疾走感
広島弁が使われてるがロケ地は和歌山県。祖父が引退したいということで、家族4人で旅館の仕事をすることになった望月家。引っ越しのため、モデルの仕事も辞めてしまった夏芽(小松)であったが、コウ(菅田)と知り合うことで、最初は彼に勝ちたいという気持ちから徐々に惹かれていくのであった。
事件が起こったのは夏の喧嘩祭り火祭りのとき。祖父が倒れたと騙され連れ出された夏芽はストーカー男に暴行される。事態に気付いたコウは彼らを追いかけ、大事には至らなかったものの、ストーカー男に殴られ倒れてしまったコウ。夏芽を助けることが出来なかったという後悔の念から、2人は別れてしまったのだ。
ストーリー的には面白いものじゃないけど、火祭りを中心とした映像がなかなか良かった。高校に入ってから、また火祭りにて同じストーカー男に暴行されそうになるが、今度はコウはもみ合った挙句、男はナイフで自殺してしまう・・・事件は発覚しなかったのか?
最後には女優賞を取った夏芽。映像にはコウのバイクで疾走感を出しているのかもしれないが、運転してないことは明白。これなら序盤の自転車の二人乗りの方が良かったな。
エモーショナルの陳腐さ
原作ファンです。あの作品の良さ、繊細さを2時間に収めるのはやはり無理がありますね。映画をいきなり観た人にこの展開は理解できるのでしょうか。
俳優陣の演技はよかったので、構成やカメラワークの駄目さが余計に際立つ。まるで「エモい」と言われるように作られた映画のようで残念でした。
山戸結希の惜しさがにじむ作品、胃もたれする危なっかしい恋の行方
山戸結希作品は『ホットギミック』以外あんまり刺さっていない。今作も期待しすぎたのか、胃もたれした。味付けしすぎなんだと思う。劇的に描こうとしすぎて、こっちが溺れた感じ。
『21世紀の女の子』を観てから、山戸結希が少女マンガ原作を監督するのは、ある種、才能の搾取だと思っている。彼女が引き出す「女の子」はいつだって聖域にいて、時折、危ない雰囲気を存分に醸し出す。ただ、漫画原作となると、それが伝えたい範疇を超えないようにセーブされている気がするからだ。今作も走ってはいるものの、どこと無く伝わってこない。パンチは来るけどポカンとする。やはりこの人はオリジナルを描くべきではないか。
中学生編はキラキラと輝き、劇的な出会いと衝動をこちらにも浴びせる。破られることのない世界と、程良い拙さが光る。一方の高校生編は、役者以外あまり褒められるところはないと思う。カナも大友も大人になっていて、夏芽の心だけ冷え切ったような綻びを感じる。そうした香りが役者から放たれているのは良いのだが、関係性の清算と再出発が提示されたとはあまり思えない。寧ろこじれてないか。序盤に感じたセンセーショナルなカメラワークもうるさく思えて、音楽もムーラボかってくらい流す。コレでもかと入れるのでなかなか見にくかった。そういう意味では、『ホットギミック』がかなり改善されていたと思う。
もちろん、彼女のセンスは群を抜いているし、今後おもしろい作品をバンバン出していくんだろうとは思う。ただ、今作が称えられるほどの作品ではない。ちょっとバランスと配分が違っていたらまた評価が変わる気がする。
あまりに少女漫画にありがちなストーリーで陳腐。先が読めてびっくり。...
あまりに少女漫画にありがちなストーリーで陳腐。先が読めてびっくり。
これが人気なんだっていうんだからまぁ普遍なんだろう。
うちでは駆け出しのへたくそな女優さんを愛情を込めて『ダイコンちゃん』と呼ぶのだが正に主人公が『ダイコンちゃん』。この子うまくなるかなぁ…。
画も曲も切り貼りが唐突で、シーンとしてはきれいなんだけど、いちいち流れが途切れる感じが冷める。
途中、場面が変わった途端激しめの曲が大音量で流れて、もうエンディングか!と思ったらまだ中盤だった。紛らわしい。あの曲の意図もよくわからないシーンだったしなんだったんだ。
そんなふうに現実に引き戻される所多々。
主題歌とからしく、いきなりドレスコーズの曲が流れてきてびっくり。この映画と合うか?
なんで観ようと思ったんだっけ?
