劇場公開日 2016年6月18日

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「三浦友和というメジャーな俳優がとことんいやな男を演じきった。 見ていて楽しい映画であるわけはないが、 見応えがある映画だった。」葛城事件 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0三浦友和というメジャーな俳優がとことんいやな男を演じきった。 見ていて楽しい映画であるわけはないが、 見応えがある映画だった。

2024年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

動画配信で映画「葛城事件」を見た。

2016年製作/120分/PG12/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2016年6月18日

三浦友和(葛城清)
南果歩(葛城伸子)
新井浩文(葛城保)
若葉竜也(葛城稔)
田中麗奈(星野順子)

監督
赤堀雅秋
原作
赤堀雅秋

赤堀雅秋監督といえば、個人的には監督というよりも、
「東京プレイボーイクラブ」のヤクザの次男役が印象深い。

葛城清(三浦友和)は親から引き継いだ、客が誰も来ないような金物店を営んでいる。

妻(南果歩)も2人の息子も清には従順だった。
清は自己中心的で、自分の考えに従わない者にはとことん攻撃的だった。

次男(若葉竜也)はアルバイトが長続きしないニートだった。
長男(新井浩文)はリストラされたが、そのことを誰にも言えずに数か月を過ごした。

2人の子供がいた長男は突然命を絶った。

次男は駅での通り魔で8人を死傷させた。
次男は死刑判決を受ける。

星野順子(田中麗奈)は何故だかわからないが、
死刑囚の次男の押し掛け女房になった。
その理由は死刑という制度に不満だったから。

順子は誰にも理解されず、
結果的に自分の家族も失った。

清の家にはやじ馬が押しかけ、
家はやじ馬が書いた落書きだらけだった。

三浦友和というメジャーな俳優がとことんいやな男を演じきった。

見ていて楽しい映画であるわけはないが、
見応えがある映画だった。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック