「ロマンチック!」フランス組曲 らいぴゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンチック!
ロマンチックな映画!
第2次大戦中、ドイツ軍がフランスに侵攻し
ドイツ兵と、住居を提供させられた家の若妻の
許されぬ愛。
静かに流れるピアノ曲のように、
ふたりの気持ちもゆっくりと近づいていく。
でも状況が状況なので、もちろんすんなりとはいかない。
ほんとせつないんですね。
一番印象的なシーンは、ヒロインが彼に会いに行って、彼が
いつかまた君にあえるだろう
兵士としてではなく
君はきづかないだろう
っておでこをくっつけてささやくところですね……
哀しくも甘くせつなく
キュンキュンでした。
配役すごくよくて、ヒロインは最初は、
気の強い義母に振り回される弱い感じのヒトだったのが、だんだん顔もしっかりしてきて自分の意思でなんでもするようになってきます。
義母も、ただ高慢な奥様だと思ってたら
最後は案外いい人だったりします。
戦争は色々な悲しみを生むなあ、とまた
あらためて思う作品です。
この原作が未完だとは、まったくもったいない。
それをもってしてもやはり、戦争憎むべし。
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