そうそう菅田将暉くんがカッコ良さそうだったからだ。それはあたり。
☆一つと言いたいところだけどカッコ良かったので二つ。
うーん
気になってて、Huluで観ました。
多分よく分からない系だろうなと思ってたら想像通りで、自分の感性では世界観が理解出来なかった(笑)
菅田将暉と小松菜奈の綺麗さだけで観てたかな。
あと重岡君がいい味だしてた。うわーなんかいいなぁこのうぶな感じ。と思ってニヤニヤしてしまった
菅田将暉観賞用
金髪✖️菅田将暉=100点
ストーリーはよく分からないし正直つまらない。
感性がゆたかだとなにか感じ取れるのかもね。
私は好きだけど、嫌いな映画。上手く伝えられないかな、そんな映画。たまに見てる。美しい菅田将暉を見るために、、、
おら東京さ行ぐだ
ずっと気になっていた作品。
原作は17巻にも及ぶ名作漫画らしい。
予告やポスターからはキラキラ青春系の量産型に見えますが、リアルカップルの菅田×小松コンビならきっとなんかあるだろうと思いながら…
前半は映像が美しいけれど、展開が早くいまいちついていけない。
山戸結希監督だからというのも、期待していた理由なんだけれど、なんか…
しかし、やはり後半で展開がガラッと変わりましたね。
レイプという青春には似つかわないような重く深刻な話。
でも、女性監督だからか女性からの叫び、苦しみがとてもリアルに表現されていたと思います。
後半になってからも、最後まで想像のつかないラスト。
最後の最後でタイトルの意味を理解しました。
コウちゃんが振り回す松明、そしてコウちゃんの表情。
可愛く振る舞っていたカナも恐ろしいほどの睨みを利かせ、夏芽も女優魂を魅せる。
結論から言うと、やはり正直分かりませんでした。
だけれど、ハッピーエンドであり、バッドエンドな物凄い勢いは伝わってきます。
何気ない会話から、それぞれの気持ちの繋がりが見えてくるのもエモくて素敵でした。
とにかく映像美と俳優陣の演技力は間違いなし。
コウちゃんのふさふさとした金髪、愛を象徴するかのような椿の赤、青春の透き通るような純粋な水。
近年の作品でここまで田舎の自然の美しさを表せている映画はない気がします。
急にアップになったりする撮り方はあまり好きではありませんが、とても工夫して撮っているんだろうなと感じることができました。
菅田将暉、小松菜奈、上白石萌音の演技力は勿論良かったんですが、MVPは重岡大毅。
ジャニーズだから舐めていました、ごめんなさい。
志磨遼平さんのクネクネヘニョヘニョとした演技、毎度トラウマだけど今回は大丈夫だった市川美和子さん、ミッキー・カーチスさんも流石の存在感。
レイプ犯役の方も迫真の演技で、どの人も役柄に似合っていました。
金髪菅田将暉は最強で最狂。
こういう菅田将暉が見たかったというビジョンそのまんまでした。
原作等でストーリーをもう一度脳内に取り込んで、また観たいなと思います。
うまくまとめた
原作ファンですが、満足です。
映画化決まる前から、実写化するなら菅田将暉と小松菜奈と思っていたので、この2人で大満足!重岡くんはイメージと違ったけど…。内容は限られた時間なのでトントン進んで残念ですが、割とまとまってたと思います。
原作読んだことない人はぜひ読んで欲しい!
映画とは勿論エンドは違うし、小学生編から始まるので濃い内容のコミックです。
ポイ捨て禁止
原作未読。最後まできて菅田将暉演じる役の位置づけに理解が及ぶが、冒頭よりそういった神秘性は感じられず、ただ粗野で不躾な高慢な若者にしか見えず、他方、小松菜奈も外見的な美しさを除けば、何の魅力も感じさせることがなく、唐突な流れで、菅田将暉に引き寄せられ狂い始めるため、単にマゾ気質の持ち主にしか見えなかった。そういった序盤の掛け違いからか、終始、疑問の連続で、観た感想は、もっとまともな映画になりえたのでは?という疑問。
音楽の使い方が酷くて、演技の真っ最中にもかかわらず旋律が割り込んでくる。どっちかの音を切ってくれと思った回数多数。レイプシーンで助けが来る来ないの所で、シンバルばんばん鳴らすのは悪趣味である。
台詞回しは心情を明らかにしすぎるきらいがある。上白石萌音の陰のある表現がよく、大友役が役どころにはまっているのに好感。他方、かかってくる電話や授賞式の司会など、演出したのか疑問が残る表現が気になった。
恋に溺れちゃう。
小松菜奈と菅田将暉の恋愛story。
菜奈ちゃんの素朴さと笑顔。泣き顔。あどけなさもあり今も同じで変わらない印象を持ちます。
菅田将暉と共演で糸を思い出しますが、仲の良さが何となく。わかる。(思い込み)
私は重岡君の方が好感を持ちましたが。
重岡君とはいつも楽しそうで。いつも笑顔で笑っていた。(笑わせてくれた)
でも、菅田くんの魅力には勝てません。
ふたりの絆は引き合って離れない。
なぜこんなにも惹き合うのか菜奈ちゃんの演技が素晴らしい。鋭い目をした菅田将暉もよかった。
作品的は10代の多感で一途なふたりの恋愛ものでした。ふたりの原点を知るには良かったです。
年齢設定に無理が…
俳優陣は人気もあるし嫌いな人たちではないけれど、原作が中学生で
その年齢だからこそのきらめきや未熟で幼い尖った部分を描いた話だったので
どうしても感じられる主演ふたりの色々わかってしまってる大人な雰囲気に最後まで違和感が拭えなかった
ふたりがそれっぽく演じたイメージビデオ的な…
まだ経験の浅い、ギラギラしたような美しい10代の新人俳優さんとかいなかったのか
興行収入のこともあるだろうから仕方ないのかもしれないけど、この作品はそういう俳優さんでやってほしかった
唯一上白石さんはハマり役!
あと、重岡大毅さんも原作とは少し雰囲気が違うけどいい演技であの役にはキュンとしました。
話題の二人だから・・・
Huluで鑑賞。
現在、『糸』でも共演している二人。二人とも俳優としては、とても好きな俳優さんだし、演技力も認めます。海や港町の風景もノスタルジーを誘いよかったと思います。
しかし、展開が雑すぎて、突っ込みどころがたくさんあった。早々に、夏芽がコウに惹かれる理由やレイプ事件の後の離れる理由も、思春期の屈折なのかあまりよく読み取れなかった。
また、最後の展開にカナまで参戦し、最後がはっきりしないで終わってしまうのも消化不良。もう少し丁寧に仕上げてほしかった。
ただ、菅田君と小松さんだからこそ、見入ってしまうシーンも数多く、二人の演技があまりに素の感じがして、このころから意識していたのかなぁ…なんて観てしまいました。
表現力
菅田将暉くんと小松菜奈ちゃんの演技が素晴らしかったです。このお二人に注目しがちな映画ですが、勝利役として出演されていた重岡大毅くんの演技が最高でした。初めて彼の存在を知り初めて演技を拝見しましたが、ある意味ジャニーズらしくない演技でとても素敵でした。なつめが勝利に別れを求めるシーンで、振られて男泣きしながら歌うシーン、とても泣きました。
溺れるナイフは難しい話だと感じましたが、典型的な恋愛映画とは全く違う、時々リアルさもある作品でとても面白かったです。
初めてこの作品を見てから半年が経ちますが、今では自分の好きな作品の1つでもあります。
素敵な映画に出会えてよかったです。
【”コウちゃんは私の神さん!” 移ろいゆく若き男女達の”青の時代”を山戸結希監督が鮮烈に描き出した作品。幻想的な火祭りのシーン、海の美しさも印象的な作品でもある。】
ー人気モデル望月夏芽(小松奈々)は15歳の夏、海沿いの田舎町浮雲町に越してくる。何もないように見える町で、彼女はコウ(菅田将暉)という傲慢だが、自由で容姿端麗な町をまとめる神主一族の跡取り息子と出会う・・。又、二人のクラスメイト、大友君(重岡大毅)とカナさん(上白石萌音)とも・・。-
■印象的な場面
1.二人の出会いの場面。
ー”一発”で惹かれあったよね・・。
コウのセリフ”この島のモンは、全て俺のモンじゃ!”ー
2.二人がお互いの青数珠と赤のパワーストーンを交換する場面。
-コウが夏芽を”何があっても、守る!”という気持ち。ー
3.夏芽がストーカー男に連れ去られる場面。夏芽から貰った赤のパワーストーンが砕け散ったことで、異変を察したコウが誰より早く、助けに駆け付けるがストーカー男に反撃され・・。
-男としては、落ち込むよなあ・・。-
4.皆、高校生になり、事件の影響でコウとも別れ静かに過ごす夏芽を大友君が、労わる場面。そして、同級生の女子たちが根拠のない噂話をしていることに対し、”品がない!”と吐き捨てるシーン。
-大友君の夏芽への想いがよく分かる。そして、二人は・・。-
5.随所で出てくる幻想的な”火祭り”のシーン。2回のストーカー男の襲撃とシンクロさせている。
-ストーカー男が再び現れ、夏芽を襲うが、”幻想的な夢の中”コウとカナさんがナイフで・・。そして、カナは幼いころからコウに抱いていた想いを強い目で、夏芽に告げる・・。-
<傷ついた二人が、再び場所は違えど、再び輝きを取り戻し、一歩を踏み出す過程を鮮烈に描き出した作品。
主要キャラクター4人の姿と演じられた若き俳優さんたちの姿が印象的な作品でもある。>
■山戸結希監督は当方の居住区出身の方。この映画は、定期的に上映されている・・。
<2016年12月 劇場にて鑑賞>
<2020年7月26日 別媒体にて鑑賞>
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